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【IKKOさん愛飲】アンチエイジング納豆汁が美肌におすすめ!腸内環境が良くなりガス腹も予防

皮膚に住む美肌菌の多さに医師も驚き

5年ほど前、『美と若さの新常識』(NHK)という番組に出演したときに、皮膚には「美肌菌」と呼ばれる菌が住んでいることを知りました。正式には「表皮ブドウ球菌」というのですが、この菌が多いと肌の潤いが保たれるのだそうです。


番組内で出演者の顔の皮膚の美肌菌を採取したところ、ほかの出演者が1平方㎝あたり480〜1600個だった中で、私だけ3万6000個も住んでいて、皆さんに驚かれました。そのときに解説として登場していた皮膚科の先生も「これまで調べた人の中でいちばん多い」とたいへん驚いていらっしゃいました。


もちろん私も驚いたのですが、「あれがいいのかな」という心当たりはありました。


私は美容家なので、肌によい化粧品や美容クリニックでお肌のケアは常にしています。でも、それだけで美肌菌が増えたわけではないと思うのです。


私が普段から肌のために心がけているのは、体の中からきれいになること。そのために実行しているのが、「体によいものを食べること」です。

なかでも「免疫力を上げるのに役立つ10品目」と呼ばれる食品は、必ず冷蔵庫に常備しています。その10品目とは、ヨーグルト・ショウガ・ネギ・ニンニク・キノコ・みそ・海藻・豚肉・ブロッコリースプラウト、そして納豆です。この10品目は毎日必ずとっています。10品目と言うとたいへんに思うかもしれませんが、実はそれほど難しくありません。
例えば、いりこと干しシイタケでダシをとったワカメのみそ汁に納豆を浮かべて、その上にネギとショウガのみじん切り、生よりもにおいの弱いチューブのおろしニンニクをのせて食べると、これだけで7品目クリアになります。


これに、そのときどきでホウレンソウ、豆腐、油揚げ、シイタケやエノキなどのキノコ類を具に加えれば、完全栄養食と言っていいほどの一品になります。以前、このみそ汁をテレビで「アンチエイジング納豆汁」として紹介したところ、たいへんな反響がありました。

IKKOさんの美の秘訣!アンチエイジング納豆汁


納豆みそ汁を毎日食べるのは、やっぱり納豆が好きだから。


ごはんにみそ汁をかけて食べる「ネコまんま」が好きな人は多いでしょう。私の場合、さらに納豆も加えた「納豆ネコまんま」が大好きです。でも、これは見た目もよくないし、納豆のにおいも気になる……ということで思いついたのが、見た目もよくて、ネギやショウガの薬味が納豆のにおいを消してくれる、納豆みそ汁でした。


私の場合、みそ汁に入れる納豆は、小粒の納豆と、その納豆を包丁で刻んだものの両方を加えます。こうすることで、二つの食感が楽しめるのです。包丁で刻むのがめんどうな人は、ひきわり納豆を使用してもいいです。


みそもこしみそだけでなく、大豆の粒々が残っている粒みそも合わせると、大豆の香りやコクで風味がアップします。また、納豆を汁に入れて混ぜるよりも、汁に浮かべる程度にしたほうが、納豆の味が引き立ちます。


だし汁として使うシイタケの煮汁は、干しシイタケを水から30分ほど、汁が茶色になるまで弱火で煮詰めたものです。シイタケの煮汁はほかの料理にも使い勝手がいいので、私はいつもまとめて作って冷蔵庫に常備しています。こうしておけば、時間がないときでもサッと取り出して、おいしいみそ汁が作れます。


いりこだしについては、下準備がたいへんというかたは、粉末のいりこだしでもいいと思います。大事なのは、体にいいものをおいしく食べて、それを続けることですから。

週1回の「納豆の日」に納豆レシピを試す

私はとにかく納豆が大好き。1日3パック食べていたこともあります。でも、さすがにそれは食べすぎなので、今は1パックにして、週に1回程度2〜3パック食べる「納豆の日」を作っています。

みそ汁以外で納豆料理を楽しむのは、その納豆の日。定番は、キムチと和えるキムチ納豆、納豆やマグロ、イカ、たくあん、ワケギ、卵黄などをひきわり納豆にのせた五色納豆などですが、たまにカレーにのせて、納豆カレーにして食べることもあります。


カレーと納豆の相性がいいと教えてくれたのは、当時の彼でした。カレー味のカップ麺に納豆を入れて食べているのを見て「なにそれ⁉」と驚いたのですが、食べてみるとほんとうにおいしくてビックリ。興味のあるかたは試してみてください。
昔からお料理は大好きで、中でもお母さんが作るような家庭料理、韓国のオモニ(※日本語で「お母さん」の意味)が作る韓国料理などは得意だと思います。そんなお料理を中心にしたレシピ本を一昨年出版しました。

私が料理を好きになったのは、子どもの頃からキッチンが大好きだったから。私の中でキッチンはパワースポットというか、とても心が安らぐ場所だったのです。だから、キッチンだけはいつもきれいに片づけていました。

納豆はいろいろな料理に合います。意外な料理に納豆を加えてみて、納豆の新しい魅力を引き出すのも私の楽しみの一つです。

おなかに不快なガスがたまらない

私は、きれいな肌になるためには、免疫も関係があると考えています。免疫力が高くないと、肌はきれいになりません。だからこそ、「免疫力を上げるのに役立つ10品目」が大事。納豆みそ汁などで毎日納豆を食べるようになって、私は体の中の変化を感じています。


納豆もみそも発酵食品だからなのか、食べると腸で発酵する感じがして、お腹にガスがたまる感じがなくなりました。なので、おなかに膨満感があるような、ガス腹になることはありません。

以前、私は重度のパニック障害を患っている時期がありました。そのときは、腸内環境もよくなかったように思います。おなかにガスがたまって、不快感があったので、その経験からだと思いますが、今、腸がよい状態だとわかるようになりました。


腸に悪いものがたまっていると、それが血管の中に取り込まれて、血液とともに全身を巡ってしまうという話を聞いたことがあります。これは私の考えですが、納豆やみそなどの発酵食品を日常的にとると、悪いものが血管に取り込まれる前に排出されるのではないでしょうか。

私の場合、納豆を食べた後は、便通がよいと言うか、おなかにたまっていた宿便が全部出ているような、そんな気がします。

きれいな血液は、美肌の必須条件と言えます。東洋医学で、健康とは「気・血・水」が整っていることといいますが、美肌も同じです。健康できれいな血が巡ることこそが、美肌を作り出すのです。

健康できれいな血が巡ることこそが、美肌を作り出すのです。(IKKO)

きれいでいたい、いつまでも若々しくいたい、元気に活動したい、というかたは、ぜひ全身のバランスを整えてくれる納豆みそ汁を召し上がってみてください。自分なりのアレンジを加えて、おいしい1杯を作り出すのも楽しいと思いますよ。