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【下肢静脈瘤の予防・改善】筋肉ポンプを活性化させる「その場歩き」のやり方

血液を心臓に戻す機能をサポート!

下肢静脈瘤を予防・改善するには、下肢の静脈にかかる負担を減らすことと、足から心臓に向かって血液を戻す静脈の機能をサポートすることが重要です。その手段として有効なのが、「その場歩き」です。

足の静脈にたまった血液を上へ向かって押し戻すには、下肢の「筋肉ポンプ」の動きがよくなければなりません。

筋肉ポンプとは、ふくらはぎなど下肢の筋肉の収縮連動による働きのことです。

歩いたり、足首を動かしたり、ひざを屈伸したりすると、ふくらはぎや太ももの筋肉が収縮し、足の奥深くを走っている深部静脈が周囲の筋肉に押しつぶされて、中の血液が心臓に向かって押し上げられます。

筋肉が緩むと、深部静脈は広がり、皮膚の表面近くを走っている表在静脈から血液を吸い込みます。

これを繰り返して、静脈は重力に逆らって血液を心臓へ戻します。

この機能を、自らサポートして行うか否かで、下肢静脈瘤の見た目や症状は変わってきます。

症状例/下肢静脈瘤
血管が浮き出て、ふくらはぎに小さなコブが密集しているかのようにも見える

おふろ上がりが効果的!

「その場歩き」には、ふくらはぎや太ももなど下肢の筋肉を大きく動かすことによって、筋肉ポンプを活性化する効果があります。

おふろ上がりの血流がよくなっているときに行うと効果的ですが、1日に何回行ってもいいので、思いついたときに行うとよいでしょう。

その場歩きの後に、前の記事で紹介している「腕上げ呼吸」を行うことで、足から上がってきた静脈血を心臓まで戻すという一連の流れがいっそうスムーズになります。

また、リラックス効果も得ることができます。

日常生活においても、買い物や散歩のときに歩幅を半歩大きくするだけで「その場歩き」と同じ効果が期待できます。

小さなことですが、継続することで大きな効果が得られるはずです。

その場歩きのやり方

その場に立った状態で、歩く動作を行う。ひざともものつけ根が並行になるくらいまで高く上げ、両手を前後に大きく振る。3分ほど行う

この記事は『ゆほびか』2023年3月号に掲載されています

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