絵画とそっくりな龍雲が現れる!
私が、「龍神絵画」を描き始めたのは15年前。長年イラストレーターやキャラクター作家として活動してきましたが「絵師として、この世に作品を残したい」という思いを抱いたことがきっかけでした。
始めは偶然と思っていましたが、製作途中に散歩に出かけたりすると、描いている龍と同じ姿形・表情の龍雲が現れるのです。
そして驚くことに、絵画やグッズを購入したり、スマホの待ち受け画面に設定したりした人から、幸運の知らせが届くようになりました。
その中でも、印象に残っているのが、フィリピンの実業家からの依頼で描いた絵です。
Philippines黄金龍
描き進めれば進めるほど、どこかで見たような気がします。釈然としないまま作業を進めていて、ハッ! としました。依頼者と絵の構想を考えていた頃、たまたま訪れた沖縄で見た龍雲と瓜二つだったのです!
依頼者は、龍への思い入れが強く、絵に対する思いもひとしお。龍と共に水と山を必ず入れる条件や、詳細な配置のイメージなどもお持ちだったので、希望に近づけるために描いたラフスケッチは数十枚にも及びました。
これには大変驚きましたが、さらに驚きなのが後日談です。この絵を納品した後、フィリピンを100年に一度クラスの強力な台風が襲いました。
地元の被害は甚大です。依頼者の住む高層マンションも、依頼者の部屋の上下左右の部屋の窓は、粉々にクラッシュし、部屋がグチャグチャになる惨事でした。しかし、依頼者の部屋だけは、全くの無傷だったと言います。
後日、依頼者がご両親と日本まで来てくださり、「この龍は100年に一度の台風から家と家族を守ってくれた」とお礼を伝えてくれました。
※絵画は反転しています
さらに、同じ依頼者から「別荘用にも絵画が欲しい」と依頼がありました。「その土地から受けたインスピレーションで龍の絵を描いて欲しい」とのことでした。そのときに描いたのがこの絵画です。
PhilippinesTagaytay
守護龍
同じフィリピンの実業家のかたに依頼された別荘に飾るための絵画です。
招待を受けて現地を訪れると、その別荘は湖に浮かぶ活火山を見渡す高台にありました。山の手には富裕層が暮らし、湖畔や火山島の危険区域には貧しい人々が暮らしています。その理由は、火山島の肥沃な土地で採れる農作物や漁獲を求めているのだとか。のどかな湖畔のこの火山のスケールは世界最小級ですが、爆発すると島や湖畔はいっぺんに煙と灰に飲み込まれてしまうため、「守る龍を描こう」と思い、この絵画のイメージが出来上がりました。龍が手に持つ珠には「護」の一字を入れ、この土地すべてと人々を守護するダイナミックな降龍を描きました。
この絵画を依頼者にお渡ししてしばらくすると、数十年ぶりに湖に浮かぶ火山が噴火したというニュースが飛び込んできました。過去には、幾度も激しい噴火を起こし、数千人規模の死者を出すなど甚大な被害をもたらしたこともあるそうですが、過去に比べると今回は比較的小さな被害で済んだようで、人命の被害もなかったとのこと。「龍がこの土地や人々を守ってくれた」と、とても喜んでいました。降龍は、天のエネルギーを持って地上に降りて、その地の人々を守る存在です。
最初は「偶然」と思っていましたが、このほかにも「業績が大幅アップした」「臨時収入に恵まれた」などのお話を聞いています。
自分が向かうべき方向へ龍は導いてくれる
振り返ると、私のキャリアも龍神に導かれていたと思います。
デビューを目指していた頃、マンガ雑誌のイラストコンペに、ドラゴンのイラストで応募したところ入選しました。この応募がきっかけとなり、同誌の扉絵にドラゴンを描くという、絵描きとしての初仕事をいただきました。
さらに、初めてのレギュラーの仕事も、ゲーム雑誌でドラゴンのキャラクターを描くことでした。その後も、プロ野球チームのファンクラブやプロバスケットボールチームのために辰のキャラクターをデザインするなど、龍(ドラゴン)を描く仕事を手掛けてきました。
龍画家として活動するきっかけも、そうです。
仲間とバリ島に旅行に行ったときのこと。偶然にもヒンズー教の人が年に一度断食をする「ニュピ」の時期と重なり、島全体が静寂に包まれる神秘的な時間を過ごしました。
当時は、今のようにネットが普及していませんでしたから、それだけでも幸運なことですが、この昼間に人生で初めて龍雲を見たのです。
すると、帰国後すぐに、忍者映画の衣装のために、エアブラシを使って龍を描いて欲しいという依頼が来たのです。
この仕事が、龍画家としての活動の場を一気に広げてくれました。
龍神は周囲への感謝を忘れない人に必ず応える
龍神絵画を描くようになってから、私の人生もみるみると好転していきました。以前は、イラストレーターとして一定の評価を得て忙しくしていましたが、会社を回すために絵を描く感覚になっており、絵もダークなものになっていました。
プライベートでも悩みが尽きません。いつも心がギスギスし、人間関係のトラブルに留まらず、車で事故に遭うなど災難が続きました。
その理由は、「感謝」の気持ちを忘れていたがためでした。
それに気づいてからは、龍神はもちろん、すべてのご縁に「ありがとう」の言霊を忘れずにいることを心がけています。以降、運気も安定し、自分でも驚くほど、よい方向へと物事が進むことが多くなりました。
今更のお話ですが、今回ご縁をいただき『ゆほびか 2022年10月号』に初めて掲載させていただくことになりました。
せっかくならば、多くの読者様に幸運をお届けしたい。そう思い、龍神絵画を「龍神おまもりカード」として付録にしました。使い方の通り、カードと共にあり、感謝の気持ちを忘れずにいれば、龍神との絆が深まります。
その行く末として、幸運を引き寄せていただけましたら、これ以上幸いなことはありません。