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【小顔になるストレッチ】マスク老け顔の原因は顎!? 3分で10歳若返る「カオレッチ」を紹介

顔のたるみやシワは「あごのゆがみ」が原因!

突然ですが、皆さんは自分の顔に自信がありますか?

「あご下のたるみが気になる」「ほうれい線が濃くなった」「顔が大きい」「この数年で一気に老け顔になった」「歯並びが悪い」……。

こうした、何かしらのコンプレックスをお持ちのかたに、ぜひお勧めしたいセルフケアがあります。
それが、私が編み出した顔用の整体ストレッチ、略して「カオレッチ」です。
申し遅れました。私は、からだリフォームアカデミーの代表を務める、萩原健史と申します。
私はこれまでに、のべ5万人以上のかたがたの施術を担当してきました。その多くのかたの相談を聞くうちに、「顔にまつわる相談が多い」ことに気づきました。

そして、数年がかりで試行錯誤しながらたどり着いたメソッドが、「カオレッチ」です。柔道整復師という国家資格を有する〝骨格の専門家〟として、自信を持ってお勧めできます。
私が注目したのは「あご(顎関節)」です。
人にはそれぞれ、さまざまな生活習慣のクセがあり、そのせいで体や顔にゆがみが生じます。あごもまた然り、です。

私たちは毎日、話したり食べたりするたび、絶えずあごを使っています。眠っている間、歯ぎしりで無意識のうちにあごを動かしているかたもいることでしょう。

ところが、こんなに毎日酷使しているあごなのに、私たちはあごのケアを全くしていません。
実は、あごの周りには、まるでスクランブル交差点のように、血管(静脈と動脈)やリンパ管、神経が密集しています。

あご周辺が緊張状態でガチガチに固まっていたら、血液やリンパ液は滞り、神経の流れも悪化します。必要な栄養や水分が行き渡らず、老廃物は溜まるいっぽうです。
その結果、顔のむくみやたるみ、血行不良、シワといったトラブルを招いてしまうのです。

また、あごは、顔面で唯一、意識的に動かせる関節でもあります。

前述のとおり、私たちにはあごをケアする習慣がないので、顎関節やその周辺の骨に付着する筋肉も、日増しにガチガチになってしまいます。マスクの常時着用によって顔がたるむ、いわゆる「マスク老け顔」も、あごが原因です。

ですから、顔トラブルを解消するためには、まずはあごのゆがみを整えて、正しく動くための訓練をしないといけません。そのためには、顎関節からアプローチするのが最も効率的なのです。

ほうれい線が薄くなった!「やせた?」と聞かれた!

カオレッチには、こんな嬉しい特長と期待できる効果があります。

  1. 最短1回10秒・1日3分あればできる
  2. むくみやたるみが解消して小顔になる
  3. ほうれい線やシワ、クマが改善して肌が明るくなる
  4. 噛みしめやあごの歪み、エラの張りが改善する 
  5. マスク老け顔が解消して目の印象も変わる

カオレッチを毎日、習慣的に行うことであごのゆがみが解消し、顔周りの血液やリンパ液、神経などの巡りがよくなります。

すると、フェイスラインが整い、目の表情がイキイキとし、噛みしめなどの問題も解消されていくのです。

たとえば、フライパンや食器を使ったあとは、自分で決めてある場所に片づけますよね?皆さんには、使ったら片づける習慣が身についているはずです。カオレッチの習慣も、それと同じと考えましょう。

私たちは今まで、あまりにもあごを使いっぱなしにしてきました。これからは、「あごを使ったら、元に戻す」という意識をぜひ持ってください。その都度片づければ、顔もスッキリと収まるのです。

カオレッチは、難しいテクニックや痛み、つらさが一切ありません。1~2ステップでできるものばかりなので、覚えるのも簡単。テレビを観ながら、お風呂に入りながらなど、気軽に実践できます。

実際にカオレッチを1カ月間続けた女性の、前後写真をご覧ください。顔が引き上がったことでたるみが改善し、目もパッチリしています。

「カオレッチ」を1カ月続けた結果、下膨れが解消して目もパッチリ!

そのほか、実践されたかたからは、「ほうれい線が薄くなった」「周りから『やせた?』と聞かれた」「顔の左右のバランスが整った」「血色がよくなった」「歯並びがよくなった」など、喜びの声が続々と寄せられています。

このように、カオレッチを続けていれば、10歳若返ることも、決して夢ではないのです。

カオレッチの基本中の基本となる、あごのストレッチ法をご紹介します。ぜひ皆さんも、今日からお試しください。

顔がキュッと引き上がる!
カオレッチのやり方

あごずらしストレッチ

首と顔の左右のズレにアプローチ
①あごを右にずらす
②①の状態から頭をゆっくりと左に倒し、10秒間キープする。反対側も同様に行う

あごひねりストレッチ

首と顔のねじれにアプローチ
①あごを右にずらす
②①の状態からあごを追うように顔を右後方に回し、10秒間キープする。反対側も同様に行う

あご上げストレッチ

首と顔のたるみにアプローチ
①あごを右にずらす
②①の状態からあごから顔を真上に引き上げるように首を倒し、10秒間キープする。反対側も同様に行う
※首に痛みを感じるまで曲げないこと

あごの左右トレ

あごの左右の噛み合わせにアプローチ
①右の手のひらを右のあごに軽く添え
②①の状態のまま、あごを右に10回ずらし、10回目に10秒間キープする。反対側も同様に行う

口パクトレ

あごの上下の噛み合わせにアプローチ
①両手首をつけながら手を開き、あごを乗せる
②①の状態のまま、あごで両手首を押すように口を10回開閉させて、10回目に10秒間キープする

あご出しトレ

あごの前後の噛み合わせにアプローチ
①両手首をつけながら手を開き、あごを引いた状態で両手を添える
②①の状態のまま、あごで両手首を押すようにあごを前後に10回ずらし、10回目に10秒間キープする
この記事は『ゆほびか』2022年7月号に掲載されています。