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【秋元隆良の奇跡の写真】吉兆の黄金龍 霊峰に現る

2020/04/27

龍雲

 富士五湖の一つである精進湖(しょうじこ)は、観光開発があまりされていないため、樹海が湖まで広がっていて、東洋のスイス「ジャパン・ショージ」と称えられる美しさで世界に知られています。
 富士山を信仰する参拝者が、この湖で体を清め、精進したことが名前の由来で、湖畔に立つと、手前の大室山を抱きかかえているような富士山を見ることができ、その景観は子抱富士と言われます。大室山は、青木ヶ原樹海に浮かぶ山として、山登りをする人には、気になる山のようです。
 湖畔は、富士山を撮影する際に、子抱き富士をアクセントにできるため、人気のある場所になっています。
 
 私が撮影に訪れた際、富士山と大室山の間に不思議な雲が流れ行くのに出会いました。
 龍のような形をしていて、黄金色に光り輝く雲で、霊峰・富士と樹海に浮かぶ大室山の間を流れ行く姿は、とても神秘的な印象を受けました。
 龍のような形をした雲は、龍雲と呼ばれ、現れたときには幸運が舞い込む知らせと言われる縁起のよい現象とされています。
 最近では、竜雲の画像を携帯電話の待ち受けにする人も多いと聞きます。このことからも、龍雲の写真は運気が上がる写真として確立されていると言ってよいでしょう。

(秋元隆良)