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【指ヨガ】腰痛・ひざ痛・めまいが取れた!心の不調も改善!整形外科で実践される著効続出のメソッド

2020/11/25

整形外科で実践!体の痛みから内臓の不調・心の不調まで改善する「指ヨガ」

全身で行うヨガと同じ効果が得られる

 当院では、西洋医学的な治療に加えて、自分でできるさまざまなウェルネスプログラムを導入しています。プログラムでは、それぞれ専門知識を持つ担当者が指導します。

 プログラムの中でも患者さんに好評なのが、手指をもむ「指ヨガ」です。指ヨガも、指ヨガインストラクターが指導を行っています。

 呼吸を意識しながら行う指ヨガは、全身でヨガをやっているのと同じような効果が得られます。

 指をもむことで、乱れた気の流れ(エネルギーの循環)をよくして心身のバランスを整え、また体が持っている自然治癒力(治ろうとする力)を高めることができるのです。その結果、病気は快方に向かいます。

 東洋医学では、「部分即全体」という考え方があります。手は単なる「部分」ではなく、そこには「全体」が反映されていて、全身の部位と密接な関係がある。

 体のどこかに不調があると、その反応が手に現れる。逆に、手を刺激することによって、体の不調を改善できるという考え方です。指ヨガも、この考え方を土台にしています。

心のあり方まで劇的に変わった

 指ヨガで、顕著な改善が見られた症例を一つご紹介しましょう。腰痛で来院した40代の男性Oさんの例です。

 なお当院では、指ヨガの効果を確認するために、患者さんの舌の状態を診る舌診と、血液検査を行っています。

 Oさんは、他医院でレントゲンと腰部MRI(磁気共鳴画像)検査を受けたものの異常なしと出て、整体院の治療を継続しても改善がみられませんでした。

 当院で行った血液検査では、白血球の中のリンパ球が通常よりも多い数値でした。これは、副交感神経が過剰優位になっていることを表し、気力が低下している状態であることがわかります。

 顔色も土気色で表情も乏しく、舌診でも、舌にひび割れの文様が多く見られ、倦怠感が強く現れていました。舌先も、自律神経のバランスの乱れを表す赤色でした(写真①)。

写真① 初診時

 このOさんには、指ヨガを1日3回以上行っていただいたところ、早くも10日後の診察では、以前と打って変わってにこやかな表情で現れ、顔色もよくなっていました。「指ヨガをすると腰痛がほんとうに楽になります」と話され、舌のひび割れも改善されていました。

私が驚いたのは、状態の改善もさることながら、「長年家族に対して言えなかった不満や怒りを伝えられた」ということです。指ヨガをすることで自分の心を見つめ直し、心の奥にため込んでいたものを出すことができたのでしょう。

 さらにそのおよそ1カ月半後、5回目の診察では、「今回の腰痛は、自分を見直すよいきっかけになりました。心にも体にもトゲがたくさん刺さっている状態でしたが、指ヨガを自分でしているうちに、そのトゲが1本ずつ抜けていった感じがします。今は、生きる欲のようなものが出てきて、将来のことなども考えられるようになりました」と話されたのです。わずか1カ月半で、心のあり方がこれほど変わったのです。その顕著な変化は舌を診ても明らかです(写真②)。

写真② 1か月半後の5回目の診療時

指ヨガをしながら心の声に耳を傾ける

 日々患者さんと接していていつも思うのですが、患者さんの自覚症状が腰痛や肩こり、首の痛み、ひざ痛であっても、その症状がすべてではないということです。

 実は、それは他の病気や未病のサインかもしれませんし、生活習慣の乱れ、家族関係や職場での人間関係などから受けるストレスの表現かもしれません。

 病気がほんとうに快方に向かうためには、自覚症状を治すだけでなく、その症状の根底にあるものに気づいて、そこにもアプローチしなければなりません。

 指ヨガをするときには、自分の体と対話し、体の内なる声に耳を傾けるつもりでするとよいでしょう。

指ヨガの効果は全身ヨガに匹敵!コツは呼吸に合わせてゆっくり手をもむこと

未病の段階で対処できる

 ここで紹介している指ヨガは、ヨガの大家である龍村修先生が考案した「龍村式指ヨガ」に基づいています。

手のひらと関連する部位
↑ちょうど図のようなイメージで手指と全身は創刊する
手の甲と関連する部位
↑手の甲側も同様に、図のように全身と相関する

 図を見てください。前項で述べたように、「部分即全体」つまり、手指には全身が投影されていることを示した図です。中指が頭と首にあたり、残り4本の指が手と足にあたります。手のひらは消化器系の内臓や子宮など、手の甲は背骨や骨盤などに相関しています。

 この考え方から、体の不調を感じる部分に相応する手指のポイントをもんだりねじったり回したりすることで、間接的にその部分の異常を修正することができます。

 また逆に、手指の違和感で、その部分に相応する体の部位に異変が起きていることを知ることもできます。つまり、指ヨガで体調の管理ができて、未病の段階で対処できるのです。

指ヨガのポイントは呼吸を意識すること

 やり方のポイントは、痛みやこりのある体の部位を意識しながら、そこの気の滞りを溶かして流すようなイメージを思い浮かべながら、押したりもんだりしてほぐしていきます。「痛気持ちいい」と感じる程度の刺激が理想的です。

 よく「指ヨガと手のマッサージは、どう違うのですか?」というご質問を受けます。

 違いは呼吸です。指ヨガを行うときには、全身のヨガと同様、呼吸がたいせつです。ハンドマッサージは呼吸を意識しませんが、指ヨガは吐く息を意識しながら行います。指を押すときやほぐすときにゆっくり息を吐き、指の力を抜くときに息を吸います。必ず意識・動作・呼吸を一体化して行います。

 指ヨガは、体の不調だけでなく、気持ちの落ち込みや倦怠感など、現代医学では病気と診断されないような症状にも効果を発揮します。

体の状態をいちばん把握しやすいのは手です。ぜひ指ヨガを体調管理にお役立てください。

指ヨガのやり方のポイント

全身のヨガのように、息を意識しながら指をもむ

(リラックスした状態で行う)

❶痛みやコリのある箇所を意識しながら押しほぐす

その箇所の気の滞りを流す、溶かすようなイメージを持ちながら押しほぐす

❷必ず呼吸といっしょに行う。呼吸が伴わないと、ただの手もみになる

・ゆっくり口から息を吐く。息を吐きながら押す

・ゆっくり鼻から息を吸う。息を吸いながら緩める

指回し(各指の関節を10回ずつ回す)
指つまみ(つまみながら伸ばす)
指引っ張り(つまみながら引っ張る)
指そらし(ゆっくりそらせる)
手のひらもみ(まんべんなく指圧する)
手の甲もみ(まんべんなく指圧する)