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【本田晃一】「がんばる」のをやめて人生を輝かせる7つのステップ(その1)

自分の本音を優先すると人生は大きく好転する

仕事も恋愛もうまくいかない。

人間関係で疲れてしまう。

まわりの人は悩みがなくて幸せそうなのに、自分だけ損して苦労している気がする。

やりたいことが見つからない……。

あなたが今、そんなふうに「なんとなーく、自分の人生がどんよりしている」と感じているなら、ここは思い切って、「がんばる」ことをやめてみませんか?

がんばることをやめて、自分の「本音」を大事にするだけで、人生すべてうまくいく。楽しくて幸せで、自分でもびっくりするくらい、キラキラと光り輝く人生になるんです。

「がんばって、努力しなければ、人生よくならないんじゃないの?」と思うかもしれません。

確かに人間は、本来、がんばる生き物です。何かを成し遂げるためにがんばることが、生きる原動力になったりします。

でも、その方向性を間違えると、消耗するばかりで、人生がつらく苦しく、つまらないものになりやすいのです。

やめるべきなのは、「誰かのためにがんばる」こと。

相手に喜んでもらいたい、役に立ちたい、幸せにしてあげたい、ほめられたい、認められたい、好かれたい、嫌われたくない……という思いが根底にある、誰かのためのがんばりは、あまり自分を幸せにしてはくれません。

なぜなら、相手を優先して、自分の本音とは相反する「ほんとうはやりたくないこと」を我慢してやっているから。

しかも、誰かのためにがんばることを続けていると、自分の本音が見えなくなっていきます。「ほんとうはこんなこと、やってみたいな」という本音に正直に生きれば、毎日がワクワクと楽しいものになるのに、それができないのです。

自分らしさを取り戻すには、新しいことを「はじめる」よりも、今あることを「やめる」のがいちばんの近道。

「誰かのためにがんばる」のをやめて、自分の本音を優先させてあげると、人生はしだいに大きく好転していきます。

では、具体的に、何をどうすれば人生がうまくいくのか、7つのステップに分けて、順に説明していきましょう。


【第1ステップ】無気力、グダグダの底にある状態で「やりたくね~」とつぶやく

 ワクワクするような「やりたいこと」が見えなくても、「これは嫌」というものは、誰にでもあるはず。

 やりたくないことがあれば、「これ、やりたくないなぁ~」と、声に出してみます。

 嫌だけどやらなければいけないこと、やめたくても、すぐにはやめられないことは、「ほんとうはやりたくないんだよね~」なんて、心の中で苦笑しながらやりましょう。

 ここで大事なのは「私は、これをやりたくないんだ」という本音に気づくこと。幸せでないがんばり方を続けてきた人は、「嫌なことを嫌だと思ってしまう自分が嫌」と思っています。

 それを「人間だから、嫌だと思うことくらいあるよね」と、自分の気持ちを認めてあげるだけで、心が楽になります。

 そして、「やりたくない」という気持ちに自分でオッケーを出していると、不思議なことに、今まで我慢してきた現実のほうが遠ざかっていきます。

 いろいろな場面で、自然と、やりたくないことをやらずに済むようになっていくことも多いのです。

【第2ステップ】日常のちょっとロックでパンクなことをやっちゃう

 「やりたくないこと」を自覚すると、「好き」「嫌い」を感じ取る心のセンサーが働き始め、自分の「やりたいこと」が少しずつ見えてくるようになります。

 とはいえ、最初に気づく「やりたいこと」は、意外なほどささやかなことだったりします。

 例えば、「キラキラのネイルにしてみたい!」とか、「ちょっと遠いけど、あのお店のランチを食べてみたい!」とか。

 でも、そんな小さな事柄のほうが好都合。「これ、やりたい!」と思ったことをどんどん実行しましょう。理由なんていりません。ただ「やりたいからやる」だけ。

 先の例でいうと、気になるお店があれば、今までは昼休みの時間を気にして我慢していたところを、何か外出の口実を作って行っちゃうのです。

 そうやって日常のプチ冒険を楽しむ気持ちで、以前の自分だったらやらなかったような、ちょっと「ロックでパンクなこと」を実行し、小さな「やりたい」を自分のためにかなえていきましょう。

自分にやさしくすると周囲の人もやさしくなる

 日常の中で小さな「やりたい」をかなえていると、自分がやりたいことをやる楽しさや気持ちよさがわかってきます。

 自分がやりたいことをやってもだいじょうぶ、ということもわかってくる。

 「こんなことをしたら変な人だと思われるかも?」

 「こんなことを言ったら嫌われるかな?」

 と躊躇してしまうようなことも、思い切ってやってみると、周囲の反感を買うどころか、反対に「いいね!」と応援してもらえたりします。

 自分と他者との関係性は、自分と自分との関係性を映し出す鏡です。自分がやりたいことを我慢している人は、自分自身に我慢を強いると同時に、無意識のうちに他人にも我慢を強いています。

 その結果、人間関係もギスギスした気難しいものになっていきますが、自分の小さな「やりたい」をかなえていると、これと反対のことが起こり始めます。

 自分の「やりたい」「やりたくない」にオッケーを出すことは、自分にやさしくすること。自分にやさしくなるぶん、人にもやさしくなれて、周囲の人間関係がどんどんやさしいものに変わっていくのです。

次回 その2 (第3、第4ステップ)に続きます