2022年9月号の読みどころ

「足」は全身を写す鏡。全身に対応するツボや反射区が足に集中しています。
心身に不調が訪れると、足にサインが出るわけです。
逆に足をケアすることで、不調や痛みを改善することもできるのです。夏のしつこい疲れ、だるさ、むくみ、コロナ禍の糖尿病、高血圧、肥満、さらにはコロナの後遺症まで、全部「足をもむ」だけで一掃できます！
予約の取れない足ツボ師や大人気美容家・治療家たちが超簡単に健康になる「足もみ」術を伝授します！

私が足もみを始めてから、25年ほどになります。今でも毎日、私は足をもんでいます。
「なんでそんなに続けられるの？」と思うかもしれませんね（笑）。
私にとって足もみは、歯磨きやお風呂のようなものであり、それ以上のものでもあります。
もし足もみがなかったら、私はこんなふうに元気ではいられなかったと思うのです。
そう話すのは、足健道さと足ツボ療術院院長の田辺智美先生。
二十数年前のある晩、信号無視で交差点に進入してきた40ｔの大型トレーラーに車ごとはじき飛ばされました。
辛うじて命はとりとめたものの、何週間経っても、無気力、倦怠感、首の激痛、重りが乗っているような肩のこり、突然襲ってくる眠気に悩まされるようになりました。
頭は霞がかったようにぼんやりし、気圧の変動とともに、体調も激しく変わります。
寝ていても座っていても、つらくてたまりません。
この状況から救ってくれたのが、足もみだったのです。
足もみを仕事にしてからは、現代医学では治療困難な症状も改善させてきました。
今回は、この季節にピッタリな「むくみを取ってやせやすくする足もみ」、そして「めまいや耳鳴りに有効な足もみ」をご紹介します。
ぜひお役立てください！

「胃腸がパンパンに張っている人は、新型コロナウイルス感染症にかかりやすい」
そう言うのは、浜田整体院長の浜田貫太郎先生。
これに最初に気がついたのは、２０２０年4月。コロナ禍が始まって間もない頃でした。
気づくきっかけとなったのは、コロナにかかった知人からの相談です。
彼は１００ｋｇを超える巨漢で、即入院しました。
その間、呼吸機能が著しく低下したことがあったのですが、断食を行ってもらったところ、すぐに症状が軽快したのです。
その後も、コロナウイルスに感染したことのある人が多数来院され、体の状態を観察した結果、「消化機能への負担と、コロナ感染およびその悪化には関連性があると」と確信したのです。
コロナ感染後の後遺症として、よく知られているのが、味覚障害と嗅覚障害です。
これもやはり消化機能への負担と関連があります。
感染後に味覚や嗅覚に異常が現れる人の体には、ある共通点があります。
それは胆のうが腫れていること。
　 この胆のうの腫れをとると、味覚・嗅覚障害はよくなります。
今回は、そのセルフケアである「太ももトントン」をご紹介します。
胃腸の弱い人は、ふだんから行っていると、胃もたれなどの予防にもなります。

特に病気ではないものの、体が重くて気分が優れない……このような体調不良に悩まされていませんか？
これは未病と言って、ストレス過多な現代人に最も多い症状で、健康な状態から病気に向っている途中のこと。
薬で解決できない不調もあるのに、そのままにしておくと病気になってしまう際どい状態です。
そんなとき、お勧めなのが「声かけ足ツボ押し」です。
声をかけながら、不調に応じた足のツボを気持ちよく押すだけ。
これだけでで心身をスッキリ整えてくれます。

夏は脚がむくみやすい季節。
特に、冷房が効いた中で長時間デスクワークをしている人は、要注意です。
脚のむくみは、血液やリンパの流れが悪くなり、脚にたまった血液やリンパが心臓へ戻りにくくなることによって起こります。
そこで、独自の「村木式整筋」メソッドで、女性の悩みを解決する美のスペシャリスト、エイジングデザイナーの村木宏衣先生に、「脚のむくみとり」の方法を教えていただきました。
コツは、脚の筋肉やリンパをしっかりつかんだまま、ひざや足首を動かすこと。
仕事の合間や休憩時間に、椅子に座りながら行え、しかもやったその場で脚のむくみが取れる方法と、夜のお風呂タイムに行うと、翌朝スッキリ脚で目覚めることができる方法を紹介します。

足裏にあるツボの中でも、特に重要なのが「湧泉（ゆうせん）」。
大地から湧いた生命エネルギーを取り込む窓であり、いらない老廃物を捨てるツボです。
何も説明せずに「足をもんでみてください」と言うと、ほとんどの人が、この湧泉か、足裏の中心にある「足心（そくしん）」のツボに手がいきます。
これらのツボは、本能的にもみたくなる場所であり、疲れがたまりやすく、もむと気持ちのいい場所であることを、多くの人が無意識のうちに知っているのです。
そこで、「足を通したセルフケア」についての活動を行っている看護師・リフレクソロジストの市野さおり先生に、１回で全身に気が巡るプロのもみ方を教えていただきました。
とても気持ちがよくて、夏の疲れやむくみも解消します。

「琉球かれん」――これは沖縄で生まれた弦楽器です。
奏でるだけで眼前に沖縄の海が浮かんできそうな素敵な音色なのですが、琉球かれんのすごいところは誰でも美しい和音が弾けるところ。高齢者や子どもでも、触ったその日に和音が弾けるようになります。
脳科学者・茂木健一郎先生も「美しい音色を聴くだけでも脳が活性化しますが、さらに弾くことで何倍にも活性化できる」と大絶賛。
「不安やイライラが消えた」「子どもがぐっすり眠った」などの声も。そんな琉球かれんのすてきな調べを沖縄の波の音とともに付録CDにてお届けします。

納豆好きが高じて京都・祇園に納豆創作料理店を出した夏見奈央子さん。
納豆を毎日5パック食べているせいか、ツルンとした美肌と、サラサラ血液を保っています。
そんな夏見さんが「これは世界でいちばんおいしい納豆の食べ方！」と絶賛の納豆料理「なっ豚そぼろ」と、それを用いたアレンジレシピを紹介しましょう。
おしょうゆをかけてグルグル混ぜるだけなんてもったいない！
納豆の食べ方のレパートリーがグッと広がりますよ。

人体で最も大きな関節で、上半身と下半身をつなぐ骨盤を支えている骨、それが股関節です。
奇跡の治療家として活躍した故・礒谷公良先生は、「脊柱のゆがみが万病を引き起こすが、その大元は股関節のゆがみ」と喝破し、股関節を矯正することで、あらゆる病気を治癒に導きました。
ここ数年、股関節の重要性が再び注目されています。ヒップアップや美脚、ペタンコ下腹などの美容面から、腰痛、股関節痛、ひざ痛から頭痛、肩こりまで、股関節を整えることで得られる恩恵ははかりしれません！
今回は磯谷療法3代目院長の小宮先生、そしてヨガのカリスマ指導者aya先生に、股関節を整える方法を教えてもらいました。
ぜひ、ご活用ください。

心がモヤモヤ・イライラすると、そのネガティブな気持ちに引っ張られ、またイヤな出来事を呼び寄せてしまう……
そんな負のスパイラルに陥ってしまうことってありますよね。
そんなときにお勧めなのが「両手パッチン」です。
両手をパッチンとたたくだけ。
たったこれだけですが、ネガティブな気持ちを切り替え、代わりに幸運を呼び寄せます。