ゆほびか ゆほびか
  • 文字サイズの変更
  • 大
  • 中
  • 小
  • SNS
  • twitter
  • facebook
  • instagram

【お金に好かれる方法】金運アップ!保険セールス日本一が毎朝実践する「幸せシャワー」のやり方

プロ野球選手をあきらめ保険営業でも挫折した僕がトップセールスマンになれた理由

なぜ、僕が2年連続日本一になれたのかお話しします

『ゆほびか』読者の皆様、はじめまして。しんちゃんと申します。保険のセールスマン、会員制フグ料理屋のオーナーをしています。

僕は「デキる男」ではないのですが、いつも応援してくださるかたが現れて、講演会でひっぱりだこになり、本まで出させてもらいました。

もともとは、プロ野球選手になることを夢見て、26歳まで猛特訓を重ねていましたが、結局、夢はかないませんでした。でも、野球選手になれなかったことが、僕の人生で最大のギフトとなったんです。

その後、保険のセールスマンになりましたが、売上のために必死で営業するスタイルには違和感がありました。そこで、「契約をとることよりも、毎日2〜3人の笑顔を作ろう。そうすれば1年間で1000人の笑顔が作れる」と決めたら、すごくワクワクしてきたんです。

こうして、毎日、その日会う人の笑顔を作ることを仕事にしていたら、気づいたら、契約してくれるお客様がどんどん増えていきました。

実は、フグの調理法をめぐって逮捕されたこともあるのですが、お客様の応援は変わらず、ついには、日本で150万人いるといわれる保険セールスマンのトップとなり、2年連続で日本一にもなりました。

そんな僕が欠かさず行っている、幸せを実感するルーチンがあります。それは、毎朝、起きてすぐにシャワーを浴びること。

「幸せだな〜」と言いながら、お湯を浴びるだけで、自分が幸せで満タンになり、周りの人も幸せになって、人もお金も集まってくるんです。

この「幸せシャワー」の奇跡について詳しくお伝えしていきます。

努力は裏切らない?
「めっちゃ裏切るやん」

幸せになるためには、努力も夢も目標もいらないと僕は思います。でも、それを確信したのは、プロ野球選手を目指して、苦しいトレーニングを続ける日々があったからです。

高校を卒業してから26歳までの9年間、夢をかなえるために、就職もバイトもせずに、野球だけに専念してきました。

松坂大輔投手の映像を見続けることで、時速120㎞だった球速を145㎞にすることもできました。でも、プロテストのたびにケガやトラブルに見舞われ、プロ野球と僕とのタイミングが合わないんです。

そのうち、大好きだった野球をすることがだんだん苦しくなってきて、幸せを感じることがなくなってきました。

努力してがんばろうと思ったら、努力とがんばりはずっと続きます。今にして思えば、もしプロ野球選手になれていたとしても、時速160㎞を投げる大谷翔平投手を見て、また苦しい努力をする日々が続いていたでしょう。

努力やがんばりも楽しめればいいのですが、できない自分にダメ出しを続けてしまう僕には、幸せな感情は永遠に来ません。努力は報われる、努力は裏切らないと言われますが、僕は「めっちゃ裏切るやん……」という気持ちでした。

ですから、プロ野球選手になることをあきらめたときは、憑き物が落ちたような気持ちでした。そして今度は、努力やがんばりとは違う別の選択肢で幸せになりたいと思ったんです。

「いつか幸せになるために、今が幸せでなくてもがんばる」というのは、今の自分に×を出すことになります。そうではなくて、先に幸せになる、今の自分に○を出す生き方を。

こうして、野球をやってた自分と、野球をやめてからの自分は、真逆の人間に変わりました。

26歳まで働かずに好きなことをさせてくれた両親には、感謝の気持ちしかありません。だからこそ、「たいせつな人を笑顔にできる仕事がしたい」という思いで、社会人生活をスタートしたのです。

とはいえ、これまで野球しかやってこなかったので、なんの資格も持っていません。母親から「あんたアホやから騙されそうやし、お金の勉強だけはしとけば」と言われ、ファイナンシャルプランナー2級の資格を取得しました。

その資格が生かせる仕事として、保険会社に就職したのですが、待っていたのは、キツいノルマと売上至上主義でした。みんながんばって仕事をしていましたが、見ていて苦しそうでつらかったです。

保険を売ろうとしてがんばると、プロ野球選手を目指していたときの苦しい気持ちがフラッシュバックして、「なんでまた努力するねん」という声が聞こえてきます。


「お客様の笑顔が見たい」
そんな僕の思いを上司に伝えると、「きれいごとや」とあきれられてしまいました。

結局、僕は契約件数ゼロのまま2カ月で退職することになりました。

自分を幸せエネルギーで満たし今日会う人を笑顔にする。
それだけで人生が激変した

どうすればいいか考えた末「幸せのシャワー」を始めた

保険会社を退職してからすぐに独立し、保険の代理店を始めました。とはいえ、友達も少なく、人脈もなく、「保険に入ってください」と営業するのも苦手です。最初の3カ月は、まったくお客様がつきませんでした。

書店に行って、営業のノウハウ本を買って読み、そのテクニックを試してみました。

すると、「なんとしても契約させるぞ」という自分の都合で物事を運ぼうとしていて、お客様を笑顔にすることは全然できていません。

がむしゃらに努力してがんばるやり方は、僕には合わないこともわかっています。
「このままではダメだ」と思い、3日間家にこもって、仕事について自分と向き合ってじっくり考えてみることにしました。

そこで気づいたのは、ワクワクした、楽しい気持ちで仕事をしたいということでした。

例えば、「しんちゃんに保険の相談をしたい」「しんちゃんから保険に入ろう」と思ってもらうのは、お客様の気持ちなので、僕には計算できないことです。

そこをなんとかしようと思うから、ストレスがたまって、楽しくなくなってしまうのです。

だから、計算できないことはやめよう、計算できることだけにしようと考えて、「1日2〜3人の人に会って、笑顔になってもらえばいい」とひらめきました。

会った人にすぐ保険の話をしたら、喜ばれません。まずは「今日、しんちゃんに会ったら元気になったわ」「しんちゃんに会ったら笑顔になれたよ」と言われたら、その日の営業は○ということにしました。

1日2人か3人の笑顔を作って、1年365日で計算すると、1年で約1000人の人の笑顔を作ることができます。これなら楽しめますし、ごはんくらいは食べていけるのではと思ったんです。

でも、今日会う人の笑顔を作るには、まず自分が幸せな気持ちじゃないと難しい。

毎日、自分をどうやって幸せな気持ちにしようかと考えたとき、朝起きてシャワーを浴び、自分を幸せで満たすイメージを持つのがいいのではと思いました。

浴びるときのお湯は、幸せのエネルギーというイメージです。

お湯で汗ばんできたら、自分の幸せは満たされて、あふれていると思うようにしました。そして、あふれたぶんだけ、今日会う人に幸せをプレゼントすることにしたんです。

自分からあふれ出した幸せで、今日会う人が笑顔になるところをイメージします。

ポイントは、「こんなことを言って喜ばそう」などと頭で考えないことです。頭を使って考えると、相手の気持ちをどうにかしようと計算したくなるので、言葉ではなく、相手の笑顔だけをイメージします。

これを毎日、欠かさず続けていると、劇的に人生が変わりました

金運とは人に応援され好かれること。そのためにはいつも同じ波長で幸せでいよう

最悪な状況であってもいい経験に変えられる

僕は、保険のセールスの仕事以外に、生まれ育った実家で、フグ料理屋のオーナーをしています。

実家は、1000年続く旧家ですが、家族は「古くて広すぎて住みにくい」と家を出てしまい、18代目の当主に当たる僕に家の処分が任されました。

実家は、村の中の不便な場所にあるため、僕は「更地にして売るしかない」と考え、大工さんに解体の相談をしました。すると大工さんは、「今では珍しい欄間や井戸、蔵もあって、潰すのはもったいない」と言うんです。

だったら、「縁がある人が笑顔を置いて帰ってくれる場所」にできないだろうかと考えました。

思い浮かんだのが、お連れするとお客様が笑顔になる大好きなフグ料理屋さんでした。相談してみると、「古い一軒家で隠れ家的なお店をやりたいと思ってた」と言われ、話はとんとん拍子に進みました。

オープンすると、会員制の隠れ家フグ料理屋として人気が出て、おかげさまで、いつも全国からの予約でいっぱいです。

でも、順風満帆な人生だと思っていた矢先、僕は2016年に突然、逮捕されてしまいます。大阪府の条例では、フグの肝を提供してはいけないのですが、不勉強のせいで、お客様に提供してしまったのです。

留置所で1日8時間の過酷な取り調べを受ける日々が始まりました。夜も顔にライトを当てられた状態で、思うように眠れません。おまけに、覚せい剤で捕まった同室者が、夜大便をする習慣があり、一晩中においにも悩まされました。

1週間後、初めての面会が許されると、妻がひすいこたろうさんの『ものの見方検定』(※)という本を差し入れしてくれました。

※改訂文庫版は『犬のうんちを踏んでも感動できる人の考え方』(祥伝社黄金文庫)

その本には「最悪は0・1秒で最高にできる!」と書いてあり、まさに目からウロコでした。「最悪と思える留置所生活も、なかなかできない特別な体験なのかも」と思い直すことができたのです。

取り調べで、生い立ちを繰り返ししゃべらされることも、僕の話を真剣に聞いてくれてありがたいと思えて、目の前の刑事さんに感謝の気持ちさえ湧いてきました。

こうして22日後、罰金を払って釈放されました。

そして、会う人会う人に「いい経験しましたわ」と言っていたら、「逮捕されて〈いい経験した〉なんてスゴイわ! 応援したい」という人が増えていきました。

そして、2018年には、とうとう日本に150万人いるといわれる保険セールスマンのトップに。保険セールス史上最高額の契約金額をお客様から預かったことでも有名になりました。

ひすいこたろうさんには、留置所で救われたことのお礼のメールを出したのですが、なんと返事が来て、講演会に呼んでいただきました。

そこでいきなり、100人以上のお客様の前で話をすることになったのですが、留置所で繰り返し生い立ちを話した経験が生きて、すらすらとしゃべることができました。

悪いことをしていたとしても、それは昔の自分であり、今のエネルギーを整えるだけで、人はいつからでもやり直せます。

前科のついた僕ですが、フグ料理店は相変わらず繁盛し、講演にも呼んでいただくようになりました。

短い目で見たら不幸だと思えることも、長い目で見るとスゴイ幸せにつながっているんです。

今、金運に恵まれていないと感じている人へのメッセージ

金運についていつも思うのは、お金を運んでくるのは人だということです。お金が歩いてくるわけではありません。

だから、人に好かれたり、人に応援されたりしないと、成功できなくて、金運もついてこないと思うんです。金運=人に好かれる、応援されることであり、そのためには「いつも同じ状態でいる」ことが大事だと思っています。

例えば、お客様に会うとき、ある日は明るいテンションで、ある日はドヨ〜ンとしていたら、信用されないですよね。

いつも同じエネルギーでいることが、安心感を生んで、人に信用されて、応援される人になるのだと思っています。

そして気がついたら、仕事に恵まれて、金運もついているんです。
「お金」「お金」と言っている人で、お金に好かれている人をあまり見たことがありません。

僕は、いつも「自分は幸せ」と思っているので、いつも同じ波長でいるんです。

だからお客様からは「しんちゃんは、今お金持ちになっても、昔となんにも変わらへんな」「だからずっと応援したいわ」と言われます。

これが、僕なりの金運を上げるコツなのかなと思います。

そして、同じエネルギーでいるための儀式が、毎朝「幸せシャワー」を浴びることです。

お金もエネルギー、人もエネルギーですから、自分がいいエネルギーを発信すると、循環していいエネルギーが帰ってきます。

僕は、夢や目標を持つと、「今の自分はイケてない」と思って今のエネルギーが落ちるので、夢や目標は持ちません。

でも、いつも僕は、幸せなエネルギーで、目の前の人のところに座ろうと決めています。

そのエネルギーを流したら、あとは宇宙におまかせで、自分の幸せな周波数と相手のかたの周波数が、どう共鳴するかを楽しむだけです。

だから、いつもプランを決めていなくて、お客様の前でも、保険の話をするときでも、何も考えていません。ただ、「喜んでもらえたらうれしいな」という思いで座ります。

おそらく、日本の150万人いる保険セールスマンの中で、誰よりもお客様の前で何も考えずに座り続けたのが、僕だと思います(笑)。