平成31年4月1日、午前11時 41分に新元号「令和」が発表されました。「梅の花のように、明日への希望を咲かせる国であるよう」に願いが込められた元号名だそうです。
発表の数カ月前から、新元号が話題になっていましたが、発表前の3月初旬に撮影したこの写真は、結果的に新元号を予感したような写真になりました。満開の梅林を撮影していたときでした。一筋の光が天から降り立つように地上に向かいました。光が降り立った場所は光がにじんでいるように見えます。
撮影時に現れた光は、たいへんまれなスポットライトのような一本の光でした。
手前にある満開の梅は桃源郷のようで、後方に起きる神々しい光景と合わせた写真になりました。
令和が始まって今日で1年。この作品を撮影したときには、まさかこのような世の中になっているとは予想だにしませんでした。
風景を撮影するのが仕事の私ですが、撮影に行くこともできません。今は撮りためた写真を整理する毎日です。
以前のように、ごく普通に、そしてごくあたりまえに撮影に出かけられる日がくることを信じています。気持ちを一つにして、ともに乗り越えていきましょう。
(秋元隆良)