首都圏のビジネスパーソンにはおなじみの「名代(なだい)富士そば」。その人気メニューの「紅生姜天そば」がカップ麺になっています。なじみ深いあの味が自宅で手軽に食べられるのは嬉しい限り。さっそく実食です!
身体の芯から温まる! ショウガは冬にピッタリの食材
寒さが身に染みてくる年末年始、冷えきった身体をしっかり温めて体調を維持していきたいものですね。ストーブやお風呂などが身体の外から温めるとすれば、食材で身体の中からポカポカ暖かくするのも有効です。
寒さ対策になる食材はいくつかありますが、『ゆほびか』はじめ健康雑誌でこの時期よく取り上げられるのが「ショウガ」です。胃腸や内臓の働きをよくしてくれるほか、代謝が高まり身体の芯から温める効果があることはご存知のとおり、冬真っただ中のこの時期にはとても重宝します。
ショウガは、寿司のガリで、すりおろして薬味に、煮魚のにおい消しを兼ねて、おしゃれにジンジャーエールで、といった摂り方がありますが、パッと思い浮かぶのは紅ショウガではないでしょうか。
牛丼や焼きそば、豚骨ラーメンの脇役でありながらも、その鮮やかな赤色や酢漬けの爽やかな辛みは存在感抜群。見た目でも味でも料理のアクセントになります。その普段は脇役感の強い紅ショウガですが、主役に据えても素晴らしいパフォーマンスを発揮します。代表的なのは天ぷらで、とくに関西で紅ショウガ天はメジャーな天ぷらの具材です。
富士そばの「紅生姜天そば」は冬こそ食べたいひと品

関東で「紅ショウガ天」と聞くと、首都圏で展開するそばチェーン店「名代富士そば」の「紅生姜天そば」を連想する方も多いことでしょう。サクサクの紅ショウガ天は、温かいそばにのって相性は二重丸。のど越しの良いそばから漂う香りと、だしつゆの旨味で、かけそばのホワホワとした心地よさを味わう中で、割って入ってくるかのように衣をまとった紅ショウガ天の刺激が、また何とも言えず快いですね。
「肉骨茶(バクテー)そば」などの新顔も出て、新旧メニューがひしめき合う中、すでに王道の貫禄すらある紅生姜天そば。チェーン店でありながら、店舗ごとのバラエティが豊かすぎるオリジナルメニューを楽しめるのも富士そばの大きな魅力ですが、本記事筆者の私にとっては「紅生姜天そば」と「カレーかつ丼」は至高のツートップ。ランチタイムにささやかな幸せを味わいます。
そんな富士そばの紅生姜天そばがカップになっているとの知らせが。仕事の合間に味わう幸せに自宅でも包まれたなら、どんなに最高でしょう。まずはとにかく食べてみたい!
実は1年ぶりの再販売。なかなか見当たらない!

「うまいヌードル・ニュータッチ♪」でおなじみのヤマダイから発売されている「ニュータッチ 名代富士そば紅生姜天そば」(希望小売価格・税別240円)。2020年11月9日に販売を開始していますが、もともとは2019年に期間限定で発売され、反響が大きく再度発売になったという商品です。
もうすっかり口は紅生姜天そばを迎えるモードになっています。しかしスーパーやコンビニを巡っても見かけません。5軒ハシゴしてもありません。今回も期間限定の商品ゆえ、まさかの出遅れが頭をよぎりますが、検索してみると通販サイトで購入できました。紅生姜天そばの口をおさめて待つこと数日、自宅に届きました!
そばがうまい! ワカメ・ネギもちゃんと再現
カップを開け、かやく袋を麺の上にまけてお湯を注いて5分、液体つゆを混ぜ、主役の紅ショウガ天をのせて完成です。真紅の紅ショウガ天が鮮やかすぎる!

まずは麺を一口、ノンフライ麺のそばの食感がすばらしい! 紅ショウガ天の期待が先走り麺はノーマークでしたが、このそばをすするだけでも価値あり。紅ショウガ天は、揚げたてのお店のものと比べるのはナンセンスではあるものの、カップ麺でこのかき揚げはなかなかのものです。食べ進めていくと、酢漬けショウガの香りを感じられます。
濃い関東風の醤油だしつゆが天ぷらの油と合わさったコク深さは、まさに富士そばのそれであり、ワカメとネギもしっかり再現されています。美味しい一杯でした。
富士そばの店内BGMといえば演歌・歌謡曲ですね。在宅勤務をしていても、お昼に自宅で歌謡曲を流しながら麺をすすれば、自宅がいつもの富士そばのよう。気分も上がるというものです。
冷えた身体に染み入る紅生姜天そばは、冬に嬉しい逸品です。間もなく2020年も終わりますが、年越しそばにもピッタリ! カップ麺は期間限定商品ですので、早めのお試しをお勧めします。
※価格は2020年12月時点のものです。店舗により取扱いのない場合があります。