運勢を示す顔のパーツは眉の周辺に集中している
私は40年以上にわたって東洋の観相学・人相学・開運術を研究し、これまでに、延べ１万人以上のかたのお顔を鑑定してきました。
その経験から言えることは、人生を左右する運は、顔に現れるということ。私のお顔鑑定では、その人がご先祖様から受け継いで持っている運のうち、実に70％が眉からわかります。私はいつも「顔は『運』です」と言っていますが、眉はその顔の中でも７割を占める重要なパーツなのです。「人生の７割は眉で決まる」といっても過言ではありません。
なぜ、眉がそれほど重要なのでしょうか。観相学では、「十二宮」という、運勢を示す12の顔のエリアがあります。眉とその周辺には、十二宮の中でも特に重要なエリアが集中しているからです。
具体的には、眉間は「命宮」といい、願望達成、健康、生活力、精神力を示します。眉毛は「兄弟宮」といい、その人の寿命、家系、兄弟姉妹、生命、才能を示します。さらに、眉の上部付近の「福徳宮」は金運、財運、商売運を表し、目と上まぶた全体の「田宅宮」は不動産運、愛情運、人気運、家族運を表します。
私はこれまで、「よいお顔をしているのに、持っている運が花開いていないな……」と残念に思う人を数多く鑑定してきました。
なぜか仕事が頓挫する、なぜか恋人に浮気される、なぜかお金がたまらない……。そうした努力や才能を生かしきれない人をよくよく観察すると、眉やその周辺に難があります。つまり、持って生まれた運を生かすも殺すも眉次第なのです。
眉のタイプ別でズバリ！特徴と性格が丸わかり！
眉の状態は、そのまま運勢を表わします。細い眉は細い運、短い眉は短い運、薄い眉は薄い運、もじゃもじゃと乱れた眉は起伏の激しい運、眉の途切れは運の途切れを暗示します。これらは残念ながら、あまり運勢のよい眉とはいえません。
反対に「運のいい眉」とは、太い眉、長い眉、はっきりした眉です。
眉の形によっても、運勢の特徴は変わってきます。12種類の代表的なタイプの眉を取り上げて、それぞれの眉が示す運勢を簡単に解説しました。ご自分の眉の形にいちばん近い形の運勢を見て、なかには「私の眉の形は運がよくない」と落胆する人もいるかもしれません。
しかし、眉は自分で簡単に、描いたり整えたりすることができます。細い眉や短い眉は、描き足して太く長くできますし、薄かったりまばらだったりする眉は、濃くはっきりと描いたらいいのです。
眉の最大の魅力は、運のいい眉を自由自在に描けること。眉を思い通りに描くことで、欲しい運を思い通りに手に入れることができます。眉は幸運と福を呼び込む「最強の開運ツール」として、とらえていただきたいと思います。
眉を描いてコンプレックスをひっくり返す！
私は、メイクやスキンケア、マッサージなどお顔の手入れによって福を呼び込み、持って生まれた運を生かす「開運福顔」の作り方を提唱してきました。開運福顔の中でも、カギとなるのが眉。眉を描き整えると、運勢が一気に好転していきます。
その一例を紹介しましょう。ある男性社長は、対人関係のトラブルに巻き込まれやすいという悩みを抱えていました。この人の眉は、つり上がった「剣眉」で、もめ事に巻き込まれやすい運勢を示しています。そこで私は、眉に緩やかなカーブをつけ、眉尻の下がった「アーチ眉」の描き方をお教えしました。社長さんが毎日、自分で眉をアーチ状に描き続けたところ、人間関係のトラブルが激減。有力者の力添えで仕事がうまくいくなど、アーチ眉の持つ「周囲からの愛で運を開く」運勢に恵まれるようになりました。
このように、眉を描くことで、よい運を引き寄せたり、悪いものを予防したりすることができるのです。
福相眉の描き方のポイントはココ！
福を呼び込み運をよくする「福相眉」は、どのように描けばよいのか、ポイントをお教えしましょう。
まず、眉と眉の間は、指幅２本分くらい空いているのが理想です。眉の間は「気の入り口」で、運気の「門」に相当する場所。ここにうぶ毛が生えていると、運が入ってこなくなるので抜いておきましょう。
眉の形は、財運をもたらす弁財天のように、眉頭から眉山に向けて緩やかなカーブを描いたアーチ眉にすると、愛情運・人気運がアップします。薄い部分は濃く、細い部分は太く描き足して、全体的に濃くくっきりとさせます。眉だけが悪目立ちしないように、眉用ペンシルは髪の色よりもワントーン薄い色を選ぶとよいでしょう。
眉尻は、小鼻と目尻を結んだ線の延長線よりも、長く描きます。眉の長さは寿命の長さや運の長命さを示すので、短い人は長く描き足します。
眉の下とまぶたも、開運の重要エリア。ここは十二宮の一つ、田宅宮というエリアで、不動産運、愛情運、人気運、家族運などを表します。茶色など暗い色のアイシャドウを塗ると運を逃すので、まぶた全体にホワイト系やベージュ系の色を塗ってくすみを隠し、その上に明るい色のアイシャドウを重ねます。
そして、福相眉の最大のポイントは、眉にピンクを塗ること。眉を描き終わったら、最後の仕上げに、全体にほんの少しだけピンク色を載せるのです。眉用に新しく買う必要はなく、ピンク系のチークカラーやピンク色のフェイスパウダーを使えばＯＫです。
眉にピンクを足すことで、ふんわりとやわらかい雰囲気が出て、顔全体の印象がグンと若々しくなります。ピンク色は、幸運を引き寄せる色なので、すべての運気、特に仕事運が大幅に向上します。女性はもちろん、男性にもお勧めしています。
福相眉の開運効果は、びっくりするほど強力です。
残念ながら、男性の中には「眉を描くことはメイク」だと思っている人が多く、福相眉をお伝えしても、最初は抵抗感を覚えるかたも少なくありません。
しかし男性の多くは、普段メイクをしない分、福相眉の効果はてきめんに現れます。毎朝、洗顔と保湿をして顔にツヤを出し、眉をしっかり描くことを習慣にすると、見違えるように顔が輝き、目力も強くなっていきます。そして、どんどんいいことが起こり出すのです。
なぜ、眉が変わると運勢も上向くのでしょうか。私は、二つの理由があると考えています。
一つは、周囲に及ぼす効果。顔は運を引き寄せる看板です。福相眉の福顔の人は、周りの人を明るく元気にし、接した人たちから愛され、応援されるようになります。眉は運の勢いや、その人の家系、生命、才能などを示すエリアですから、眉をしっかりと描くことで、運の勢いが強くなり、ご先祖様が応援団としてそばについていてくれるようになり、才能が開花していきます。
そして二つめは、自分自身に及ぼす効果です。鏡を見ながら眉を描くことは、無意識のうちに自分の脳を変える行為でもあります。鏡を見るたびに、鏡に映った顔が「私は運が強い顔なの」と脳に直接語りかけます。鏡を通して自分の顔が放つ無言のメッセージを受け取ることによって、気持ちが明るく前向きになり、自然と自信がつき、生きる力が湧いてきます。こうして人生がイキイキと輝き出すのです。
開運の第一歩は、自分の顔を好きになり、「運がいい福顔だ」と肯定することです。眉を描いたり、顔のお手入れをしたりするときは、ぜひ自分の顔に「ありがとう」「大好きだよ」と語りかけてあげてください。
大口の契約が取れた！理想の異性に恵まれた！
自分の眉の足りないところを描き足したら運勢が大好転した人が、大勢いらっしゃいます。
例えば、ある不動産会社の社長さんは、薄い眉をしっかり描いたら、その途端に何億円という契約がまとまりました。
また、ある建築家のかたは、コロナ禍でオンラインのやりとりが増えたため、眉をしっかり描いた「仕事眉」で商談に臨むようにしたところ、次々と仕事が決まり、わずか３ヵ月で１年分の契約が取れてしまったといいます。マスク生活では眉と目で顔の印象が決まるので、特に福相眉の効果は絶大です。
眉を変えて、恋愛・結婚運を爆上げした人もいます。
ある女性は、バリバリの仕事人間で、なかなか結婚できないことが密かな悩みでした。恋人ができても、なぜか関係が深まらないのです。
そこで私は、仕事が終わったあとや休日には、恋愛・結婚運が上がるアーチ眉に描き直して出かけるようアドバイスしました。アーチ眉には、本人もその眉を見た相手も、脳のスイッチを恋愛モードに切り替える効果があるからです。すると間もなく、彼女は理想の男性と出会い、現在は結婚に向けて話が進んでいます。
私は仕事中も鏡を手元に置き、こまめに眉をチェックして描き直しています。皆さんも、福相眉で自分が持って生まれた運を強化して、幸せな人生を手に入れましょう。