瀑龍

聖地にあるこの写真の滝は、それ自体が神とされています。
周辺は山岳信仰を今に伝え、数々の神仏に接することができる地域で、古来、数々の伝説が残っています。その1つは滝にご神体のお姿が現れるときがあるというもの。
そのお姿を写真に収めたいと、山深い滝に向かいました。
梅雨時とあって水量が多く、直下する水の流れを眺め続けるうち、数体の龍が、滝を昇っていく姿を捉えることができました。
土手向こうのくぼみから次々と滝の上へと発進してくようにも見え、水音も聞こえてきそうな伝説を再現した1枚です。
