神様に愛され、神様との絆を深める日常の習慣を、私なりにまとめたのが下記です。
それぞれについて、補足していきましょう。
①神様という存在を意識する
自分の周りにいる神様だけでなく、自分の中の神様とつながるために、できるだけ大和言葉を使うようにすると、神様と共鳴しやすくなります。
大和言葉は、すべて神様に捧げる祈りの言葉とお話ししましたが、なかでも「ありがとうございます」は、神様と共鳴する力の強い言葉だといえます。
ただし、何かをしてもらったときに返礼として言う「ありがとうございます」は、すでにありがとうの対価が発生していますから、神様との結びつきには直結しません。
例えば、道を歩いてるときに、「ありがとうございます。ありがとうございます……」と、口ぐせのように唱える「ありがとう」は対価が発生していないため、神様と共鳴して、その存在を意識しやすくなっていき
②自分の体に感謝する
2つめは、神様の依より代しろである自分の体に感謝することです。
言い換えれば、自分の中にいる神様を実感するために、自分の体に感謝するのです。
私は、自分の体に手を当てながら、上表の②に記した言葉を唱えることを日課にしています。
自分の体の細胞一つひとつに感謝することは、体じゅうのエネルギーを感じることであり、同時に神様の存在を実感することができます。
③氏神様をたいせつにする
3つめは、自分の住む土地を守っている氏神様をたいせつにすることです。
誰もが知る著名な神社を選んで参拝する人がいますが、神様に愛され、絆をより深めるには、氏神様を祀まつる家の近くの神社に足繁く通うことがたいせつです。
日本の神社の数は約8万社と言われ、実はコンビニエンスストアの数よりも多いのです。
たくさんの神社の中でも著名な神社に参拝する人は数え切れないほどいますから、神様に気づいてもらうのは至難の技。
まずは、氏神様に自分の存在を覚えてもらってから、著名な神社の神様につないでもらうほうがいいのです。
それぞれの神社の神様は、ネットワークのようにつながっています。氏神神社に何度も通って、氏神様と顔見知りになってから、「何月何日に○○神宮に参拝に行きますので、おつなぎいただけましたら幸いです」と伝えます。
このように段階をちゃんと踏んでおけば、目に見える形で、格別の恩恵をいただくことができます。
④寝る場所を掃除する
4つめの習慣は、家の中をきれいにそうじをすることです。
日本では、どんな家にも神様が降りて来られます。台所にも浴室にもトイレにも、家じゅうに神様がいらっしゃいます。ですから、神様のいる神聖な場所は、常にきれいにしておくことが重要です。
家の中でも、とりわけ寝室(いつも寝ている場所)をきれいに保つことをお勧めします。寝ているときは、体から魂が抜け出ます。このとき、家におられる神様が入って、体を浄化してくれます。
つまり、魂が抜けた体を格の高い神様に浄化してほしいなら、寝ている場所を清潔にして、格の高い神様に居続けていただくことがたいせつになるというわけです。
ちなみに、寝る場所が汚れていたり、片づいていなかったりすると、貧乏神や疫やくびょうがみ病神といった神様が降りて来られます。
このような状態で寝ていると、そうした神様のエネルギーに染まって体調が悪くなり、運気もどんどん下がっていきます。
できれば高級ホテルのように、無駄な物がいっさいない状態で寝るのが理想です。特に、枕元にゴチャゴチャと物を置かず、シーツなどもこまめに洗濯して、寝床を清潔に保つと、よい神様が居着いてくれます。