脳の緊張をほぐし恐怖や不安も取り除く
長引くコロナ禍で、毎日のように悪いニュースを目にしたり、やりたいことを我慢したり、先の見えない不安にさらされたりしているうちに、「脳疲労」がたまっている人が多いようです。
「なぜか心身がしっくりこない」「気力が上がらない」「気持ちが落ち着かない」「眠りが浅い感じがする」……こうした状態が続いている人は、脳疲労の影響を受けている可能性が高いと言えます。
そのようなかたに、ぜひ試していただきたいのが「中指回し」です。
始める前に
頸を左右に回旋し、どこまで見えるかを確認しておく。同様に、頸を前後させ、どこまで動くかも確認しておく
※中指回しは左右どちらの手で行ってもよい(右利きの人は右手で左手を刺激するのがお勧め)
① 肩の力を抜き、手をブラブラさせる
② おなかに左手のひらを当てて、中指の爪の両わき、第一関節と第二関節の間、第二関節と指のつけ根の間の3カ所を順につまみ、息を「フーッ」と吐きながら、または「1、2、3、4…」と声に出して数えながら10回ずつねじっていく。「イタ気持ちいい」と感じる程度の強さで行う
※関節自体をねじるのではなく、関節と関節の間をねじること
③ おなかに左手のひらを当てて、中指をつまんで立てる。ほかの指はおなかにつけたまま、息を「フーッ」と吐きながら、またはゆっくり「1、2、3、4…」と声に出して数えつつ、中指を10回大きく回す。終わったら、同様に反対回しも10回行う
④ 太ももに左手を乗せて、息を「フーッ」と吐きながら、中指の上を指の根元から指の先端までしっかりさする。10往復繰り返す。背中をさするイメージで行う
⑤ 中指を根元から握って、押圧しながら指先へ引っ張り、最後は指をスポ~ンと引き抜く。息を「フーッ」と吐きながら、3回繰り返す
⑥ 左ひじを折りたたみ、手のひらを自分の顔のほうに向ける。右手で左手の中指の後ろ側を引っかけるようにして握り、鼻から息を吸う
左の手の中指をそらしながら、息を「フーッ」と吐き、同時に左ひじも前方に伸ばしていく
左ひじを伸ばしきり、中指もできるだけそらす。息を吸いながら、元の位置に戻す
終わったら…
中指回しが終わったら、「始める前に」で行ったように、頸を左右前後に動かしてみる。頸の可動域が広がり、体が緩んでいるのがわかる
※効果には個人差があります。
変化が感じにくい場合は、数日続けて行ってください