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【いい夢を見る】悪夢・不眠を撃退!精神科医が勧める楽しい夢を見る方法

2020/12/25

夢を見ているときも体は修復されている

 皆さんは「夢」を見ますか?

「私は夢をよく見るので眠りが浅いんです」と言う人がよくいます。逆に「夢をまったく見ないので熟睡できている」と言う人もいます。

 これらは大きな誤解です。実は、どんな人でも1日に平均で3~5つの夢を見ています。「夢を見ない」という人は、ただ覚えていないだけなのです。

 夢を見るのは、睡眠のリズムとも関係があります。睡眠には、ノンレム睡眠とレム睡眠の2種類があります。

 ノンレム睡眠は脳が休息した状態。レム睡眠は、体は休息していますが、脳の一部は多少活動している、いわゆる「浅い睡眠」状態です。睡眠中は、このレム睡眠とノンレム睡眠が約90分間隔で繰り返し、脳と体の修復を行っています。

 夢を見るのは、浅い睡眠状態のときです。それで「夢をよく見るので眠りが浅い」と思うのでしょうが、目が覚めたときに覚えている夢は、単に目覚める直前のレム睡眠時に見た夢である可能性が高いのです。

 また、夢を覚えているかどうかには睡眠時間も関係があります。睡眠時間が3~4時間くらいと足りていない状態だと、体がまだ修復中なので、夢を覚えていない確率が高くなります。

 したがって、「夢を見ないから熟睡できている」わけでもなく、「夢を見る」というのは脳にとって、ごく自然なことなのです。

 不眠に悩む人の中には、悪夢や嫌な夢を見るので、寝起きが悪いという人がいます。悪夢を見ると、「これは予知夢で、何か悪いことが起こるのでは」と考える人もいます。これも心配には及びません。

 まず、前述のように、悪い夢であっても、夢を見ること自体は正常な脳ならやっていることですから問題はありません。

 夢は、その日、あるいは数日の間に起きたことや見聞きしたこと、感じたことが脳にインプットされ、潜在意識に残り、それが断片的に現れている状態です。そして、夢では、現実よりも大げさに現れる傾向があります。目が覚めたときに夢の内容が印象的に思えるのも、これが原因です。

 悪夢も然りで、仕事や人間関係で強い圧迫感や不安感があると、夢では100倍くらいになって現れます。それで殺される夢を見たり、何かに追い詰められて絶体絶命という夢を見たりするのです。寝る前に怖いドラマや悪いニュースを見たり、怖い小説を読んだりすることも、悪夢を見る原因になります。

いい夢が見られるとなると、寝ることが楽しくなります!

自分の理想の話に夢を書き換える!

 悪夢に悩む人は、実はこの脳の性質を逆に利用すれば、見る夢を書き換えることができます。寝る前に楽しい感情を脳に何度もインプットすると、それが記憶されて夢に出てきやすくなります。

 寝る前に楽しいことを考えたり、きれいな写真や映像を見たりしてから寝るようにしてください。寝る直前のほうが影響を受けやすいので、1時間前よりも5分前のほうが夢で再生されやすくなります。寝室に好みの香りのアロマを置くのもよいでしょう。

 気持ちを落ち着けて、ポジティブで楽しいことをイメージしながら床に入るとよい夢が見られるようになります。

 意識的に脳にインプットすることで、夢のストーリー展開を変えるということもできます。例えば、誰かに会う夢や空を飛ぶ夢など、頻繁に同じパターンの夢を見る、という人は、ストーリーを書き換えて、楽しい夢に変えることができるのです。

 同じパターンのいやな夢を見る人は、まずその夢の内容を紙に書き出します。書き出したら、後半から結末は、自分の望むストーリーを書くのです。理想のストーリーをイメージしながら眠りにつけば、そのとおりの夢が見られるようになります。

 これは1回ではうまくいかないかもしれませんが、繰り返し行うことで、脳にその内容が記憶され、自分の望むような夢に変えることができるのです。

 いい夢が見られるとなると、寝ることが楽しくなりませんか。