2015年、誕生月が特定の病気になるリスクを高めるといった報告を、米国のコロンビア大学が出しました。
驚いた人もいましたが、よく考えればそれは当然のこと。そもそも現代医学と占星術の祖は同じで、ギリシアのヒポクラテスです。
実際、14世紀には星座が医学に取り入れられていました。この特集をきっかけに、自分の星座が持つ特性を知り、生活を見直して健康を維持していきましょう。
さっそく自分の星座を見るかたはこちら
【解説】そもそも星座は医学に取り入れられていた
生まれた星座で、なりやすい病気がわかる。——「なるほど」と思う人よりも、疑ってかかる人のほうが多いのではないでしょうか。
ですが、生まれた星座によって性格だけでなく、食の嗜好や肌質、匂いの好み、なりやすい病気までわかります。
実際に、私も患者さんを治療するアプローチの一手段として、星座から患者さんの性格、食事の傾向、思考・行動パターンなどを類推して診療に生かしています。
そもそも占星術は、紀元前5~前4世紀に、現代医学の基礎を確立したギリシャのヒポクラテスによって、古代医学の四体液説に則った四元素論に基づいて作られました。
占星術はこの四元素論に基づき、人の特性や特徴を12の星座に配分したものです。また、12の星座が体の各部位に割り当てられ、その臓器に影響と与えていると考えられていました。
最初の星座である牡羊座が頭で、最後の星座である魚座が足になります。実際、14世紀には、星座は医学に取り入れられ、診断、治療に応用されていました。
占星術は、私もよく知る東洋医学にとても似ています。東洋医学では、万物を木・火・土・金・水の5つに分け(五行論)、これを医学に応用するために体腔の五臓(肝・心・脾・肺・腎)に関連づけました。
占星術の4分類が、東洋医学では5分類になったとも言えます。とかく目に見えるデータのみが偏重される現代の科学と異なり、占星術や東洋医学には、哲学的な考え方が多分に含まれます。
自分や相手の特徴や傾向を気づいたり、考えたりするきっかけにするにはうってつけなものなのです。占いは当たるも八卦、当たらぬも八卦で、自覚している自分の人生と占星術の示すものが違っていてもいいのです。
むしろ、占星術が示す自分が、今の自分とズレているなら、占星術のほうが合っていると思ったほうがいいでしょう。
人にはそれぞれ持って生まれた特性というものがあります。その特性を生かすことなく、社会のレールや権威や体制に縛られて、本来の特性をゆがめて生きていくと、結果、うまくいかずに不平不満や不調が出てくると、占いでは捉えることがあります。自分の星の通りに、特性を生かして生きていけば、人生は自ずと好転するのです。
量子医学を見ても誕生月の影響は歴然
2015年に、誕生月が特定の病気になるリスクを高めるといった論文が発表されました。発表したのは、アメリカのコロンビア大学の科学研究チームです。
コロンビア大学医療センターとニューヨークのプレスビテリアン病院を受診した170万人の患者データから、誕生月と病気の相関関係を統計学的データから検証しました。
その結果、誕生月でなりやすい病気となりにくい病気があることが判明したのです。また、近年注目されている「量子医学」にも、占星術は色濃く反映しています。
量子医学をごく簡単に言えば、「波動(周波数)の医学」です。私たちの体を含む、すべてのものが特有の周波数を持っており、思考や感情、病気に至るまで、すべてのものに固有の周波数があります。
ですから、生まれた季節や星座(誕生月)が持つ周波数が個人に影響を与えて、性格や病気などの傾向が形作られると考えてもよいのかもしれません。
星座の特徴から生活を見直し健康になる
12の星座は、「火・土・風・水」の4つエレメント(要素)に属し、さらにそれぞれの特徴ごとに配分されます。
「火」のエレメントは「陽」の性質を持ち、実行力に優れ活動的。正義感が強く、明るく前向きなタイプです。理想主義で楽観的とも言えますが、自己主張が強く攻撃的でもあります。身体的な特徴は、肌が脂っぽく色艶がよい傾向にあります。
「風」のエレメントは「陽」の性質を持ち、流行に敏感ですがクールで知的。社交的で機転の利くタイプです。見方を変えれば、移り気で計算高く、面倒なことが嫌いと言えます。身体的な特徴は、白っぽい水肌です。
「土」のエレメントは「陰」の性質を持ち、堅実で落ち着きがあり道徳的。独立心が強く、信頼される存在です。逆に言えば、執着心が強く、保守的で頑固。無口な個人主義とも取れます。身体的な特徴は、土色で乾燥肌の傾向にあります。
「水」のエレメントは「陰」の性質を持ち、協調性があり情緒豊か、内省的で物静かなタイプです。逆に、権威に弱く、集団的になって受け身になりがちで、嫉妬深く悩みやすい。身体的な特徴は、むくみやすく白っぽい肌をしている傾向があります。
エレメント同士の関係性では、「風」は「火」を起こすことから両者の相性はよく、「水」は「土」を潤すことから両者の相性のよい組み合わせです。
一番合わないのは、文字通り「火」と「水」。同じエレメント同士も似過ぎていて衝突するか、強い絆で結ばれるのかの、どちらかになります。
自分の星座がどんな特徴があり、どんな傾向があるのか。どんな病気のリスクがあるのかを、各星座の項目で確認し、今までの行動を見直すきっかけにしてください。
読者の理解を進めるため、あえて各星座の特徴や特性を強調して表現しています。自分には当てはまらないと思う人もいるかもしれません。
しかしながら占星術は、気づきを促すためのとてもよいツールです。この機会にぜひ、自分の星座が持つ特性を浮き彫りにして、今の生活を見直し、健康を維持するための1つの方法と捉えてみましょう。
3月21日~4月19日生まれ 【牡羊座】
頭痛・高血圧・脳卒中になりやすい。常にリラックスを心がけよう
星座が象徴する部位:頭部
なりやすい病気…頭痛、偏頭痛、高血圧、脳卒中、くも膜下出血、脳出血
双極性障害、躁病
【基本的な性格】
牡羊座は、最初の星座だけに、あらゆる星座の王様・女王様的な存在。「火」のエレメントなので、実行力に優れ、パワーに満ちあふれています。
成功するためなら、躊躇せず、何でもやりたいようにやります。それゆえ、困難な仕事にも果敢に挑んで成功をつかみ、リーダーとしての地位も早い時期に獲得します。
ですがその反面、独断的に事を進めて、孤立することも少なくありません。注目されることが大好きな牡羊座は、上から目線で発言し、人からちやほやされたがるところがあります。
それで失敗することも多いのですが、陽気で率直な性格から、周囲からの好感を得ているのも事実。ただし、疲れ知らずでグイグイ行くタイプなので、暑苦しい存在と思われることも。とにかく個人主義で自立心の高い人と言えるでしょう。
【星座の相性】
牡羊座は、「風」のエレメントの水瓶座、双子座、天秤座と相性がよい星座です。とりわけ天秤座は、話術巧みに牡羊座の自尊心をくすぐり、よい気分にしてくれます。
逆に、「水」の星座には反発します。なかでもお硬いタイプの蠍座とは、付き合いづらいと感じるでしょう。ですが、価値観がうまく合えば、強い絆を築ける星座でもあります。
【なりやすい病気】
最初の星座の牡羊座は、頭部に病気が出やすくなります。頭痛や高血圧、脳卒中などにかかりやすく、いわゆる卒中体質の傾向があります。
また、怒りっぽい牡羊座は、些細なことでもイライラしがち。興奮と不安状態が続く双極性障害(躁うつ病)や躁病になりやすい性質があります。
【病気の予防】
パワー全開で、熱くなりやすい牡羊座は、熱を冷ましてくれる野菜や冷たいものなどを摂るようにして、砂糖や人工甘味料など、興奮しやすくなるものは控えましょう。
卒中体質ですから、ストレスをためないことが大事。意識してリラックスする時間を持ちましょう。好きな音楽を聞いたり、アロマを焚いたりするのもよいでしょう。
他人にマッサージをしてもらうのもお勧めです。ただし、気分がよくなりすぎて、ハマッてしまわないようにご注意を。
4月20日~5月20日生まれ【牡牛座】
のどや甲状腺、肺の病気になりやすい。プライドを捨て本音で生きて
星座が象徴する部位:のど、甲状腺
なりやすい病気…扁桃腺、甲状腺疾患、声帯疾患、ぜんそく・肺気腫・間質性肺炎などの肺疾患、強迫神経症
【基本的な性格】
牡牛座は、牛の姿が象徴するように、重さと大きさを兼ね備えており、体が大きく頑丈で、意思が強く、プライドにこだわります。
見方を変えれば、家族愛や愛国心が強く、道徳にこだわるタイプと言えます。望む結果を得るためには、慎重に思案して、物事を進めていきますが、これと決めたら、決して考え方を変えない頑固さがあります。
人間関係も同様で、心を許すまでに時間がかかりますが、一旦信頼した相手は、とことん信頼し続けます。
剣を交えた相手と激闘のあとに、絆を結ぶようなサムライ気質を持つ牡牛座。根は穏やかで純粋。そして、裏でこっそり人助けをする温厚篤実(おんこうとくじつ)な性格。
職人気質で、一つのことに集中し、こだわり続ける傾向がありますが、いつも変わらない牡牛座の態度は、周囲に安心感を与えてくれます。
【星座の相性】
牡牛座は、「水」のエレメントの蠍座、魚座、蟹座と相性がよく、なかでも蟹座の母性愛的な包容力は、サムライ気質の牡牛座を人知れず包み込んでくれるでしょう。
逆に、「風」の星座とは理解しにくい関係に。特に、双子座のもつ二面性、つまり、状況次第で白にも黒にもなるタイプとは、信頼関係を築きにくい傾向にあります。
【なりやすい病気】
牡牛座は、一つのことに集中しやすいため、甲状腺を酷使したり、肺の経路にダメージが蓄積したりして、のどや甲状腺の病気になりやすい傾向があります。また、強迫神経症やアスペルガー症候群などと言われることが多い星座でもあります。
【病気の予防】
一番よいのは、「思いのままを発言すること」です。牡牛座は、思ったことを言おうとしても、周囲を気遣い、プライドが邪魔をして、なかなか本音を口に出すことができないため、思いをため込んでしまうかもしれません。
「嫌なものは嫌」と言うだけで、ストレスは軽減し、のどや甲状腺、肺への負担は低減します。
また、物事に対して一点集中の傾向があるので、今までと違う趣味を見つけるなど、他のことにも目を向けるようにしましょう。気がおけない仲間と自由に語り合う時間を持つこともお勧めです。
5月21日~6月21日生まれ【双子座】
肩・腕・手の病気になりやすい。毎日ストレッチをするとよい
星座が象徴する部位:肩、腕、手
なりやすい病気…肩関節炎、手根管症候群、肘関節症候群、気分変調症、てんかん
【基本的な性格】
双子座は、名前の通り、心の中に善と悪、積極と消極といった二面性を持っています。これは自分の内だけでなく、外に対しても同様で、あらゆることに二面性があると思えばよいでしょう。
この二面性を処世術として利用している双子座は、世渡りがうまく、非常に有能な人と思われます。また、双子にも関係して、一度に多くのことを処理できますが、大成できず、器用貧乏で終わるかもしれません。
双子座は、移り気で好奇心旺盛。コミュニケーション能力が高いので、注目されやすいのですが、話を誇張したり、作り話をしたりすることも多く、ウソつきで口がうまい人と思われることもあります。
いつもは快活な態度で接していても、うまくいかないことがあると、すべてを台無しにしてしまう傾向があります。
【星座の相性】
同じエレメント同士は反発しやすいのですが、「風」で流動的な双子座は、水瓶座、天秤座とは、比較的よい関係でいられます。
また、「火」のエレメントとは相性がよく、獅子座、射手座、牡羊座とは、お互いに影響し合って成長できます。
逆に、牡牛座や蠍座とは、双子座が持つ二面性を理解できず、信頼関係を築きにくいでしょう。
【なりやすい病気】
双子座は相対している星座なので、肩、腕、手など、対をなしている部分にダメージを受けます。というのも、双子座が持つ多重処理能力は、肩、腕、手などを酷使して、過度に負担をかける傾向にあります。
また、交感神経(興奮神経)と副交感神経(休息神経)を交互に使い込みすぎて、二重人格的に見えることもあります。
【病気の予防】
肩や腕、手の炎症を防ぐためには、日頃から、ストレッチやマッサージをして体をほぐすことが大切です。肩や手首、ひじを回すエクササイズを行えば、使い過ぎによる滞りを緩和させる効果があります。
双子座は人間関係で板挟みになり、ストレス過多になるので、誰にでもいい顔をしないことです。
また、過剰な仕事量による脳疲労を軽減するために、考えすぎないようにしたり、集中できる趣味を一つ見つけたりするのもお勧めです。
6月22日~7月22日生まれ【蟹座】
胸や肺の病気、アレルギー疾患、ガンになりやすい。腹式呼吸から始めて
星座が象徴する部位:胸(肺、肋骨)
なりやすい病気…肋間神経痛、ぜんそく・肺炎・肺水腫などの呼吸器系の病気、アトピー性皮膚炎・じんましん・花粉症などのアレルギー性の病気、ガン
【基本的な性格】
カニは、集団で行動し、固い甲羅であらゆる障害をブロックするように、蟹座は守護本能が旺盛で、協調しやすい傾向にあります。見方を変えれば、執着が強く、権威側につく特性を持っています。
心を許した友人や家族には、非常に寛大で、母性愛が強い一方、執着の強さから、やられたことは一生忘れず、根に持つタイプでもあります。
思慮深く、感受性が豊かな蟹座は、穏やかな環境を好み、変化や変革を好みません。あまり表立った行動はせず、権力者のもとで静かに着実に物事を遂行します。粘り強く他者を助け、周囲と協力し合って、社会的役割を果たそうとするのです。
カニが、自分の巣を守るように、守るべき存在には、強い責任感を持って保護し、献身的に尽くしますが、その相手に依存しやすい傾向もあります。
【星座の相性】
【星座の相性】
蟹座は、「土」のエレメントの牡牛座、乙女座、山羊座と相性がよく、特に牡牛座の実直な性格は、変化を好まない蟹座に安心感を与えてくれます。また、乙女座の堅実さも好ましく感じるでしょう。
逆に、牡羊座の王様主義は、協調性を尊ぶ蟹座には、理解しにくい相手です。同様に、獅子座の反骨精神もついていけない性質かもしれません。
【なりやすい病気】
固い殻に覆われ、胸をはったカニの姿のように、胸と肺にダメージを受けやすく、肺経(肺や皮膚、鼻、気管支などを含む呼吸器系)の病気にかかりやすい特徴があります。
また、依存性が高く、長いものには巻かれるタイプの蟹座は、胃に問題を抱えやすく、甘味依存症などにもなりやすい傾向に。人と壁を作りやすいところもあります。ガン(cancer=カニ)にもなりやすい傾向があるとも言われ、注意が必要です。
【病気の予防】
自分を隠して、本心を見せない蟹座は、言いたいことが言えません。まずは素直になって自分を表現することから始めましょう。
イイコを演じるのをやめて、仮面をかぶらずにいることが、一番のクスリになります。
また、呼吸器系の病気には、呼吸法がお勧めです。下腹部を意識して腹式呼吸をすれば、酸素を多く取り込めて、息切れが改善し、肺の働きを強化できるでしょう。
7月23日~8月22日生まれ【獅子座】
高血圧・不整脈・狭心症・心筋梗塞になりやすい。まず肉類を控えて
星座が象徴する部位:心臓(循環器系)
なりやすい病気…高血圧、不整脈、狭心症、心筋梗塞(しんきんこうそく)、大動脈瘤(だいどうみゃくりゅう)など
【基本的な性格】
獅子の名のごとく、王者然とした獅子座は、小さなことにはこだわらず、開放的で豪快なタイプ。
活動的で世の中をよりよく変えようとする意識があり、理想主義的な面もありますが、反骨的でもあります。
「火」のエレメントの中では、固い価値観を持ち、常に自信を持っています。短気で、すぐに真っ赤になって怒りますが、すぐに忘れてしまうのも獅子座の特徴です。
自立心が強く、野心を胸に秘めていますが、自分のためというよりは、人のためを思って動く英雄的な発想の持ち主です。
獅子座はとても情熱的で、自己表現に長けているので、周囲からは注目される存在ですが、自由に表現ができずに、注目が集まらなくなると、ストレスを感じて自暴自棄になることもあります。
【星座の相性】
獅子座は、「風」のエレメントの水瓶座、双子座、天秤座と相性がよい星座です。特に、双子座や天秤座は、王者然とした獅子座にうまく合わせてくれます。
逆に、「水」の星座とはあまり合わない傾向にあります。なかでも、天然で天才肌の魚座は、獅子座には理解し難く、シニカルな蠍座とも付き合いづらいかもしれません。
【なりやすい病気】
獅子座は、心臓や循環器系に影響が出やすい星座で、高血圧や不整脈などになりやすく、いわゆる卒中体質になりがちです。
特に、肉好きが多い獅子座は、悪玉コレステロールが増え、血栓(血の塊)ができやすい傾向にあります。また、怒りっぽい性格なので、些細なことでもイライラしがちです。
【病気の予防】
肉食が多い獅子座は、できるだけ野菜や魚を食べるなど、バランスよく摂取することが大切です。
水をよく飲んだり、血液をサラサラにするタマネギや納豆、メカブ、モロヘイヤといったネバネバ食を意識して摂ったりしてください。
激昂(げきこう)しやすい獅子座は、砂糖や人工甘味料などは興奮しやすくなるので、控えたほうがよいでしょう。
卒中体質ですから、ストレスをためない生活を送りたいもの。意識してリラックスする時間を作ることが大切です。
8月23日~9月22日生まれ【乙女座】
気を使うため胃腸の病気になりやすい。八方美人をやめ温かい料理が吉
星座が象徴する部位:腹部
なりやすい病気…潰瘍(かいよう)性胃腸症、潰瘍性大腸炎、クローン病、過敏性腸症候群、急性胃腸炎、神経性胃炎、疲労感・頭痛・めまい・下痢などの不定愁訴
【基本的な性格】
乙女座は、「土」のエレメントなので基本的には堅実派ですが、乙女のような繊細さと女性の抜け目のなさという2つの顔を持っています。
慎み深く、物静かで、落ち着いた印象を周囲に与える一方、何事もうまく立ち回る、八方美人の悪女といえる性質を内に秘めています。
いつも賞賛されたい気持ちがあり、完璧主義で理想が高いのですが、最後は周りに合わせてしまう器用さと優しさがあります。
乙女座は、チャンスは何でも自分に引き寄せたい欲求が強く、そのためには、距離をおいて静観し、成功を収めようとします。細やかな観察眼を巧みに使いながら、粘り強く定めた目標を実現していきます。
物事がきちんと整理されている状態を好む乙女座は、乱れた状態では正確に調整しなければという意識が働き、ストレス過多になりがちです。
【星座の相性】
乙女座は、「水」のエレメントの蠍座、魚座、蟹座と相性のよい星座です。なかでも蠍座や蟹座は共通点が多く、相手の堅実さと自分の調整力がうまくマッチしやすいでしょう。
逆に、水瓶座や牡羊座、獅子座などとは合わせづらいかもしれません。とはいえ、表と裏の顔をうまく使い分ける乙女座は、どの星座ともうまく付き合っていけるでしょう。
【なりやすい病気】
堅実的な側面と流動的な側面という、相反する特性を持つ乙女座は、神経を使うため腹部の病気にかかりやすく、胃腸の病気になるケースが多いようです。
特に、周囲を調整しようと気を使い過ぎる性質から、ストレス過多になり、過敏性腸症候群や神経性胃炎などになりやすい傾向があります。
【病気の予防】
乙女座が持つ八方美人の性格は、人間関係では、よい面もありますが、自分を抑えて気を使い過ぎて、ストレスを生みます。ですから、周りを気にせず、やりたいことをやり、本音を言葉にしてみましょう。
人に左右されずに、自分で決めたことを実行すると、ストレスも減り、胃腸の負担も軽減します。なるべく八方美人を封印し、究極の悪女を目指しましょう。
また、消化のよいものや温かい料理を摂るなど、胃の負担を減らすこともお勧めします。
9月23日~10月23日生まれ【天秤座】
腎臓や副腎、泌尿器の病気になりやすい。天秤にかけずブレない自分を
星座が象徴する部位:腎臓、副腎、腰
なりやすい病気…急性腎炎・ネフローゼ症候群・腎不全などの腎臓の病気、副腎疾患、泌尿器の病気、不安神経症
【基本的な性格】
名前の通り、「何事も天秤にかけてバランスを取る」という器用な精神の持ち主です。「風」のエレメントなので流動的で八方美人とも言えますし、調和をとるように行動することから、平和主義的とも言えます。
いろんなことにアンテナを張って情報収集をする天秤座は、友好的で説得力があるので、仲裁がうまく、機転と分別のある行動を取ります。
しかし、調和を求めすぎて、自分の考えの正当性を疑い始めると、個性の強い人の影響を受けやすくなり、優柔不断になることもあります。
争いを好まないので、問題が解決しにくいと判断すると、どこで妥協するかを優先させ、中途半端なところで逃げの姿勢を取ることも。
とはいえ、このような優柔不断で逃避の傾向は、いつもは周囲に見せないように調整しているのも天秤座の特徴です。
【星座の相性】
天秤座は、「火」のエレメントの獅子座、射手座、牡羊座と相性がよい星座です。特に射手座とは相性抜群で、会話のテンポもよく、それでいて流動的なので、一緒にいて楽しい間柄になります。
逆に、保守的な価値観を持ち寡黙なタイプの牡牛座や蠍座とは、会話が進まず、理解するに時間がかかり、表面上の付き合いになりそうです。
【なりやすい病気】
2つのものを秤にかける天秤座ゆえ、2つある腎臓や副腎にダメージを受けやすく、腎疾患や副腎疾患になりやすい性質があります。
天秤座は、きれいなバランスにこだわるあまり、不安がたまったり、無理に調整しようと人に気を使ったりする傾向に。調和を取り過ぎて、いつも判断に迷ってくると、不安神経症などにもかかりやすくなるので、注意が必要です。
【病気の予防】
天秤座は、物事を調整しようと、あらゆる角度から情報を集め過ぎる性質があります。定期的に情報を遮断する時間を持ちましょう。
また、判断に迷い、どっちつかずで終わることもあります。ブレない自分軸を確立するため、哲学的なことに思いを馳せるのもお勧めです。
10月24日~11月22日生まれ【蠍座】
泌尿器や生殖器の病気、依存症になりやすい。孤独感を薄める工夫を
星座が象徴する部位:泌尿器、生殖器
なりやすい病気…膀胱炎・尿路結石・尿道炎・前立腺肥大症・前立腺ガンなど泌尿器の病気、子宮筋腫・卵巣ガンなどの生殖器の病気、依存症全般
【基本的な性格】
サソリの甲羅が象徴するように、堅実で頑固な蠍座。一見、無口で控えめな印象ですが、サソリの毒針のごとく、ボソッとしゃべりつつも、チクリと核心をつく指摘をします。誠実な半面、勝ち負けにこだわり、何事にも白黒をつけたがります。
物事を知覚する能力が高く、一つのことを粘り強く突き詰める力があり、求めるものが高ければ高いほど夢中になります。
感受性が豊かで、人を寄せ付けない雰囲気を持つ蠍座ですが、意中の人には、持ち前のセクシーさで誘惑します。
友人や家族には、絶対的な信頼を寄せ、誠心誠意尽くしますが、相手からの信頼が揺らぎ、裏切られたと感じると、普段の内向的な態度が一変して、自分でも抑えることが困難なほど、嫉妬の怒りを爆発させることもあります。
【星座の相性】
蠍座は、「土」のエレメントの牡牛座、乙女座、山羊座と相性がよい星座です。特に乙女座は、真剣な付き合いを求める蠍座に、うまく合わせてくれます。また、山羊座とは、堅実なタイプ同士、共感できて、居心地のよい関係を築けます。
逆に、グイグイ迫る牡羊座には振り回され、真逆の性格の獅子座とはソリが合わないと感じるでしょう。
【なりやすい病気】
サソリの尾の形が男性器に似ていることから、蠍座は、性に関する臓器が弱い傾向があります。泌尿器や生殖器の病気になりやすく、膀胱炎や尿道炎、前立腺ガンなどに注意が必要です。
執着しやすい性質から、依存症になりやすい星座でもあります。
【病気の予防】
一つのことや一方向に集中しやすい蠍座は、生活全般が、一辺倒になりがちです。色々なものをバランスよく食べ、さまざまな経験をすることが重要です。
また、善か悪か、といった両極端なものの見方をしやすいので、広く浅く情報を集めて、複数の可能性や思考を持つようにしましょう。
ギャンブルやアルコール、性行為など、快感を伴うものに夢中になり、依存症になりやすい傾向があります。孤独を感じないように家族や友人とカラオケで歌ったり、ヨガ教室に通ったりするなど、趣味を増やすことをお勧めします。
11月23日~12月21日生まれ【射手座】
ひざ関節症・関節リウマチ・座骨神経痛になりやすい。柔軟体操はお勧め
星座が象徴する部位:股関節、そけい部、大腿部、お尻
なりやすい病気…変形性股関節症、ひざ関節症、関節リウマチ、大腿ヘルニア、座骨神経痛、肝炎、肝硬変基本的な性格
【基本的な性格】
射手座は、王に仕える騎士のごとく、忠誠心にあふれ、困難であればあるほど、荒々しく、前のめりで突き進みます。
いつも新しいことを追い求め、敵を打ち破るように、世の中に問題を提起し、社会を一度破壊したいという抑えられない衝動があります。
見方を変えれば、小さいことにはこだわらず、自分の思い通りにしようと個人主義的な考えに陥り、ある物事にだけ、忠誠心を傾ける特性があるとも言えます。
射手座は、あらゆることに興味を持ち、適応力が高く、なんでも器用にこなしますが、面倒くさがりで、縛られることが嫌い。決まったルールやルーティン作業からは、足早く逃げようとする傾向があります。
自由を好む射手座は、じっとしていられず、目標を定めるやいなや、突進します。
【星座の相性】
「風」のエレメントの水瓶座、双子座、天秤座と相性がよく、なかでも天秤座とは相性抜群です。会話も弾み、一緒にいて楽しい間柄に。
知的好奇心が強い者同士、水瓶座とも息の合った関係でいられます。共通点の少ない、蠍座や魚座とはウマが合わないかもしれません。牡牛座には、射手座の性格には付いていけないと敬遠されがちです。
【なりやすい病気】
射手座の四本足に象徴されるように、足のそけい部(付け根部分)や股関節、大腿部などにダメージを受けやすいようです。
射手座は「陽」の星座ではありますが、情緒不安定になると暴飲暴食しやすく、肝臓に負担がかかりがち。アルコールを好む人も多いので、肝臓を酷使する傾向にあります。守る星座の射手座は、12星座中最も早死にするとも言われ、その点では要注意です。
【病気の予防】
王様を支える騎士である射手座は、とかく無理をし過ぎる傾向にあります。早死にする理由もそこにあるので、時には、わがままに振る舞ってみるのもよいでしょう。
目標を定めると一心不乱に突き進むので、一旦立ち止まり、視野を広げて再考してみることが大切です。
股関節やそけい部に負担がかかりやすいため、当該部の柔軟体操をしたり、景色を見ながらゆっくり歩いたりするのがお勧めです。
12月22日~1月19日生まれ【山羊座】
ひざや関節が痛む病気になりやすい。がんばり過ぎず寝て休もう
星座が象徴する部位:ひざ、骨、関節
なりやすい病気…関節リウマチなどの膠原病、関節炎、変形性膝関節症、半月板損傷、膝蓋骨脱臼、骨粗しょう症
【基本的な性格】
山羊座は、「土」のエレメントですが、乙女座や牡牛座とは異なり、どこか飄然としていて、それでいてコツコツと続ける努力家タイプ。
物事を順序立てて考える能力が高く、実利的な手段で実現しようとするので、成功しやすい人と言えます。
やると決めたことは、たとえ困難な状況でも忍耐強く取り組んで、途中で投げ出すことはありません。一旦、目標を定めると、不屈の精神と速攻でものにする機動力でやり遂げます。
とはいえ、人と協力して物事を進めるよりも、一人でやったほうが楽と考え、自分本位で進めて、ひんしゅくを買うこともしばしば。
また、第三者の視点でものを見て、老成した物言いをするので、傲慢不遜な人と思われがち。しかし、人を見下す態度は意図せずしている行為なので、周囲に距離を置かれて傷つくこともあります。
【星座の相性】
山羊座は、「水」のエレメントの蠍座、魚座、蟹座と相性がよく、特に蠍座の固い感じや蟹座の母性的な部分とは、うまくマッチします。
逆に、「風」の星座とは、付き合いづらい関係に。特に双子座のもつ二面性は、山羊座には理解し難いものです。
王様主義的な牡羊座とも、付き合いづらいですが、価値観がうまく合えば、強い絆を築けます。く合えば、強い絆を築けます。
【なりやすい病気】
山羊座は、忍耐強くコツコツ努力する半面、これと決めたら速攻で動く機動力を持っています。そのため、ひざや関節を使い過ぎて負担がかかり、病気になる傾向があります。
免疫の異常からくる病気にもなりやすく、関節リウマチなどの膠原病にも注意が必要です。
また、一途で努力家の山羊座は、一歩間違えるとストーカーのようになりやすい傾向があります。
【病気の予防】
ストイックにがんばりすぎる山羊座は、何もしない時間を意識して作ることが必要です。自分では無理をしていないつもりでも、体も心も疲れています。
免疫不全からくる膠原病は、動かし過ぎの状態を制御するために病気にさせているとも言えます。
そんな山羊座の一番の予防法は、がんばり過ぎない、使い過ぎないことです。疲れたと自覚する前に、とにかく休んで寝てしまうことです。
1月21日~2月18日生まれ【水瓶座】
腎臓の病気やむくみ・冷え症になりやすい。ふくらはぎもみがお勧め
星座が象徴する部位:ふくらはぎ、かかと、くるぶし、腎臓、静脈
なりやすい病気…腎炎・ネフローゼ症候群・腎不全などの腎臓の病気、むくみ、冷え性、血行不良、静脈瘤、不安障害、強迫性障害
【基本的な性格】
水瓶座は、「風」のエレメントなので流動的で、名前の通り、水の要素を併せ持ちます。ただし、水を流すというよりは、ため込む性質で、記憶も恨みもため込みます。
その割に「風」なので、軽やかな印象はそのままに、蓄積した才能と記憶を駆使して、物事に変化や変革を与えます。
観察力に優れ、常に未来志向。一見、クールに世渡りしているように見えますが、内面ではドロドロした悩みをため込みがち。他人が覚えていないことも、すべて覚えています。
水瓶座は、協力して物事を進めたり、世間の流れやルールに同調したりするのが苦手。「風」の性質を持つので、社交的ではありますが、人との交流は、完全に使い分けるタイプです。言い換えれば、他人の流れには乗らず、自分流を貫いて、自分の流れに相手を乗せたがる性質です。
【星座の相性】
水瓶座は、「火」のエレメントの獅子座、射手座、牡羊座と相性がよく、特に射手座とは、自由でいたい者同士で気が合います。陽気な牡羊座とも付き合いやすい星座です。
八方美人の乙女座とは気が合いやすいのですが、自分流を貫く自身に疲れて、関係が悪化しがち。牡牛座や魚座とは、ウマが合わないケースが多いでしょう。
【なりやすい病気】
水の要素が強い水瓶座は、水に関係する腎臓や静脈にダメージを受けやすい。血行不良で足がむくんだり、白い肌で冷えやすかったりと、東洋医学で言う「水毒」(※)になりやすい特徴を持っています。
※東洋医学では気(き)・血(けつ)・水(すい)の不調が病気を起こすと考える。水毒は、体内の水分の代謝障害のこと
いつもは、「風」の性質が働き、平気な顔で頑張る水瓶座ですが、束縛の多い環境では、ためる性質が高まり、精神的にも追いつめられて神経症になることもあります。
【病気の予防】
水毒には、ふくらはぎをもんだり、マッサージをしたりして、血行を良くすることが重要です。ふくらはぎは第2の心臓とも言われ、刺激を与えれば末梢の血液を心臓へ送り返します。両足を上げ下げしたり、温めたりするのも血行改善になります。
また、水瓶座のためる性質は、ストレスフルになり、神経症になることも。家族や友人とカラオケで歌ったり、軽い運動で汗を流したりして、ストレスを吐き出しましょう。
2月19日~3月20日生まれ【魚座】
依存症と婦人科系の病気になりやすい。アルコールや砂糖は控えて
星座が象徴する部位:リンパ腺、足の裏
なりやすい病気…むくみ、リンパ腫、アルコール依存症、薬物依存症、性依存症、子宮内膜症・子宮頚ガンなどの婦人科系統の病気
【基本的な性格】
名前の通り、魚の性質も持っている魚座は、オス・メスが分かりにくい魚のように、中性的な魅力を放ち、つかみどころがないタイプ。
物事を感覚でとらえて、スピリチュアルなことに興味を持ちます。他人には、クールでミステリアスな印象を与える一方、ムードに弱く、ロマンチックな状況を好みます。
感性鋭く、流行を世に定着させて広げていくことも得意。よく言えば天才、悪く言えば変人と言えます。
愛に対する意識が高く、溺れやすい魚座は、自らの情熱や衝動、不安がコントロールできなくなるとマイナス思考になり、アルコールに溺れて人生をダメにすることも。
人に共感しやすく、隠し事が嫌いな性格ですが、あくまでも天然でマイペース。魚座すべての人が、それぞれに違う発想を持つほど、個性の強い星座です。
【星座の相性】
魚座は、「土」のエレメントの牡牛座、乙女座、山羊座と相性がよく、なかでも個人主義の山羊座とは、飄然とした感じと天才肌がなんとなくマッチします。
また、牡牛座の穏やかさは、魚座の天然キャラも優しく受け入れてくれるでしょう。王様気質の牡羊座にとって、つかみどころのない魚座は、避けられる傾向にあります。
【なりやすい病気】
魚座は、水の流れに関係するリンパにダメージを受けやすく、リンパ腺が腫れたり、リンパ液の流れが悪くなって、身体がむくんだりします。
また、溺れやすい性質の魚座は、依存症になりやすく、アルコール依存や薬物依存、性依存に注意が必要です。魚座の女性は、婦人科系の病気にかかりやすい傾向があります。
【病気の予防】
リンパは、体内に入った細菌を撃退し、血液中の老廃物を排出してくれる器官。このリンパの流れが滞ると、免疫力が低下して、さまざまな不調を引き起こします。
リンパの流れをよくするには、わきの下やそけい部などのリンパ節を定期的にマッサージします。水をよく飲み、豆類や海藻、野菜を摂ることもよいでしょう。
依存症になりやすい魚座は、依存性物質のアルコールや砂糖、人工甘味料を控え、計画的な行動や規則正しい生活を送るようにしましょう。