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【秋元隆良の奇跡の写真】春告げる湧き立つ細雲

2020/02/22

春を表す言葉に「おぼろ月」があります。おぼろ月とは、霧や靄  などに包まれて、ほのかにかすんで見える春の夜の月を指す言葉です。このところ、霧が出る日も出始めてきて、春が近づいていることを感じます。

この写真は、おぼろ月ならぬ〝おぼろ太陽〟ともいえる、靄がかかってかすんで見える太陽をとらえたものです。まるで花が咲いたように美しく見えます。

空は、光や色を刻々と変えて神秘な姿を見せてくれます。大気光学現象の「環水平アーク」もその一つで、虹色の光が横に伸びるように頭上に現れる大変稀な現象です。
その不思議な虹色の輝きから、昇りゆく細かな雲が太陽を包んで「光冠現象」を起こしていました。
稀に太陽の周りに虹色の円盤状の輝きが見えるときがあります。「光環現象」と表現されますが、出合ったのは、細雲が絡まってできた極まれな「光冠現象」でした。
上空の光景は、太陽の周りに花びらをつけた感じで、大空をキャンパスにして天空に花が咲いたような不思議な一瞬でした。
写真は、「環水平アーク」より気泡のように昇りゆく雲が演出した「光冠」を同時に収めたカットで、超自然現象が重なり合って作り出したメルヘン絵画のような一枚です

(秋元隆良)

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