強い邪気を消し去った究極の浄化の印
私は普段からよく瞑想をします。私の行う瞑想は、「変性意識状態」といって、意識を失っているわけではないのですが、日常で目覚めている状態とは異なるところまで意識を持っていっています。
瞑想をしていると、まれに突然、何かに呼ばれるように深い瞑想状態に陥ってしまうことがあります。そんなときは、いろんな不思議現象に出くわすのです。
「八咫鏡の手印」が私の前に現れたのも、そういうときでした。八咫鏡とは、天照大神の宿るご神体として伊勢神宮にお祀りされている、天皇家に伝わる三種の神器の一つです。
10年ほど前、深い瞑想状態にあった私に、突然、雷のような衝撃とともに八咫鏡の手印が降ってきました。しかし、そのときは何を意味するものかわかりませんでした。
それから時が経って、３年ほど前のこと。私は、ある人を遠隔で浄化することになりました。「ずっと体調が悪いが、原因がわからない」と訴えたその人に浄化セッションを始めると、いきなり地震のように部屋が揺れ始め、ギギギギ、グガガガと耳をつんざくような音がどこからともなく聞こえてきたのです。
しばらくすると、部屋の隅に黒いドロドロした「もの」が私の視界の隅に入ってきました。私はとっさに「あれは見てはいけない」と察知しました。しかし、そのドロドロから黒いヒラヒラしたものが私に向かって伸びてきて、今にも私の頬をなでそうになったのです。
その瞬間、突然、あのときに降ってきた八咫鏡の手印が脳裏にひらめきました。「あれはここで使うのか」と悟った私は、すぐ八咫鏡の手印を組み、「とほかみゑひため、とほかみゑひため……」という言葉をひたすら早口で唱えました。
「とほかみゑひため」とは、最も強い浄化のエネルギーを持つ祓い言葉で、あらゆる邪気、悪気、悪霊などを祓います。神道でも最高のお祓いの祝詞と言われ、天皇家は毎朝、この言葉を唱えていると言われます。
八咫鏡の手印を組み、一心不乱に「とほかみゑひため」と唱えていると、突然ゴムが焼けたような、何かの腐臭のようなひどいにおいが漂い始めました。そして気がつくと、黒いヒラヒラもドロドロしたものも跡形もなく消え去っていったのです。
そのとき、すでに部屋は耐えられないほどの腐臭で充満していましたが、それもスッと消え去り、セッションを始める前よりも清らかな状態に変化していました。
浄化が終わると、その人は「体が軽くなった！」と喜んでいました。
祝詞は早口で一気に唱えるのがコツ
このことで八咫鏡の手印の浄化エネルギーは絶大だと実感した私は、それ以降も自分のセッションで八咫鏡の手印を活用しています。
八咫鏡の手印の浄化パワーは、私でなくても誰でも得られます。皆さんも、八咫鏡の手印を胸の上で組み、呼吸を整え、心を鎮めて「とほかみゑひため、とほかみゑひため……」と40回ほど唱えてください（やり方は下の写真）。これだけでそのときに憑いている邪気や悪霊が祓われ、心身がフラットな状態になります。その状態で、2023年『ゆほびか』3月号付録の「富と繁栄のカード」を持つと、波動が上がりやすくなります。
八咫鏡の手印による浄化を毎朝のルーティーンにすれば、生活のリズムが整い、邪気や不運を寄せつけなくなるので、１日を快適に過ごせるようになるでしょう。
八咫鏡の手印のやり方
❶写真のように両手で「丸い鏡」をイメージして、手印を組む
❷目をつむり、「とほかみゑひため、とほかみゑひため、とほかみゑひため……」となるべく早口で唱える。だいたい40回程度を目安に、回数より早口で唱えることがポイント
ポイントは、「とほかみゑひため」と唱えるとき、なるべく早口で一気に40回唱えてしまうことです。丁寧に一語一語言う必要はありません。とにかくスピード重視で、一気に唱えてしまうこと。唱えることに集中し、没頭することで、余計なことが考えられなくなります。そうすると、頭の中に残っていた不安やネガティブが削げ落ち、スッキリした状態になります。いわゆる「無」の状態。これが重要です。
お坊さんもお経を唱えるとき、早口で一心不乱に唱えます。これは没頭することで邪念や煩悩を捨て、「無」の状態になるためです。
「ほかに何も考えられないほど没頭する」ことは、実は浄化の基本です。これは呪文に限らず、趣味でもそう。自分が好きなことに集中し没頭しているとき、邪気や悪霊は取り憑きようがないのです。没頭できるほど楽しめる何かを見つけることは、開運の基本になります。
ちょっと不安が強いときや、心配事が重なっているとき、胸騒ぎがするときなどは、八咫鏡の手印で浄化をしてから富と繁栄のカードを持つと、波動、すなわち金運が上がりやすくなるでしょう。
