特に日本人と相性がいい神様
私は延べ2万人以上のかたに、人生を好転させるお手伝いをしてきました。そのお手伝いでは、さまざまな神様にご協力いただいています。
そのなかでも、特に日本人と相性がいい神様がいます。今回は、そんな日本人向けの開運できるヘビの神様「宇賀福神」さまをご紹介します。
最初に、私が宇賀福神さまからいただいたご利益をお話ししましょう。
幼稚園のときに、裏庭で遊んでいたら、にっこりと笑っている宇賀福神さまに出会ったのです。ちょうど全長50㎝のサイズで、半獣神という神秘的な姿に非常に惹かれました。
私が宇賀福神さまと出会った直後に、父が転職しました。その結果、今までより給料が上がったのです。
さらにその後、父がもともと勤めていた会社で、1万人もの社員が人員削減されました。転職により、経済的な危機から免れられたのです。
その他にも、すぐに妹が誕生しました。我が家に、うれしい転機が次々と訪れたのです。
弁財天さまの頭上に乗る宇賀福神さま
そもそも宇賀福神さまは、五穀豊穣や恵みをもたらす農業の神様です。
ご利益は、個人の才能や強みを引き出し、自分がブレないようにしてくれます。それが収入アップなどにつながり、金運向上にも結び付くのです。
また、転機が訪れて人生が好転したり、福が舞い込んだりすることもよくあります。
体調や人間関係がよくなることもあります。金運のほかにも日々の生活の質を上げてくれる、オールマイティな神様なのです。
宇賀福神さまは、頭が人で首から下はヘビの姿をしています。日本古来の神道の根底にある、白ヘビ信仰の元祖とも言える神様です。
白ヘビ信仰は、山や海、河川に棲む万能な生物のヘビを崇め、雨乞いをして五穀豊穣や子孫繁栄を祈願します。また、河川の氾濫や海の洪水などの自然災害を鎮めるためにも祀られます。
ヘビの生きながら脱皮する様は、再生や永遠の命が想起されます。さらに、人間だとひとたまりもなく死んでしまう毒をヘビは持っています。このような、神秘的で恐ろしくもある有様が、神様として捉えられるのにぴったりだったのでしょう。
ところで、昨今話題の龍神さまは、古代中国で九頭の神獣から象られた神様です。権力や皇帝の象徴である龍神さまよりも、日本古来にルーツを持つ宇賀福神さまのほうが、日本人には合うと私は考えます。
宇賀福神さまは、弁財天さまと同一神とされることがあります。これは、神仏習合によるものです。明治以前の日本では、土着の神様と仏教が融合し、一つの信仰体系として再構成されることがありました。これが神仏習合です。
神仏習合の影響から、弁財天さまの頭上に宇賀福神さまが乗っていることもあります。ともに古くから、時代に応じて姿を変えながら、祀られてきたのです。
才能を引き出すようにお願いするのがポイント
宇賀福神さまが祀られている代表的な寺社には、鎌倉の銭洗弁財天宇賀福神社があります。
私も初めてお参りした翌日から、鑑定の予約が2、3倍に増えました。ほかにも大きな仕事が決まるなど、仕事面でいい転機が訪れました。
私といっしょに宇賀福神さまをお参りしたかたは、さまざまなご利益を3カ月くらいで授かっています。ご利益が非常に早く現れる神様なのです。
宇賀福神さまや弁財天さまをお祀りする寺社は、全国にたくさんあるので、ぜひお参りしてみてください。
お参りするときは、前日はお風呂に浸かり、当日、寺社に着いたら手水舎で手や口を清めるようにしましょう。髪は不浄なものがたまりやすいので、落ちないように結ぶこともたいせつです。
寺社によって、ご利益を得る参拝の仕方があるので、神職や住職のかたに順序を聞いてみてください。
宇賀福神さまは、自分の才能や強みを高め、お金が得られるようになる神様です。「自分の強みや才能を引き出してください」とお願いすると、成就しやすいでしょう。