日本三大パワースポットの一つとされる、長野県伊那市の 分杭峠。強力な氣場が点在するとされますが、中でも多くの人が訪れる有名な氣場が2カ所あります。下記の概略マップで「気」と記されている場所です。
シャトルバスに乗って分杭峠を訪れると、峠の標高が記された有名な看板があり、そこから少し下った場所に案内所やトイレが設置された広場があります。
これらの付近を林道が走っているのですが、多くの人が訪れるのは、林道の下にある桂の木付近と、林道の奥にある水場 の2ヵ所になります。
最も有名かつ人気なのが前者、すなわち林道沿いの斜面下(北側)にある桂の木付近の気場で、広場から「気場」という案内板に従い、緩やかな下りの小道を100m進むと到着します。
この気場が最も有名な理由は、平成7年に初めて気功師によって発見された場所だからです。この発見がなければ、分杭峠がパワースポットとして知られることはありませんでした。
初めて気場が発見されたときの様子を、その現場に立ち会った宮本高行さんはこう語ります。
「 当時、伊那谷のダム工事事務所に赴任していた私は、地域振興を目的として伊那谷の気のよさ、強さを打ち出すというプロジェクトに関わっていました。
私は以前から、秋葉街道(※)こそ「気の道」であるとにらんでいました。
そこで、分杭峠をスタート地点とし、そこから秋葉街道に沿って移動しつつ、 高名な気功師の張志祥先生に場の診断をしていただくというプランを立てていたのです。
※秋葉街道とは、長野県の上田市から茅野市を経由して静岡県浜松市の秋葉神社に至る道のこと。
分杭峠では、長谷村(当時)の村長らと待ち合わせて挨拶をするだけの予定でした。ところが、挨拶が終わると、張先生がお一人で斜面を駆け下りたり、瞑想をされたりした後、「この方角(東)に行きたいが、道はありますか?」と仰いました。
私が林道があるのをご説明すると、先生はその林道を早足で進まれ、5、6分歩くと、目を閉じ、しばし佇まれました。まもなく先生は「先ほどの場所とここの間に、いい場所があります」と仰ったのです。
先生は林道をスタート地点へと戻り始めました。相当の距離を戻ったときに、先生は興奮気味に林道の斜面の下のほうを示しながら、こう仰いました。
「このすぐ下にある木の下に、とてもよい香りを出している場所があります。そこは、蓮花山(※)と同等か、それ以上によい場所です」
※蓮花山とは、張志祥先生が発見した中国湖北省にある世界有数のパワースポット。ゼロ磁場地帯とされる。
当時は道がなく険しい場所だったため、先生が示す地点には行けませんでしたが、これが、世界有数の気場が発見された瞬間でした。
こうして、張志祥先生に見出された分杭峠の気場は、徐々に人々に知られていくことになります。
後に、気場に行くための道や、丸太のベンチに座って気を浴び、瞑想などもできるスペースも作られて、メディアにも取り上げられ、多くの人が訪れるようになったのです。
この、初めて発見された気場で収録された音響が下記です。
木々に囲まれ、清浄な空気が満ちたゼロ磁場の気を音から感じてみてください。
分杭峠で最も強力とされる非公開スポット「本命気場」のパワーを封入した音響はこちら