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【松永修岳】風水環境科学的「ゆる片づけ」【4】-ものがあるべき場所にあることが大事

そこにあることで落ち着く場所を見極める

「あるべきものが、あるべきところにある」ということも片づけのポイントです。いくら片づいていても、ものがあってはいけないところにあってはいけないのです。

 極端にいえば、トイレの棚に食器が収納されていたら、だれでもおかしいと思うはずです。しかし、それと同じようなことをしていても、意に介さない人が少なくありません。

 なんでも棚や押し入れに押し込んでしまうと、必要なものがなかなか見つからないこともあります。これも、あるべきところにないからです。

 では、あるべきところの基準とはなんでしょうか。一言でいえば「自然か不自然か」です。

 そこにあることが、自然かどうか、違和感を覚えないかどうかが基準になります。この基準を満たすと、部屋に安らぎと喜びが生まれます。

 ですから、まず、どこに置けば自分が落ち着き、安らぐと感じるかを見極め、そこに収めてみます。

 何か心に引っかかる感じや、違和感がないことがたいせつです。心に引っかかるものを無視し続けていると、やがて、それが不運を招く種になるからです。

 自然界は、時節によりエネルギーが変わります。そのため、時期が変動すれば、あるべきところが変わることもあります。

 そういった変化を観じて、そのときは、置く場所を変えてみましょう。新たな場所が、暮らしや人生に変化を生んでくれます。

これもまた片づけであり、変化こそが喜びを生んでくれるのです。

何でも棚に収めるのではなく、ものをどこに置けば自分が落ち着き、安らぐかを考えて配置することがたいせつです

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