前回は、財布をお清めすると金運が上がる理由についてお話しました。
ここでは、具体的なお清めの方法を見ていきましょう。
①財布を掃除し塩を入れて清める
お財布は、月に1度くらいの間隔で掃除するのがお勧めです。
中身をすべて出して、きれいにお手入れしてください。お財布にポイントカード、会員証、割引券、買い物のレシートなどがたまっている場合は整理して不要なものは捨てましょう。
汚いものや古いものと同じように、不要なものも負のエネルギーを持っています。お財布に、不要なものがたくさん入っているほど、金運が邪魔されやすくなります。
革製のお財布のお手入れは、メガネ拭きの布などを使って、お財布の内側と外側をていねいに拭くか、革製品専用のクリーナーで汚れを拭き取ってください。
実はここまでが、お清めの準備段階。準備が整ったら、これからご紹介する方法のどれかでお財布を浄化してください。優劣はありません。ご自分のやりやすいもので続けていただくといいと思います。
1つ目は、お塩を使ったお清めです。ひとつまみの天然塩を、お財布に入る大きさの小さなビニール袋などに入れます。それを札入れの中に入れて、お財布をひと晩寝かせておきます。
お財布を休ませるのには、ひんやりとした場所がよりお勧めのため、家の中心から見て北側の部屋にある棚やタンスの上にお財布を置くと、効率よくお財布を休ませ、お清めすることができます。
②新札やハーブを活用する
2つ目は、新札の紙幣を使ったお清めです。中身を全部出したお財布に新札の1万円札を何枚か入れて、やはりひと晩寝かせます。
新札であれば、金額は1万円でも10万円でも、ご自分が「お財布の中に、いつも入っていたらいいなあ」と思う金額を入れます。余裕があるなら、いくらでもお札の枚数を増やしていいのです。
また、今年の吉方位を調べ、新札を入れたお財布は家の中心から見てその方位の部屋に置くのがお勧めです。
こうして新札でお財布を浄化し、新札のエネルギーをお財布に染み込ませると、お財布に少しずつお金が集まり出すでしょう。
次に、ハーブを使ったお清めです。セージの葉を焚き、お財布を手に持ち、その煙を当てます。
これは、火を使ったお財布のお祓いの1つです。火のお祓いは、12日ごとに1度回ってくる「辰の日」に行うのがいいとされています。
セージはハーブ店などで手に入れられますが、なければほかのハーブの葉でもかまいません。
なお、浄化の力があるアイテムやお守りを財布に入れたいというかたもいるでしょう。
最初に入れるのは、何事もうまくいくとされる日である「大安」などがいいでしょう。一度入れたら、中身を全部出すときを除き、来年の立春まで入れておきます。
③新しいお財布に替える
奥の手のお財布の浄化法は、古いお財布を新しいお財布に買い替えることです。これも、れっきとしたお清めになります。
買い替える際には、お財布のスペースに余裕のある長財布にすることもポイントです。
新しいお財布は、古いお財布のように、とくにお清めする必要はありませんが、お財布を新調したら神社にお参りすることもお勧めします。
お財布を手に持って、「どうぞよろしくお願いします」と感謝の気持ちを込めてお参りし、いつもよりお賽銭を弾むといいでしょう。