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【開運のキホン】福をもたらすトイレの神様・烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)様とは?

2020/08/14

炎の力で不浄を清浄と化すトイレの神様

トイレの神様とは、「烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)」。密教の経典にその存在が明らかにされています。

古代インド神話では、元の名を「ウッチュシュマ」と呼ばれた「炎の神」。聖なる炎によって、人間の煩悩や欲望を焼き尽くす功徳を持つといわれます。

 仏教においても、「炎の力で不浄を清浄と化す」神力を持つことから、心の浄化や日々の生活の中のあらゆる不浄を清めるとされています。

 現実的に不潔な場所であり、かつては怨霊の入り口ともされた便所を清浄な場所に変えるという信仰が広まり、特に便所の清めが、烏枢沙摩明王の功徳として有名になったようです。その後、下の病気で悩む人や、なかなか子宝に授かれない人を救うとされ、より多くの人の信仰を集めるようになりました。

烏枢沙摩明王をお祀りしているお寺に、静岡県伊豆市の天城湯ヶ島にある明徳寺があります。

金龍山 明徳寺(岡県伊豆市市山234)

烏枢沙摩明王を東司(トイレ)に祀っているお寺は全国にありますが、お堂に烏枢沙摩明王そのものをお祀りし、参拝できるというのは非常に珍しいそうです。

明徳寺は、正式名称を「金龍山 明徳寺」といい、今から600年前の室町時代に開基した歴史あるお寺です。江戸時代に、曹洞宗に改宗され現在に至っています。

本尊は、「拈華釈迦牟尼仏(ねんげしゃかむにぶつ)」となっていますが、そのご本尊よりも「東司の神様」烏枢沙摩明王を目当てで参拝される人がとても多いそうです。

日々の健康を感謝することで幸運が訪れる

 24代目ご住職である中島行信さんにお話をうかがいました。

「うちのお寺には、特に、子授け、安産、下の病にならないように、そして、一生下の世話にならないようにという健康を祈願して訪れる人がとても多くおられます。また、広い意味で、心清らかに過ごせるように、そして家族が不浄から守られますようにと、それこそ老若男女が全国より参拝されます。そして、実際にお子さんを授かりましたとお礼に訪れるかたも後を絶ちません」。

トイレ掃除で幸運が訪れたという方が多くおられるとご住職にお伝えしましたら、「金運に関してはなんとも言えませんが、烏枢沙摩明王は”下”の神様ですから、子宝や健康に関しては、確かにお守りくださるのではないでしょうか。1日に1回もトイレを使わない人はいないと思いますが、もしそうならご病気でしょう。そういう意味で、トイレの神様に日々の健康を感謝することで、多くの幸運が訪れるということもあるかもしれませんね」とのことでした。

掃除をしながら真言を唱えるとよい

では、 烏枢沙摩明王様のお力をいただく方法をご紹介します。

明徳寺はもちろん、全国の寺社で烏枢沙摩明王様のお札を頒布しているところがあります。

明徳寺で頒布されている烏枢沙摩明王様のお札

このお札をお分けいただき、トイレに貼ります。

そして眺めながら、また、掃除をしながら、 烏枢沙摩明王様 に感謝の念を送り、ご真言を唱えるとよいでしょう。

烏枢沙摩明王のご真言は、「オン クロダノウンジャク ソハカ」です。

 真言とは、サンスクリット語を音写したもので、真理を凝縮した呪文的な言葉とされます。発音そのものに意義があるということなので、ただただ唱えるとよいそうです。

ちなみに、この真言とは仏様ごとにあるもので、大日如来様なら「オン アビラウンケン」、大黒天様なら「オン マカキャラヤ ソワカ」といった具合です。

 真言は、心の中で唱えればよいそうです。もちろん声に出してもかまいませんが、奇数回がよいとのこと。ほんとうは21回唱えるそうですが、それだと大変なので、3回、もしくは5回という奇数回唱えるとよいと、中島ご住職に教えていただきました。