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小林弘幸医師が推奨! 誰でも簡単「1カ所片づけ」で部屋も自律神経も整う!

小さな迷いと選択が積もり積もって心身が疲弊する

「あれ、財布はどこに置いたかな?」
「あの書類はこのあたりに置いたはずなんだけど……」
部屋や机の上が散らかっていたり、ものが多かったりすると、このような「迷い」がたくさん発生します。

毎日の生活の中で繰り返される「迷い」と「選択」、小さなことのようですが、これが無数に重なることで、心身を疲弊させ、自律神経のバランスを崩してしまいます。

自律神経のバランスが崩れれば、体や心の不調につながります。
体や心が不調になれば、仕事のパフォーマンスが落ち、休みの日も楽しめなくなり、人間関係にも悪影響を及ぼします。
「部屋や机が散らかっている」状態は、これほどまでに人生のマイナスとなるのです。

自律神経の研究の第一人者で、順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生もこう話します。

小林弘幸先生

「私も40代半ばまでは、職場でも家でもたくさんのものに囲まれて暮らしていました。
当時はどれも必要と考えていたのですが、結局気に入って使う腕時計、着るスーツ、靴などが決まっていることに気がつき、本当に必要なものだけを残して、思い切って処分しました。
すると、仕事がとてもスムーズに回るようになり、いろいろなことがうまくいくようになりました。
当時、難儀していた人間関係も好転していったのです」

散らかった部屋で、多くの「迷い」に埋もれて生活することが、どれほど自律神経に負担を与え、人生の足を引っ張るか、小林先生ご自身も身をもって知った出来事だったそうです。

しかし、実際に部屋が散らかっている人、片づけが苦手な人、ものが多い人は、「本当に必要なものだけを残そう」と言っても、どこから手をつけていいかわからない場合が多いでしょう。

1日の終わりにどこか1カ所だけを片づける

そこで、小林先生がお勧めする方法が「1カ所片づけ」です。
仕事や外出から帰ってきた1日の終わりに、どこか1カ所だけ片づける方法です。

リビングのテーブルの上、デスクの上、洗面所の引き出しなど、広範囲でなくても、どこか1カ所だけ片づける。
そうすると、不思議なくらい1日のストレスを流せて、気持ちがスッキリし、1日の生活の中で乱れた自律神経が整います。

たった1カ所を片づけるだけなら5分もかかりません。
片づけが苦手な人でも、1カ所だけなら片づけられるはずです。
逆に、「がんばって一気に片づけてしまおう!」となるのは禁物。
時間がかかってやらなくなったり、片づけがストレスになったりするのは逆効果だからです。

1カ所だけでよいので、毎日1日の終わりに行うこと。
これを積み重ねるだけでも、片づいたスペースがだんだん増えていき、自律神経が整うと同時に、片づけへのモチベーションも上がっていくのです。

自律神経の専門医が考えた、最も簡単な片づけ術。
特に片づけが苦手な人、仕事や人間関係がスムーズにいかない人は、ぜひ「1カ所片づけ」を実践してみてください。


現在発売中の『ゆほびか』2022年12月号では、らに1カ所片づけの詳しいやり方や、特に自律神経が整う、お勧めの片づけスポットなどを、小林先生ご自身の体験談も交えながらご紹介しています!

どうぞお近くの書店、またはネット書店でお求めください。