日本において、資産1億円以上の富裕層・超富裕層の割合は、全世帯中のわずか2.3%ほどとされています。
こうした状況の中で、「他人と同じこと」ばかりしていても、豊かさを得ることは困難です。お金持ちになるには、「他人の逆を行くこと」も必要であり、脳科学や心理学の考え方からも、富裕層の行動、生活に習うことはたいせつです。こうした観点から、「お金に好かれる財布」の特徴を見ていきましょう。
■お金に好かれる財布の扱い方
外では高級カバンに、家では金庫の中に入れる
財布を毎日使ううえで注意したいのは、お札と硬貨を分けて持つこと。財布に硬貨を入れ続けていると、どうしても財布の形が崩れ、それとともに金運は失われてしまいます。そこで、お札用の財布と、硬貨用の財布(小銭入れ)を用意しましょう。
お札用の財布に入れていいのは、お札のお金に値するクレジットカード・キャッシュカード・Suicaなどの交通系カードぐらい。割引券やポイントカードの類は、小銭入れに収納します。
レシートや領収書は「出ていったお金の象徴」ですから、財布に入れると金運を下げてしまいます。一方、「これからお金を呼び寄せるもの」である宝くじは、抽選前の券なら財布に入れてもOKです。ただし、外れたことがわかったら、財布からすぐに取り出してください。
財布に入れておく現金の額は、かつてリサーチサイトで行われた調査結果によると「1万円以上3万円未満」が大多数でした。
が、富裕層に学ぶなら5万円以上を入れたいところです。お金がお金を呼び込むので、まずは常にピン札の3万円を入れておけるように努力してみましょう。
そして、外出するときは高級カバンの中に、家では金庫の中に財布を入れておきます。
カバンや金庫は“財布の家”ですから、疲れた財布を休ませることができ、いい氣を財布に集めることもできるので、金運アップにつながります。
■お金に好かれる財布の扱い方
①お札用の財布とは別に小銭入れを持つ
②レシートや領収書は財布に入れない
③高級カバンと金庫を「財布の家」にする
■お金に好かれる財布の買い替え方
自分の幸福感を上げる財布を選ぶのが大事
ここまでの内容を読み、財布を買い替えたくなったかたは少なくないでしょう。そこで、新しく財布を購入する際のポイントもお話ししておきましょう。
まずは、財布自体の金額です。リサーチサイトのデータを見ると、男性は5000~1万円、女性は1万~2万円の財布を使っている人が多いようですが、1000万円以上の所得がある人の多くは5万円以上の財布を愛用しています。
しかし、いきなり高価な財布を持つのは難しい人も多いでしょう。前回お話ししたように3個以上の財布を持つなら、なおさらのことです。そこで、3段階の価格帯で財布を選ぶことをお勧めします。
例えば、近所の買い物には5000~1万円の財布。遊びに行くときは1万〜2万円の財布。人に見せるメインのものは3万~5万円の財布といったぐあいに、3段階にするわけです。
高級感のある財布を使っていると、自分の幸福感が上がります。そして、βエンドルフィン、ドーパミンという脳内物質の分泌が増えることで脳が活性化して前向きになり、いっそうお金を引き寄せる体質になります。チープな財布を使っていては、このように幸福感が上がりません。
同じ理由から、友人・知人からもらった財布でも、気に入らなければ使わないほうがベターです。
豊かになるには、幸福感を上げることが絶対条件。これは、行動経済学の鉄則なのです。
ですから、実際に財布を買い替えるためにお店に行くときも、気分のいいときにすべきです。
財布チェックテストで最適の財布がわかる
一般には、3~5年で財布を買い替える人が多いようですが、財布をローテーションで使っていれば、どの財布も長もちします。そのぶん、財布選びはより重要になってきます。
そこで、手軽にできる「財布チェックテスト」をご紹介します。
①足を肩幅に開き、片足で立った状態で、腕を人に引っ張ってもらい、体の揺れぐあいやバランスの崩れぐあいを確認しておく
②携帯電話やスマホの上に買いたい財布を置き、①と同じ動作を行う。①のときよりも体がフラフラしなかったら、その財布は自分に合っているということ。続けて候補の財布を置き、比べるのもいい
まず、携帯電話やスマホに財布を載せることで、財布に備わった氣を動かして増幅させます。身体バランスの変化によって、その氣の影響度、すなわち、あなたにお金をもたらす財布かどうかを測ります。
すなわち、自分の体と潜在意識に、財布との相性を問いかけているテストだと言えます。ただ、腕を引っ張る人が必要なので、家族や友人に付き添ってもらいましょう。
ぜひ、述べてきた手法で「お金に好かれる財布」を作ってください。きっと成功へと意識が向かっていく自分を実感できるでしょう。
■お金に好かれる財布の買い替え方
①財布の価格帯を用途別に3段階で考える
②メインはなるべく高級で気に入った財布を持つ
③購入の際には財布チェックテストを行う