【秋元隆良・奇跡の写真】滝に現れた数体の龍「瀑龍」
解説
1961年、愛知県生まれ。中学生から一眼レフカメラで鉄道、風景、ポートレートなどの作品撮影を始める。写真コンクールや作品展で多くの受賞経験を持つ。フォトマスターエキスパート(総合)の資格を持ち、フォトマスターエキスパート検定愛知県主任試験官を12 年間務めた。写真の楽しさを伝える撮影会や写真教室も開催している。各地で開かれる写真展では、「縁起のよい写真展」としてファンが急増しており、新聞やテレビ、雑誌など、多くのメディアで評判となっている。 ゆほびかwebの秋元隆良 記事一覧
瀑龍
聖地にあるこの写真の滝は、それ自体が神とされています。
周辺は山岳信仰を今に伝え、数々の神仏に接することができる地域で、古来、数々の伝説が残っています。その1つは滝にご神体のお姿が現れるときがあるというもの。
そのお姿を写真に収めたいと、山深い滝に向かいました。
梅雨時とあって水量が多く、直下する水の流れを眺め続けるうち、数体の龍が、滝を昇っていく姿を捉えることができました。
土手向こうのくぼみから次々と滝の上へと発進してくようにも見え、水音も聞こえてきそうな伝説を再現した1枚です。