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【頭蓋骨を押してずれをリセット】すると小顔になる!視力もアップ!清水ろっかんさんが教えます

施術したら「さっきより目がよく見える」との声が!

 私は40年以上にわたり、骨格矯正を専門にしてきました。私が行う骨格矯正は、足首からひざ、股関節、骨盤、背骨、首。そして足元から全身の骨格のゆがみを矯正したあと、最後に頭蓋骨の矯正を行います。

 頭蓋骨矯正では、頭蓋骨の骨の結合のずれを取り、本来の正しい位置に戻します。顔の左右のゆがみが取れ、鼻筋が通って目がパッチリと開き、顔に立体感が出て小顔になるなど、美容効果が高いものです。

 顔は頭蓋骨の一部なので、頭蓋骨のずれを取ると小顔になるのは当然ですが、それだけではありません。私のサロンで顔と頭の骨格矯正を行った直後に、「視界が明るくなった」「さっきより目がよく見えるようになった」「目の疲れが取れた」と、多くのかたが口をそろえておっしゃるのです。

 そこで、視力検査表で測定してみたところ、施術後には視力が平均で0・2以上アップ。

 中には「緑内障の手術を受ける予定だったのに、受けなくてよいレベルまで改善した」「緑内障の進行が止まり、眼圧(眼球内部の圧力)が下がった」というかたもいました。

 症状や不調の改善度合いはまちまちですが、ほとんどのかたが、「世界の見え方が、とても明るくなった!」とおっしゃいます。

 視界の明るさや色合いまでが変わる正確なメカニズムはまだわかりませんが、一つだけ間違いなく言えることは、目がよくなった人は皆さん、前向きで明るい気持ちになってご自宅に帰られる、ということです。

骨盤のずれが頭蓋骨をもゆがませる

 なぜ、頭蓋骨矯正で目の不調が改善するのでしょうか。それを説明するには、まず、頭蓋骨のずれについて知っていただく必要があります。

 頭蓋骨はヘルメットのような「一枚岩」状のものと思われがちですが、実際には頭部に8個、顔面に14個、耳の中に6個の合計28個の骨が組み合わさってできています。

 これら28個の骨は、ごくわずかな靭帯によって連結しています。この骨の連結の仕方は頭蓋骨にしか見られないもので「縫合(ほうごう)」と呼ばれています。

 この縫合により、もし頭蓋骨に大きな衝撃を受けたとしても、骨と骨をつなぐ靭帯がクッションの役目を果たして、頭蓋骨の中にある大事な脳を衝撃から守ってくれるのです。

 多くの骨で構成されている頭蓋骨の骨は、全身の骨格のゆがみに連動して、ずれたりゆがんだりします。その大きな原因は、骨盤です。

 悪い姿勢や動作を積み重ねていると、仙腸関節(せんちょうかんせつ)(※)が開いて、骨盤が不安定になります。 ※骨盤の中央にある仙骨と左右の腸骨をつなぐ関節

 すると、骨盤が後ろに倒れてネコ背になったり、骨盤が前に閉じる「巻き込み骨盤」になったりして、股関節の位置がずれてきます。こうして骨盤のゆがみは全身に連鎖し、頭蓋骨までゆがませるのです。

目の血流アップで不調は改善

 また、頭蓋骨の骨は日常生活の中でもずれていきます。例えば、下を向くだけで、額(前頭骨)には上から圧がかかります。水をとりすぎたり、頭を使いすぎたりすると、頭がむくんで膨らみ、頭蓋骨を圧迫します。

 こうした圧力がかかって、頭蓋骨周りの筋肉や靭帯がこわばると、額の前頭骨は前に押し出されたあと、下に落ちていきます。

すると、その下にある目の周りの骨が、あたかも地球の表面を覆う大陸プレートが地殻変動で沈み込むように、前頭骨の下に潜り込み、くぼんでいきます。

 また、前頭骨が下に落ちてくると、眼球が入っているポケット(眼窩)が上から押されてつぶれ、奥の方に引っ込みます。

 こうして眼窩がくぼんで小さくなると、眼球が押されて眼圧が上がります。目の周囲の毛細血管も圧迫されて、目の血流も悪くなります。

 それが、目の機能にも悪影響を及ぼし、目の見えにくさ、視力の低下、眼精疲労、眼圧の上昇などにつながっていくのです。

 目の周りのシミやクマも、この血流の低下によって起こります。高齢になると目が落ちくぼんで小さくなる人がいますが、これも、頭蓋骨が硬くなってこわばることで、眼窩がくぼんでしまっていることが主な原因です。

 しかし、頭蓋骨のずれを正すことができれば、眼窩が広がり、目のくぼみが矯正されます。そして、眼球の圧迫が解消され、目の血流もよくなるので、機能も改善するのです。

気持ちのいい圧で視界は明るくクリアに

 ご紹介する「頭蓋骨押し」は、誰でもできる、頭蓋骨のずれを正して眼窩を広げる自己矯正法です。

 「眼窩を広げる」というと、何やら大ごとのように思えるかもしれませんが、目に直接触れるようなケアは一切ありません。ごく安全なので、安心してください。

 頭蓋骨押しは、「①頬骨を押し上げる」「②眼窩の上を引き上げる」「③眼窩を前に引き出す」の3ステップで行いますが、ポイントが3つあります。

 第1のポイントは、手のひらの母指球を顔に当てて、グーッと押し上げること。母指球を使うと力が分散されないので、しっかりパワーが伝わります。手の向きや、押し上げる方向を間違わないように注意して行いましょう。

「頭蓋骨押し」に使うのは自分の手の「母指球」のみ

親指の付け根「母指球」を使えば、弱い力でもパワーが伝わる

 第2のポイントは、力加減。力任せに思い切り押し上げる必要はなく、自分が「気持ちいい」と感じる程度の力加減で行います。頭蓋骨周りの筋肉や靭帯の緊張を緩めるには「気持ちいい」と感じ、リラックスすることが大事。骨はあまり強くない力でも、続けて圧をかける「持続圧」によって、スーッと動いてくれます。

 第3のポイントは、行う前に下記の「側頭骨ほぐし」を行っていただくこと。側頭骨ほぐしは、いわば頭蓋骨押しの準備マッサージなのですが、まずこれを行うことで体の緊張が緩み、頭蓋骨押しの効果を感じていただきやすくなります。

〈側頭骨ほぐし〉

体の緊張がゆるむので「頭蓋骨押し」の準備運動にも好適!

①両方の手のひらを軽く側頭骨(こめかみの斜め上)に置く

②頭の頂上に向かって頭皮を伸ばすような感覚で、側頭骨を押し上げる

③指先の向きを少し斜め後ろにずらす。

④ ②と同様に、側頭骨を押し伸ばす。①~③で計1分程度行う

いつでもできて安心でストレスがない頭蓋骨押し

 頭蓋骨押しは、眼瞼下垂の予防や改善にも役立ちます。続けることで老け顔を撃退し、スッキリと小顔に見える小顔効果や美肌効果も期待できます。

 いつ行ってもOKですが、1日1回、夜には必ず行うのが理想です。1日の目の疲れや頭蓋骨のずれをリセットし、寝る前に頭蓋骨に修正をかけることで、体に「理想的な位置や形状」を覚えさせることができるからです。

 セルフケアである頭蓋骨押しのメリットは、いつでもできて、安心で、気持ちがいいことです。眼圧の最大の敵はストレスですから、手軽で気持ちよくなければなりません。ぜひ、毎日の習慣として取り入れてください。

1カ所1分!目の不調を回復し美容効果も抜群の「頭蓋骨押し」お勧め2パターン

「頭蓋骨押し」を行う際のコツ

・どのマッサージも、合計約1分を目安に行うこと。1分続けて行っても、15秒を4回行ってもOK

・立った姿勢でも、座った姿勢でも行ってだいじょうぶ

・わずかな強さでいいので、圧をかけ続ける「持続圧」を心がける

・入浴中に行うのもお勧め。全身の血流がよくなっている状態なので、効果アップも期待できる

目のクマを消して、目力もアップ!〈前頭骨押し〉

①手のひらを軽くおでこの真ん中(前頭骨)に置く。手はどちらでもよい

②ひじを机につく。そのまま母指球を使って、頭上に向かっておでこを押し伸ばす

美容効果大!緑内障や近視を遠ざける〈眼窩押し〉

①おでこの中心寄りにある「眼窩のくぼみ」へ右手の母指球を当てる

② ①の姿勢のままひじを机につき、そのまま眼窩を押し広げる。右側が終わったら、左側の眼窩も行う

本メソッドの医師解説はこちら

医師も激賞!目の周囲の血流を回復させる【頭蓋骨押し】は緑内障・近視・疲れ目の改善につながる|ゆほびかweb