幸運や不運は道連れを求める
「運を変えたければ、つきあう人を変えなさい」。これは、私がコンサルティングしている経営者に伝える最初のアドバイスです。
人は、日ごろ一緒にいる身近な人から強い影響を受けています。運のいい人、成功している人の近くにいれば、その人たちの考え方や行動、習慣に影響を受け、運がよくなる方向に変わっていきます。
反対に運の悪い人の近くにいれば、どうしてもそちらに引っ張られてしまいます。幸運や不運は、道連れを求めるのです。
いい運を呼び込むことで仕事に成功した人はたいてい、いい運を持っている部下や仲間に囲まれています。反対にツイていない人の周りは、ツイていない人ばかり集まっているものです。
自分の運を上げたければ、運のいい人と親しくすることです。運をリセットするのに最も簡単な方法が、つきあう人を変えることなのです。
年収が3倍以上の人とつきあうと財運が上がる
人とのつきあいは、その人が10年、20年かけて築いてきた知恵や知識という資産を分けてもらい、運を運んできてもらうことでもあります。
そうした人間関係を、一般に人脈といいますが、人脈には「運脈」「財脈」「徳脈」の3種類があることを知っておきましょう。
運全体を上げてくれるような人脈を「運脈」と呼びます。自分よりも圧倒的に運がよいと思う人とおつきあいすることで、運氣を高めることができます。
「財脈」は、お金に関する運、「財運」をよくする人脈です。最低でも自分の年収の3倍以上の人とおつきあいすることで、「財運」を高めることができます。
「徳脈」は、自分の精神性を高めてくれる人脈です。自分よりも心が純粋な人、意識の高い人、徳の高い人とおつきあいすることで、自らの精神性も人徳も高まっていきます。
自分の目標に合わせて、いずれかの人脈を作ってもいいし、3つの人脈を組み合わせてもいいでしょう。
その一方で、あなた自身も「もう一度会いたくなる人」にならなければなりません。それは、次の3要素を持つ人です。
①有益でホットな情報を持っている
②ヒントや気づきを与えてくれる
③自分を元気にしてくれる
このように、会う人の運気をアップさせられる人になれば、より人脈を引き寄せられるのです。