ゆほびか ゆほびか
  • 文字サイズの変更
  • 大
  • 中
  • 小
  • SNS
  • twitter
  • facebook
  • instagram

【本田健】10代〜60代以降まで年代別に知っておきたい 「お金との向き合い方」

2020/12/21

 本稿でお伝えしたいことはシンプルです。それは、「人生で、ちゃんとお金と向き合うと、その後は、お金に恵まれた人生を送ることができる」ということです。

 10代からお金と向き合えば、一生お金に困ることはないと思います。20代でお金と向き合わなかったら、30代で痛い目にあうことでしょう。30代でもお金に向き合わなければ、40代以降に困る可能性があります。

 30代まで派遣という形で働いていたけれど、40代で派遣切りにあって、その後は仕事が見つからない、ということもあり得ます。そしてお金をじゅうぶん稼げないで、生活に行き詰まるかもしれません。

 仕事を急に辞めさせられたり、再就職できても不安定だったり、時給が低かったりするのです。また、年齢を重ねると、体力的にも、できる仕事とできない仕事が出てきます。
お金と向き合わなかったツケは、人生のどこかで払うことになる、と知っておいたほうがいいでしょう。

今までのモデルは通用しない時代

 あなたが今どのような状態にあっても、5~10年あれば、収入や貯蓄といったトータルでの経済状態を劇的に変えることは不可能ではありません。けれども、そのためには、お金・仕事・自分に、真剣に向き合わなければなりません。

 そして、地道に1つずつコツコツ実践して、生活を具体的に変化させていくことが必要になります。

 特に今の女性で、お金、仕事、生き方で悩んでいるかたが多いのは、時代が変化しているにもかかわらず、自分の両親の世代をモデルにしている人が多いからだと思います。

両親の世代では、終身雇用が当たり前でしたし、社会全体が右肩上がりに経済発展したので、専業主婦でも暮らしていくことができました。

 ところが現在では、どんな会社もいつ経営破綻するかわかりません。結婚しても3組に1人は離婚する時代です。今までのモデルは通用しないのです。

 そこでここでは、年代別に必須のお金との向き合い方をご紹介します。

●10~20代は「貯める習慣」を身につける

 10〜20代の女性は、お金を貯めることよりも、そのお金でできる体験を優先するほうが、のちの人生がおもしろくなることは確かです。

 そうは言っても、若い時から貯金の習慣を身につけておくことは大切です。「お金に余裕ができたら貯金をしよう」と考えていても、肝心の「お金に余裕ができる日」はなかなかやってこないからです。

 30代以上のかたで、ドキッとしたかたも多いかもしれません。今からでも、毎月1000円ずつでも貯めていく習慣をつけましょう。

 ただし、無理に貯金をすることはありません。節約好きな人ほど、旅行とか友人との食事、洋服や化粧品などにかけるお金を「無駄遣い」ととらえることがあります。

 ですが、「自分がどういう人生を送りたいのか」を考える上で、ある程度お金を使うことは必要です。

 また、美しく装ったり楽しい時間を過ごしたりするのは、人生の喜びでもあります。それは決して無駄遣いと言い切れないでしょう。

 自分はどんな働き方をしたいか、収入はどれぐらい得たいか、資格を取って働きたいか、才能で生きていきたいか、安定した会社で働きたいか、お金持ちの男性と結婚して玉の輿の生活をしたいか。これらは若いうちにきちんとお金を使って経験を積むことで見えてくるでしょう。

 20代の女性は、一生のうちで最も人からお金を出してもらうことが多い年代です。誰かにご馳走してもらったり、お金を出してもらったりする機会が多いのです。

 それは悪いことではありませんが、「これは20代に特有のことだ」と覚えておいたほうがいいと思います。そのままの感覚で行くと、30代で痛い目にあうかもしれません。

●30代は「人生プラン」をはっきりさせる

 30代から自分の社会的な居場所が決まる女性は多いです。例えば、結婚しているかいないか、子どもがいるかいないかで、女性の30代には大きな違いが出てきます。

 そのため30代になると、学生時代の友達と会ったときに「話がなんだか合わなくなってきた」と感じることも多いでしょう。

 主婦なら、夫の年収で生活が変わります。例えば日用品にどのようなレベルのものを使うのか、旅行はどこへ行くのか、美容院に月に何回通うのか、どんな化粧品を使うのか、そういったことも変わります。

 仕事をしている人では、30代ぐらいからプロジェクトを任されたりライフワークで成功する人も増えてきます。子育てで忙しく、自分の時間がない人もいれば、まだ親元にいてのんびりとした生活をしている人もいるでしょう。

 肝心なのは、どれが正しいということはなく、自分で選べる、ということです。自分がどうしたいのか、人生のプランをはっきりさせ、「もし理想と異なるのであれば、現状がどうなっているのか」を冷静に見てください。

●40代は「生涯の収入・支出」を見極める

 30代までは経済的に安定していなくても、40代になったらよくも悪くも落ち着きます。それは先が見えてくるということでもあります。

 自分が一生の間にどのぐらいのお金を稼げるのか、どのぐらいのお金を使えるのか、生活レベルはどれぐらいなのかも、40代になると何となくわかるものです。

 例えば自分の収入は生涯賃金としていくらもらえるのか。夫と合算するとどれぐらいなのか。これから必要な額はどれぐらいなのか。自分が自由に使えるお金はどれぐらいなのか。ちょっと計算してみるとわかるでしょう。

 結婚している・していない、子どもがいる・いない、子どもの人数などで変わってきます。

 40代で注意したいのは、子どもが高等教育を受け始めるために、家計が破綻スレスレになったり、あるいは20代30代で贅沢な生活をしていたために財布のひもを引き締められなくなったりすることです。

 そうならないためには、40代以降の「お金の計画」をしっかりと立てる必要があります。


●50代は「老後の備え」を考えておく

 もしあなたが会社員だったら定年まであと10年しかありません。その間が会社員として稼げる最後の10年です。
 子育てをしながら働いてきた人は、会社員人生でも大変なことが多々あったでしょう。独身で仕事に打ち込んできた人は、50代で私の人生はこれでよかったのかなと思うこともあると思います。

 この年代でも役職についている人と、そうではない人がいます。役職についていない人は、若い頃とさほど変わらない給料で働いているかもしれません。

 50代以降になると病気になることも増えてきます。贅沢をしていないのでお金に困らないという人も、一度病気になるとお金に困るようになるということもよくあります。

 老後に備えて、さまざまな準備をする時期が50代です。定年退職を迎えた後に稼ぎたいのか、稼ぐ道があるのか、就職できるのか、自分のキャリアとも相談をしてみましょう。

●60代以降は「豊かさと幸せ」をつかむ

 普通にしていると、収入源が新しく増えるということはあまり期待できないでしょう。そうなると、今手元にあるお金をどうやって守っていくのかが大切です。

 自分が死ぬときまでどのような生活するのかをイメージしてそれに見合った生活をしていく必要があります。慎ましく生活をしようと思う人もいれば、ここからお金の流れを作り出して豊かに暮らそうと言う人もいるでしょう。正解はその人にしかわかりません。

 最近では70代以降でも驚くほど若々しい人がたくさんいます。培ってきた経験を生かして60代70代でお金を稼ぐことは可能だと思います。その時、周囲の人に喜ばれながら自分も楽しく稼ぐことは、この年代だからこそできると思います。

 例えば子育てを一生懸命やってきた人なら、子育てや学びに関する仕事が考えられます。
 カルチャーセンターなどで自分の仕事の専門分野や、自分の大好きなことに関する講座で人に教えるということもできるでしょう。

 60代になるまでに、自分が送ってきた人生のすべてが、60代以降の収入につながる可能性があるのです。

関連記事