井原鉄道は、岡山の魅力が詰まった3つの観光車両「スタートレイン」「アート列車」「夢やすらぎ号」を運行しています。
岡山県井原市美星町は、2021年11月に国際ダークスカイ協会により、日本で3番目の「星空保護区」に認定されました。自治体単位が認定対象となる「ダークスカイ・コミュニティ」のカテゴリーでは、アジア初の認定です。
そんな天文王国おかやまで星をさらに満喫できるのは井原鉄道「スタートレイン」です。

鉄道車両1両の内外装へ、天文王国おかやまを象徴する岡山県域の星空に12星座と地域の観光素材を溶け込ませたフルラッピングをしています。また、ご乗車中に星空の中にいるような体験をしていただくため車内にプラネタリウムを投影することも可能です。星がとても美しく見える星の郷岡山県井原市ですが、岡山県は「晴れの国」でも知られており、星空のみならず青空もとてもきれいです。貸切プランでは晴れの日、日中でも車内でプラネタリウムで星空を楽しめます。車内プラネタリウムは通常運行では実施されず、現在、運輸部門や旅行業者と調整中の上、貸切プランのオプションとして検討しています。
アートを満喫できるのは「アート列車」です。

公益財団法人大原美術館(岡山県倉敷市)が所蔵する芸術作品43作品54点を列車内外へラッピングしています。世界的芸術を乗せた列車が見る人、乗る人、地域に暮らす人々の身近にあることで、心躍らせ、心を癒します。多くの人々を惹きつける、魅力ある地域づくりに寄与することを目的として誕生した「アート列車」は『運び・つなぐ」というコンセプトに基づきデザインしました。車両の内外に「切手」をモチーフに収められた名画が連なり、額縁をイメージして車体全体に施された金色が、このアート空間をひとつに繋ぎます。車内にはフォトスポットもあります。
車窓から豊かな自然と文化を味わえるやすらぎのレトロ空間を満喫できるのは「夢やすらぎ号」です。

豊かな自然、歴史的・文化的資源が多く残る地域をゆく茜色の車両は、ワクワクと地位コミュニティの活性に一役買う存在となっています。車内は居間やティールームのような心やすらぐ「部屋」をイメージしております。インテリアは、ブラインド・ベンチ・吊り手・荷物棚・カウンターなど、こだわりの天然ムク材を使用し、床面も窓台と同じ木製でレトロな味わいを持たせました。外装には郷愁ある夕焼け小焼けを象徴する茜色を、内部シートには木製ブラウンカラーで落ち着いた雰囲気を演出しています。
井原鉄道の3つの観光車両は旅行会社様および個人の団体様に列車の貸切プランを販売しています。貸切プランのお申し込みは井原鉄道ホームページよりご依頼ください。
なお、貸切プランは井原線振興対策協議会(事務局:井原市企画振興課)から補助金を受けることが可能です。補助金申請のお問い合わせ・お申し込みについては井原線振興対策協議会ホームページからお願いします。春の観光をお楽しみください。
車窓を見ながら、ゆっくりと旅してみませんか。