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29歳に見える55歳のプチプラコスメ

  • 著者

    奥田千鶴 著

  • ジャンル

    スキンケア・メイクアップ

  • 出版年月日

    2020.12.01

  • ISBN

    4837673262

  • 判型・ページ数

    ソフトカバー 128ページ

  • 定価

    1,400円+税

コンプレックスを輝きに変えて
皆さま、初めまして。ビューティースタイリストの奥田千鶴です。
私は今55歳です。実年齢を言うと、ほぼすべての方に大変驚かれます。
街中で大学生にナンパされるなど、たまに20代前半に間違われることもあり、「いったいどんな美容をしているの?」と、興味を持たれます。
「高級エステ通いやプチ整形とか、してますよね……?」と。
どれもまったくしていません。
高級化粧品をフルラインそろえて使っているわけでもないのです。
私は、基本的に倹約志向で、面倒くさがり。
でも、長年コツコツと続けてきたことはあります。
それをこの本で、たっぷりとご紹介したいと思います。
実は私は、物心ついた頃から「自分はブスだ」ということに気がついていました。
私の人生はコンプレックスから始まりました。
そして、「きれいになるにはどうすればいい?」とずっと考え、試行錯誤し、失敗と成功を繰り返してきました。
今の私は、ほぼ年齢を意識しておらず、常にマイナス20歳の感覚で過ごしています。
自分の年齢は単なる記号のようなもので、普段の生活では、「そういえば55歳だったわ」と忘れているほどです。
美しさというものは、お金をかければ叶うわけでは決してありません。
だから私は、100均グッズやドラッグストアコスメなどのプチプラアイテムも大好きで、興味がわいた物はすべて試してから、周りの方々にお勧めしています。
本当によい物を見極めて、その効果を最大限に引き出す方法(コツ)を知ることが大切です。
そして、今よりきれいになることに、遅すぎるということは絶対にありません。
明日の私は今日より可愛い。
そして、自分をきれいにできるのは自分だけ……
プチプラでもあなどれない人気の基礎化粧品
ドラッグストアで売られている1000円前後の化粧水や乳液、そして3000円前後の美容液。
これらは、高級な商品と遜色のない物もあると私は思っています。
もちろん、私自身が長年使ってみての感想です。
大切なのは、その商品の効果をちゃんと引き出す「使い方」なのです。
バタバタして時間のない朝や、疲れ切った夜など、日々の流れ作業のようにスキンケアを済ませていませんか?

化粧水を顔に塗る前は手を温め、次のアイテムに移る間は2~3分は空けてほしいのです。
こんな「ちょっとしたこと」が、あなたの肌を確実に若返らせます。

年齢を重ねると、同じケアをしても効果の出方が違ってきます。
なので、本書33ページのプロセスを参考に、化粧水は3度づけ、高保湿タイプも2度づけを習慣にしましょう。

手を通して、自分で自分を大切にしていることを肌の細胞に伝えるつもりでお手入れしてくださいね。
どんどんあなたを美しくする魔法の言葉
美容というのはスキンケアもメイクも、ほんの数秒・数ミリと、本当にちょっとしたことが多いのですが、そこに「意識」を向けるのと向けないのとでは、結果がぜんぜん違うのです。
お化粧をし始めて30年近くたっていれば、毎日のスキンケアもメイクも段取りを体で覚えているので、流れ作業のように短時間で済ますことはできます。
でも、この本を通して私とご縁を持ってくださった方は、ぜひ今一度、意識を向けてお手入れやメイクをしてみてほしいのです。

まずは頭の中に、マイナス20歳でみずみずしく、明るく、元気な自分をしっかりイメージしてみましょう。
そうすれば、必ずイメージに近づいていきます。
そして、スキンケアをしながら、「浸透、浸透……」「白くなれ、白くなれ……」「上がれ、上がれ……」とおまじないのように、小声でつぶやきます。
まるで細胞に聞かせてあげるかのように……。
明日の肌、10年後の肌が確実に変化しているはずです。
私が今のような美容系のお仕事を始めたのは50歳のときです。割と遅めですね。
最初は友人やその口コミという形で、ほんの少人数でのビューティセミナーでした。
正直、手探りの状態でしたし、新たな挑戦には不安も多かったです。
でもそんなときこそ、次の3つの言葉をつぶやき、自分に言い聞かせていました。
・私は運がいい
・私ってすごい
・私は大丈夫
すると、不思議と気持ちがスーッと落ち着いて、なんだか本当に大丈夫な気がしてきます。
言動に迷いがなくなるので、自信を持ってコミュニケーションできるようになり、信頼感が生まれるからか、すべてがよい結果につながっていきます。