ゆほびか ゆほびか
  • 文字サイズの変更
  • 大
  • 中
  • 小
  • SNS
  • twitter
  • facebook
  • instagram

【台所が大好きになる片づけ】①台所をフラット化!必需品以外は調理台から遠ざける

2021/01/04

理想の台所のカギは汚れる箇所の「フラット化」

 日々の食事を作るために、日々台所に立っている皆さんに質問です。台所は好きですか?
 
20~60代の女性を対象としたある調査によると、その約9割が、台所仕事を“憂うつ”だと考えているそうです(下の円グラフ参照)。

「早く夕食を作らなければ、と頭ではわかっているのに、なかなか台所に向かえない」

「自分の時間を犠牲にして、私は台所に立っている」

など、台所に対してネガティブな感情を持っている女性は、驚くほどおおぜいいるのです。

 私は料理家です。それにもかかわらず、以前は私も、台所に立つことが苦痛でした。でも今は、台所も台所仕事も大好きです。

 ここでは皆さんに、「台所が大好きになる片づけ」をご紹介します。

 やることはシンプルです。守ってほしいことはたった一つだけ。

 それは、台所を「フラットな状態」(平面)に保つことです。

 フラットな状態とは、コンロ・シンク・作業スペースなどの調理台や床、冷蔵庫のドア面など、汚れがつく可能性のある場所には、いっさいモノを置かず平面を保つということです。

 メリットは三つあります。

 一つは衛生面。台所は家族の健康を守る場所。常に清潔でないと、食中毒も心配ですし、安心して料理に集中できません。

 台所を清潔に保つには、こまめな掃除が欠かせません。台所の汚れは、「あとで掃除しよう」と思っていると、いつの間にか“ガンコな汚れ”となっていて、痛い目を見ます。

 水や油が跳ねたり、煮汁や調味料をこぼしたりしたときに、そこにモノが置かれていなければ、サッとふき取れます。

 フラットな台所は、別名「汚れ知らずの台所」。台所の清潔さを、最低限の労力で維持できるんです。

清潔で、作業効率がよく、居心地のいい台所

 フラットな台所の二つめのメリットは、台所仕事の効率がアップする点です。

 調理台の上にモノがなければ、スペースを広く使えるため、調理の効率が圧倒的によくなります。

 調理台に今あるモノは、すべて撤去してみましょう。

 こういうと、なかには「撤去したモノをしまうスペースなんて、うちの狭い台所にはありません」と思われるかたがいるかもしれません。しかし、心配不要です。

 三つめのメリットは、台所が快適な空間になり、台所へのネガティブ感情が解消できる点です。

 例えば、掃除が行き届いて清潔なホテルの部屋を想像してみてください。なんともいえず、心地いいですよね。生活感がない、よけいなモノがないというだけで、私たちは心地よさを得られるんです。視界にモノがない、フラットな台所は、それと同じ効果をもたらします。

調理台周辺はいつも「必要なモノ」だけに

 それでは「憂うつな台所」を「大好きな台所」に変える片づけルールをご紹介していきましょう。この作業をひと言でいい換えるなら「台所のフラット化」です。

 調理台(コンロ・作業スペース・シンク)・床・冷蔵庫のドア面にあるモノを完全撤去し、フラットな面を確保します。フラットだと、汚れがついたときにすぐふけるので、清潔さを保ちやすいのです。

 まず調理台・床・冷蔵庫のドア面と、調理台の近く(真下・真横)の棚のモノを三つに仕分けましょう。

①いつも必要なモノ(下の写真参照)

②たまにしか使わないが、必要なモノ(重箱・ホットプレート・大きい鍋など)

③直近1年間でほとんど使っていないモノ

 仕分けたら、①~③をそれぞれ、次のように片づけます。

A)調理台近くの棚の中に収納

B)調理台から離れた場所(例えば、調理台から離れた位置の棚・高い位置の収納スペース・ほかの部屋の押し入れや物入れなど)に収納

C)手放す

 仕分けるのがたいへんそうですか? ご安心ください。台所中のすべてのアイテムを仕分けるのはたいへんだと思いますが、調理台の上とその近辺のスペースだけなので、そこまで時間はかかりません。

 ふだん使わないアイテムがなくなると、調理台近くの収納スペースはスッキリします。「いつも必要」なアイテムだけをゆったり収めます。

 食器を洗うスポンジや洗剤も、シンクに置きっぱなしでなく、水気を切って、収納スペースに収めます。

 ところで、洗った食器の一時置き用の水切りかごや、キッチンマットをお持ちのかたは、仕分けついでに、思い切って手放しましょう。

 水切りかごは、水アカがたまったり、菌の温床になったり、清潔さを保ちにくいアイテムです。水切りかごがなくても、シンク横にふきんを敷き、洗い終わった食器をその上に置けば大丈夫です。

 キッチンマットも、水や油が染み込んだまま何日も放置されがち。マットを踏んだ足に汚れがつくと、その足を介して、キッチンの汚れが家中に広がります。床の汚れは、マットに吸わせるより、すぐふくほうが清潔です。

 キッチンマットだけを洗うために洗濯機を回して、乾かして……という手間をかけるより、こまめに床をふくほうが、明らかに労力がいりません。

 この二つを手放すだけでも、台所の憂うつ度は確実に下がります。だまされたと思って(笑)、今すぐ撤去してください。

参考として、下記に4人家族を想定した台所の必須リストを記載します。

(次回に続きます)