ゆほびか ゆほびか
  • 文字サイズの変更
  • 大
  • 中
  • 小
  • SNS
  • twitter
  • facebook
  • instagram

口で描いた絵から作成した【かや生地ふきん】日本の伝統技術と障がい者のアートが融合した高品質な布巾が登場

2023/05/08

 世界の口や足で描く画家たちの絵をグッズにして販売し、その収益により画家たちの生活費や奨学金を賄い、障がいをもってしまった画家たちの自立を目指している「口と足で描く芸術家協会」から、2023年春の新商品が発売されました。

 口と足で描く芸術家協会は、丸山繊維産業株式会社とコラボレーションし、日本の伝統技術で作られた「かや生地ふきん」を発売しています。

 「かや生地ふきん」は、ぬるま湯か水で洗うと徐々に柔らかく、吸水性が良くなります。蚊帳生地を6枚重ねて縫製することで、厚みがあり吸水性抜群、目が粗く通気性がいいので乾きが早いという特徴があります。職人の手が紡ぐ、ぬくもりある高品質な蚊帳生地で、安心の日本製品です。

 また、自然由来の繊維でお肌に優しく、赤ちゃんの肌拭きにも最適。毛羽立ちも少ないため、グラスや食器もキレイに拭くことができます。ちょっとした手土産や引越しのご挨拶、内祝いなどにもぴったりです。

 この「かや生地ふきん」には、両手の自由を失った障がい者が口に筆をとって描いたアートがプリントされており、活躍する障がい者を支える、社会貢献にもつながる商品となっています。

■ 製品概要

名称: かや生地ふきん 「かき氷」・「海のファミリー」
発売日: 2023年4月21日
価格: 1枚800円(税込み)
サイズ: 40×35cm
素材: 表面 綿100% 裏面 レーヨン100% 蚊帳生地6枚重ね
販売場所: カタログ通販 口と足で描く芸術家協会ネットショップ
https://www.mfpashop.com/view/item/000000001633
https://www.mfpashop.com/view/item/000000001634
製品に関するお問い合わせ先: 口と足で描く芸術家協会 TEL 03-3267-2881

かや生地ふきん「かき氷」
かや生地ふきん「海のファミリー」

■ 海のファミリーの絵を描いた画家 南栄一の声

 1日の大半をベッドの上で過ごす私には、作品のイメージづくりは何よりも重要です。頭の中で「こんなことができたらいいな」と想像することから始めます。

 協会の活動によって、描かれた絵を多くの人たちに見てもらう機会が与えられ、また、カレンダーや文具などのグッズとなって多くの人たちの手もとで使われていることを思う時、人の心から心へと伝わっていくやさしい波の広がりのようなものを感じることができます。

 多様化したニーズの中で、描くものにも変化を求められることはありますが、新しいものを作り出していく思いを持ちつつ、変わってはならない大切なものから目をそらさずに描いていきたいと思っています。

■ 奈良蚊帳の伝統を伝えて

 「蚊帳」は寝床を囲むように四隅を吊って使用する、虫除けの覆い布です。かつては夏の風物詩として、どこの家庭でも重宝されていました。奈良では古くから蚊帳の粗目織り技術が発達し、1953年にはシェア全国ナンバーワンとなり、一大生産地となりました。

 今回コラボレーションした丸山繊維産業株式会社は、1930年より蚊帳製造業を始めた蚊帳織りメーカーで、染織を同一工場内で一貫生産できる、奈良では珍しい会社です。日本の良き伝統技術をものづくりに生かして、次の世代に伝えたいとの想いから、蚊帳生地を使ったふきんをはじめとする、生活雑貨の製造を始めました。

口と足で描く芸術家協会(https://www.mfpa.co.jp