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【斎藤一人】人生が丸ごとうまくいく、心のモヤモヤが晴れる「ご神木の話」(1)

2021/02/14

斎藤一人さんは、全国累積納税額日本一の大実業家であるとともに、
人生哲学をわかりやすく説く大ベストセラー作家でもあります。

今回は2017年4月9日、東京のグランドプリンスホテル新高輪・飛天の間にて行われた「斎藤一人愛弟子出陣式」において、一人さんがお話しされた内容をご紹介します。

貴重なお話を、ぜひお楽しみください。

優しくする順番が大事なんです

この記事は2017年のトークを基に構成されています。

 私の声が聞こえますか? ちょっと喉をやられてるからね。声が聞きづらくてごめんね。

 何日か前にね、カゼをひいて高熱を出して。今日はね、病み上がりなんです。だから、一人さんの言ってることはたいてい変ですが、今日はもっと変ですよ(笑)。

 じゃあ、話を始めます。今日の話はね、話している私も楽しくて、会場の皆さんにも読者の皆さんにとっても楽しくて、いい話だと思います。

「自分に優しく、人に優しく」という話をします。
 よろしくお願いいたします。

 自分に優しく、人に優しく――この順番を間違えちゃダメですよ。必ず「自分に優しく」が先じゃなきゃダメなの。

「優しい」という字はね、憂いている人の隣に寄り添ってるって、書くんだよね。

「にんべん」は「人」を表すんです。「にんべん」に「憂」で、憂いている人に寄り添っていると書いて、「優」っていう漢字なんです。

 どういうことかと言うとね、自分が憂えてるときには、自分に言うんです。

「一人さん、顔晴っ(がんばっ)たね」とか。「一人さん、いい子だね」とかね。

「一人さん、成績よかったね」とかって。あ、それはウソか(笑)。

 でも、そんなことを自分に言いながら、自分に優しくしてあげているとね、「優しい」って、どういうことかが、わかるんだよね。

「優しい」ということが、どういうことかがわからないと、他人に優しくできないんです。

 例えば、英語でもなんでも、自分が英語をできない人は他人に教えられないでしょ? それと同じなんです。

 よく「人に優しく、自分に厳しく」とか言うんだけど、自分に厳しい人は他人には、自分の倍ぐらい厳しいものなんですね。

 でも、人ってさ、自分に優しくできるようになってくると、自然と他人にも優しくできるようになって、周りに優しい人が増えてくるんです。

 そうすると、何が起こるかって言うと、優しい人に勢いがついてきて、「優勢」になってくるんです。

「優勢」というのは、簡単に言うと、優れた軍団ができる、ということなんです。

 一人さんの本を読んだり、話を聞いてくれたりするのが「好きだ」という皆さんは、精神的なことを実によく勉強していて、ほんとうに優しい人たちなんです。

 何を言いたいのかというと、最終的に、優しい人がいちばん強いんだよって、言いたいんです。

 これで、この話は終わりになっちゃった(笑)。

 でもね、ちょっと短いのでもう少ししゃべります(笑)。「ご神木の話」をします。

神社よりご神木のほうが先なんです

 ご神木というものが神社にあるんです。
「神社に行くとご神木がある」と、皆さん、言うんですが、ご神木がある
から神社なんです。ご神木のほうが先なんです。

 たいがいの神社って、丘みたいな、ちょっと高いところにあったのね。

その高いところに自生している高い木があったんです。

それを「あたりまえじゃないか」って言う人もいるけど、あたりまえじゃないんですよ。

 長い年月の間に、台風にやられちゃう木がたくさんあるの。雷に打たれちゃう木もたくさんあるの。

そんな中で、何百年間も、守られている木があるんです。

 ご神木がすくすく伸びて守られる場所を「イヤシロチ」と言って、守られる場所なんだよね。

イヤシロチというのは、そこに行くと不思議と心身が癒されるか、気分がよくなってやる気があふれてくるような土地のことを言うんです。

 そこにいる現地の人たちは、ここに神の霊験を感じて「ここに神社を作ろう」ってなるんです。

自分のお父さん、お母さんってね、「仮の親」なんです

あのね、世の中には「未熟な親」っているの。

 ウチの親って、いい親だったんです。私が学校の勉強できないとさ、
「あんたは学校の勉強に向いてないんだよ。学校向きじゃないから、社会に出たら出世するよ」
 とかね、言ってくれたんです。

 運動会なんかあるとね。私は、かけっこが遅かったんだよね。それなのに、ウチは応援団がすごいんですよ(笑)。

 あのとき、一人さんは思ったの。

 いくら応援されても、足は速くならないねって(笑)。

 なかにはね、成績がいいと、ほめてくれる親とか、例えば「学校の成績がいい」「スポーツの成績がいい」ときに、ほめてくれる親がいるんです。

 成績がふるわないと、怒らないまでも、ついうっかり責める言葉が先に出て「どうしたの?」とか言っちゃったり、がっかりしたりした顔をしちゃうんです。

 あのね、親のがっかりした顔を見ると、子どもって傷ついちゃうんです。

 その点、一人さんなんて、最初から成績よくないから、1回も親をがっかりさせたことがなくて、ツイてたよ(笑)。なまじ、最初にいい点取っちゃうと、後がつらいよね。

 何を言いたいんですか、っていうとね。未熟な親の元に生まれると、子どもって傷つくんだよ、ってことなんです。

 そういう子どもが成長して親元を離れても、親をがっかりさせちゃった子どものときのことを引きずってきちゃう人がほとんどなんです。

 でも、自分のお父さん、お母さんってね、「仮の親」なの。ほんとうの親は宇宙なんです。天の神さまなの。

次回に続きます