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【清水義久】金運気功ー手の中に黄金の光がある

金色のイメージを目に焼き付ける

 集中して、手の中に金運と幸福のマスターキーである黄金の光のイメージを作り出します。

 サンプルとして、金色に光るものを用意します。本物の金貨や金地金なら申し分ありませんが、金色の金属、アクセサリーや折り紙、チョコの包み紙などでもかまいません。

 それを眺めたり、手に持ったりして金色のイメージを目に焼き付けたあと、目を閉じて、黄金の光の玉が両手のひらの間で輝いている様子を、映像として思い浮かべます。

 ゼロから映像を作り出そうとするのではなく、最初に見た金色の光を残像として利用するぐらいの感覚で、サンプルをパッと見たら目を閉じてイメージするのを繰り返し、サンプルの映像をイメージに重ね合わせる感覚で行うのがコツです。

 これを繰り返すうちに、目を開けた状態でも、両手の中に黄金の光がイメージできるようになります。

真言密教の「三密加持」と同様の効果が得られる

 イメージができたら、その光に両手で触れているつもりで、温かく柔らかな光の感触を想像します。そして「手の中に黄金の光がある」と声に出します。

これは、脳と体の感覚を総動員して完全な集中状態を作り出し、リアルなイメージを現出させる訓練です。頭がよくなる一種の能力開発法といってもよいでしょう。

 真言密教には「三密加持(さんみつかじ)」という修法があり、心にイメージを思い描く「意密(いみつ)」、手で印を結ぶ「身密(しんみつ)」、真言を唱える「口密(くみつ)」が完璧にできたとき、ご本尊と一体となり悟りが得られるとされています。

 黄金の玉のイメージングも、イメージ(右脳)と言葉(左脳)、体の感覚を同時に使っており、三密加持と同様の効果が期待できます。

 とはいえ、難しく考える必要はありません。「黄金の光が見えたらすごいだろうな」とワクワクしながら、軽い気持ちで取り組みましょう。

 実際に黄金の光が見えても見えなくても、「ここに黄金の光がある」と見立てて、本気で大げさに演じることが重要です。落語家が扇子を箸に見立ててそばをすするように、演じ切って喜びます。

 これを繰り返すと、ポジティブな感情エネルギーを自在に作り出せるようになります。