もうすぐバレンタインデー。今年は“おうちバレンタイン”を楽しんでみるのも良いですね。北欧フィンランドのバレンタインデーの過ごし方が参考になるかもしれません。
フィンランドの2月14日は他の国とは違う、独特の習慣があります。フィンランドではバレンタインデーは、友達の日(Ystävänpäivä)としてお祝いをします。
友人、家族、隣人、同僚、そしてもちろん恋人など、フィンランド人はこの日、周りの人たち皆に想いを届けるのです。一年で二番目に多くカードやハガキを贈る時期でもあります。
モカブラウニ―(Mokkapalat)は、フィンランドで家庭で作ることのできるケーキの中で最も人気のあるもので、材料もスーパーなどで手軽に揃います。いつか行く、次の旅行に想いを馳せながら作ってみてはいかがでしょう。
フィンランドは国連による世界幸福度報告書(World Happiness Report)で、3年連続世界で最も幸福な国に選ばれています。フィンランド人に聞けば、彼らを幸せにしてくれるものは「友達」だと答えるでしょう。
バレンタインデーは、フィンランドでは恋人のためだけの日ではありません。「友達の日」(フィンランド語でYstävänpäivä)として、友情を分かち合う日なのです。
この日は、1996年から正式にフィンランドのカレンダーに記載されるようになり、当日は友人同士やカップルで集まって食事をしたり、スケートやそり遊びなどのスポーツを楽しみます。
クリスマスに次いで、カードやハガキを贈る日でもあります。メールも友人に想いを伝えるためによく使われます。
簡単!フィンランド流バレンタインデーのお祝いは「モカブラウニー」
フィンランドのモカブラウニ―(Mokkapalat)は、手早く簡単に作れ、フィンランド人に愛されているスイーツで、サイズも大小さまざまです。
チョコレートやコーヒー、モカ風味のお菓子などが好きな人にはたまらないでしょう。フィンランドは世界中で一人当たりのコーヒーの消費量が最も多いこともあり(年間10キロ)、最も人気のあるケーキがコーヒー味というのも納得です。
伝統的にバレンタインデーのお祝いに欠かせないチョコレートもまた、このフィンランドのブラウニ―で味わうことができます。
モカブラウニ―は、平たい濃厚なチョコレートケーキで、味わい深いモカ風味のアイシングがトッピングされています。これ以上のケーキがあるでしょうか!しかも作るのも簡単です。
材料もスーパーで揃うような安くて手軽なものばかりで、主に使うのはコーヒーとココアパウダーです。
モカブラウニ―レシピ
<材料>
マーガリン、もしくはバター200g
卵4つ
砂糖240g
小麦粉 300g
ココアパウダー 大さじ3
ベーキングパウダー 小さじ3
バニラシュガー 小さじ2
牛乳 200cc
アイシング部分:
溶かしたバター、もしくはマーガリン100g
冷やしたコーヒー 100cc
アイシング用砂糖 450g
ココアパウダー 大さじ2~4
バニラシュガー 小さじ2
<作り方>
1. バターを溶かして粗熱を取る。
2. 卵を溶きほぐし、砂糖と合わせて白くなるまで混ぜる。
3. 溶かしバターを加える。
4. 小麦粉、ココアパウダー、ベーキングパウダー、バニラシュガーを混ぜ合わせる。
5. 3に4で混ぜた粉類と牛乳を加える。
6. クッキングシートに5を広げる。
7. 200度のオーブンで10~15分焼く。
8. アイシングの材料を混ぜ合わせ、冷ましたケーキの上に塗る。お好みでカラフルなトッピングシュガーなどを飾りつける。
ちなみに、フィンランドの有名なチョコレートが日本でも買えるのをご存知ですか? フィンランドの国民的チョコレートブランドで、日本人の観光客にもお土産として大人気の「Fazer(ファッツェル)」は、イトーヨーカドーや飯能市のメッツァビレッジで、フィンランドの様々なお菓子と一緒に販売されています。
コロナが収束したら行きたいフィンランドのロマンチックな旅5選
フィンランドには、旅行ができるようになった時に訪れたい、様々な興味や趣向に合わせたユニークな旅先があります。それらに共通するもの。
それはどれも自然の真ん中にあり、世界で最も澄んだ空気、森の中の散歩、静けさの中での家族や友人と過ごす時間などを満喫することができることです。
1.大自然を満喫したい人には
Arctic Land Adventure Glass Igloo (アークティック・ランド・アドベンチャー・ガラス・イグルー)は北極圏の自然を満喫するのにもってこいの場所です。
ガラスの天井でできたイグルーで、周囲の絶景とオーロラを鑑賞することができます。
都市部から離れた湖の湖畔に位置するラップランドのサーミ族のトナカイ放牧場の中にあり、牧場の敷地を自由に歩き回るトナカイの姿に心を奪われるでしょう。
https://www.arcticlandadventure.com/en/our-accommodations
2.ミニマリストには
Majamajaは、岩の多い海岸沿いにあり、ヘルシンキの群島の海辺の景色を楽しむことができます。
自家発電を使用するキャビンでは、シャワーやキッチンなど現代的な快適さと共に、ここでしか味わえないミニマリストな生活を体験できます。
都市部に近く、ヘルシンキから自転車で30分ほどのロケーションにありながら、日常生活から離れ、子どもたちの教育にも良いエコな生活を体験できます。https://majamaja.com/
3.海が好きな人には
Kalle’s InnはUNESCOの世界遺産に認定されているクヴァルケン群島(The Kvarken Archipelago)の絶景を楽しむベストポジションにあります。
完全防音の建物には、小さな窓が備え付けられており、鳥のさえずりや波の音などの自然の音、花や海の香りをより近くで楽しむことができます。www.kallesinn.com
4.美食家には
Hotelli Punkaharjuはニコライ一世が客室を備えた森林警備隊用のロッジを作るよう命じたことから1845年 (フィンランドがロシア帝国の自治区であった時代) に建てられました。
その後歳月を経て改修され、世界的にも有名なフィンランド最古の公営ホテルPunkaharjun Valtionhotelliとして生まれ変わり、今日では、Hotel Punkaharjuの名でホテルが営まれ続けています。
国内有数の景色を誇るSaimaa湖の湖畔に位置するHotel Punkaharjuは、自然、芸術、美食への愛を融合させた場所です。ホテル周辺の自然の中に生えているキノコを採集して調理したキノコ料理や野生のハーブを使った料理が名物です。 https://hotellipunkaharju.fi/en/hotel/
5.高級志向な人には
Octola Private wildernessは、世界有数のプライベート・ラグジュアリー・エステートの一つで、北極圏と北欧を含むエリアでは初の五つ星を獲得した宿泊施設で、高級な五つ星ホテルに親しんだ旅行者向けに作られました。
また、二酸化炭素排出量の削減にも成功しており、環境に配慮した印象的な取り組みとしては、風力発電、地熱暖房、敷地内の湧水から直接供給されている飲料水などのグリーンエネルギーをフル活用していることが挙げられます。
ロッジの形は、過去に遊牧民の生活を送っていた人々のシェルターとして使われていた伝統的なラップランドの「ラーヴ」という建物に由来しています。
Octolaは、300ヘクタール以上の手つかずの北極圏の森の中にある人里離れた原生地域で、完全にプライベートな空間が保たれており、World Luxury Hotel アワードの受賞歴もあります。www.octola.com
Visit Finland (フィンランド政府観光局)について
旅行先としてのフィンランドブランドを発展させ、海外旅行者にフィンランドをプロモーションし、旅行業界の企業のグローバル化を支援しています。
旅行先や地域、旅行産業ビジネス、その他の輸出関連企業および大使館と協力しています。Visit FinlandはBusiness Finlandのグループ機関です。https://www.visitfinland.com/
Business Finland(ビジネス・フィンランド)について
フィンランドの政府機関で、イノベーションへの資金提供や貿易、旅行・投資促進を行っています。
世界各地の40のオフィスとフィンランド国内の16の地域のオフィスで、600人の専門家たちが働いています。ビジネス・フィンランドは、チーム・フィンランドのネットワークの一部です。 https://www.businessfinland.com
まだ海外旅行への見通しを立てにくいご時世ですが、いつか訪れることを夢見ながら、まずはスイーツで旅気分。いつもとは一味違うバレンタインを味わってみるのも楽しいですね。
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