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【浪費財布】お金の使い方が劇的にうまくなる財布(2)

2020/03/05

 現金やキャッシュカードをはじめ、お金に関連するさまざまなものが入っている財布は、家計そのものがギュッと凝縮されたアイテムと言っていいでしょう。
 でも、財布そのものを家計管理に使っているという人は少ないはずです。財布はあくまでもお金を持ち運び、出し入れするためのもので、家計を把握したり、管理したりするには、家計簿や家計簿アプリが必要だと考えるのが普通だからです。
 もちろん、家計簿をつけることは家計管理に有用なのですが、人によってはめんどうに感じたり、つけ始めたはいいものの、三日坊主になったりするのが泣き所です。
 そこでお勧めしたいのが、財布そのものを家計管理に活用できる2つのテクニック「一週間財布」と「浪費財布」です。
 いずれも方法はとてもシンプルなのですが、支出のブレを抑えることができ、月々の貯金に回せる金額が確実に増えます。ぜひ、実践してみてくださいね。

食費を管理する「一週間財布」

 お金の貯まらない人の特徴の1つとして「完璧主義」があります。貯金体質になるためには、節約を意識することが欠かせませんが、あまりにストイックになりすぎても無理が生じて、挫折につながりやすくなります。

 そこで、前回ご紹介した一週間財布でしっかりと食費コントロールをしながらも、まったく気がねなくムダ遣いができるお金を作る方法が「浪費財布」です。

 一週間財布は現金払いがルールですから、日々、食材を買ったり外食したりすると、おつりをもらう機会が生じます。その中から、適当な金額を浪費財布に入れていきます。また、ほかの費目でも上手に節約できたお金や、ひょんな理由から浮いたお金の一部を入れるのもいいでしょう。

 そして、「浪費財布に入っているお金は、いつでも気がねなく使っていい」ということにします。こうすると倹約一本槍にならないので、生活に潤いが出て気分がよくなります。また、過度な倹約の反動から、つい衝動買いをしてしまうといった失敗も防げます。

 さらに「浪費財布以外のお金は浪費しない」と決めておくことで、適正な額を超える浪費を防ぐこともできます。

 私が提唱している「家計の三分法」という考え方では、「浪費は5%まで」というライン(下図)がありますが、指標や自分で決めた適正額を確実に下回るように、浪費をコントロールできるわけです。

 私も浪費財布を使っていますが、以前、1瓶2000円もする高級ジャムをどうしても子どもたちに食べさせてあげたくなりました。

 高級ジャムは、生活に必須とは言えないので浪費に分類されます。普通に考えれば購入をためらうところですが、浪費財布のおかげでなんの気がねもなくジャムを買うことができ、幸せな気分を味わうことができました。

 こんなふうに、ときには浪費を楽しむことも、長きにわたって貯金生活を続けるうえでは重要なことだと思います。

 また、もう1つの楽しみ方として、「浪費財布にお金を貯める」というのもあります。

万単位までお金を貯めていき、ここぞというときに、気がねなしで少し大きな浪費を楽しむといった使い方もできるわけです。想像すると、ちょっとワクワクしませんか?

浪費財布の作り方

①浪費財布を用意する

いつもの財布とは別に、浪費専用の財布を1つ用意します。さほど大きなものである必要はありません。入れる中身は基本的に少額ですから、ガマ口タイプや、小ぶりの財布でもいいでしょう

②余った小銭など浪費に回せるお金を入れる

日々の買い物で発生する10円、50円、100円といった小銭を浪費財布に入れていきます。財布の中に小銭が多くなったら入れる、という感覚です。また、一週間財布で節約できるようになったら、投資や預貯金に回し、余りを浪費財布に入れてもいいでしょう

③常に浪費財布から浪費する

浪費はこのお財布からしかしないと決め、気がねなく使います。気分よく使えるうえ、この財布以外では浪費をしないことで、必要以上の浪費を防ぎます。しばらく使わずにいると、1万〜2万円ぐらいはすぐ貯まることもあります。それを楽しみにするのもいいでしょう

イラスト/はやし・ひろ

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