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【耳の下を刺激する】だけで顔の骨の老化を撃退!全身の若返りにも役立つ

顔のシワやたるみの原因は「骨」の劣化

皆さんは、シワやたるみは、なぜできると思いますか?

これまでは加齢で筋肉が緩み、皮膚が重力で垂れ下がるのが原因と考えられてきました。
しかし真の原因は、別にあります。

それは皮膚と筋肉の土台である「骨」の老化。

加齢とともに骨は、もろく小さくなります。
すると、その上に位置する筋肉や脂肪の形も崩れ、皮膚が余ってシワやたるみとなるのです。

ちなみに、この骨の老化が一番早く始まるのは顔(!)。
太ももの骨と比較すると、なんと15年も早く、もろくなり始めます。 

つまり、骨を強化すれば、顔の老化を防ぐことができるのです。
そこで今回、ご紹介するのが顔の骨を強化する「耳下パタパタ」です。

耳下パタパタを考案した山本江示子先生(山本整形外科理事)によると、骨に押したり、圧を加えたり、刺激を加えることで、骨が強化されるそうです。

山本江示子先生

しかも、それだけではありません。

「骨を刺激すると、骨の細胞からオステオカルシンというホルモンが分泌されます。
オステオカルシンは全身の若返りを促す物質として、近年、世界的に注目されています。
通常、ホルモンはその受容体と「鍵と鍵穴」のような関係にあるため、決まった部位にしか働きかけられません。
しかし、オステオカルシンがすごいのは、万能の鍵として、全身のあらゆる部位に働きかけられる点。
骨から分泌された後は、血管を通じて体内を循環します。
脳の神経細胞を増やしたり、免疫機能や代謝機能を活性化させたり、筋力、運動能力を高めたりと、全身の細胞の働きをサポートしてくれます。
前述の男女28人を対象とした実験で、血中のオステオカルシン量も測定したところ、1カ月で57%もアップしていました。
耳下パタパタにはオステオカルシンの分泌を促して、全身を若返らせる効果も期待できるのです」

(山本先生)

そう!
万能の骨ホルモン「オステオカルシン」の分泌も活性化してくれるのです。

「耳下パタパタ」のやり方

耳下パタパタはとても簡単です。

やり方は、

①耳の下に手の母指球を当てる

②耳たぶの下の骨を持ち上げながら、両ひじを開いたり閉じたりパタパタとリズミカルに10回ほど動かす。両ひじを近づけるときに息を吐くとよい。
※皮膚を引っぱらないよう注意

以上です。

『ゆほびか』2022年12月号では、そのほか2つの耳周辺の骨を刺激する方法を写真付きでご紹介しています。


現在発売中の『ゆほびか』2022年12月号は、「耳もみ」「掃除と片づけ」の2大特集。

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