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【小林正観】【楽しい仕事】働く意義は「う・た・し」

「人間の仕事の本質は、お金を稼ぐことではない」(正観さん)

働くとは、周りの人(はた)を楽(らく)にするということ

「うたし会」という異業種交流会を主宰しています。

「人に『うれしい・楽しい・幸せ』と喜ばれ、自分も『うれしい・楽しい・幸せ』と喜べるように」が、うたし会のモットーです。500人以上のかたが参加し、「いかに喜ばれる存在になるか」ということを日々実践されています。

「働く」という言葉について考えてみましょう。働くとは、周りの人(はた)を楽にするということです。反対は、「はた迷惑」。働くという言葉には、お金や報酬を得るという意味はありません。

日本語には「仕事」という言葉もありますが、こちらは「事にお仕えする」と書きます。言い換えると、「喜ばれる存在になることに、わが身をお仕えさせる」ということ。この言葉にも、収入を得るという概念はありません。

英語の「ビジネス」(BUSINESS)という言葉は、本来は、忙しさという意味です。人からの頼まれごとが多くて、忙しいということ。ここにも、お金を得るという概念はありません。

おもしろいことに、仕事に関するいくつかの言葉の語源は、共通して、「喜ばれる存在になる」ことを示します。人間の仕事の本質は、「お金を稼ぐ」ことでなく「自分がいかに喜ばれる存在になるか」ということではないでしょうか。

はやっている店は「どう儲けるか」を考えていない

世の中には、はやっている宿とはやっていない宿があります。はやっている飲食店と、はやっていない飲食店があります。

私はトラベルライターですが、30年ほど見てきてわかったことがあります。はやっているところは「どうしたら喜ばれるか」を考えていて、はやっていないところは「どうやって儲けるか」を考えている。

どうやって儲けるかを考えている間は、お客さんは来ないでしょう。

ある喫茶店の経営者が言いました。「小林さんが言うとおり、喜ばれるように商売をやってきましたが、売り上げが全然上がりません。なぜでしょうか?」

簡単なことです。本人が勘違いしているだけで(はた迷惑)、喜ばれていないからでしょう。ほんとうに喜ばれていたら、売り上げはついてきます。※うたし会は、現在は行っていません。(『小林正観CDブック 神様を味方にする法則』より)

お金、仕事、家族、健康――あらゆる悩みが楽になる1冊です。