怖れのバイブレーションは増幅しやすい
私たちの日常生活では、「こうすべき」「こうあるべき」といった周囲からの期待、あるいは自分自身の思い込みで、過重なストレス、苦痛になることがしばしばあります。
例えば、健康であるべき、幸せであるべき、仕事や家事をきちんとするべき、家族や友人とは仲よくするべき……。人によって、「べき」の内容はさまざまです。
また、周囲の期待と自分の理想が異なっていて、それが不安や焦りの原因となっている人もいます。
それから、「こうすべき」との思い込みにとらわれて、やりたいことがあるのに「私なんかが、やってはいけない」と行動を起こせずにいるかた、「自分はダメな人間だ」「自分はいけない人間だ」と、根拠のない自己否定や罪悪感を抱いているかたも少なくありません。
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このようなストレス、苦痛、不安、焦り、自己否定や罪悪感などの感情は、次第に、「怖れ」に変わっていきます。怖れは、実はものすごく力の強いバイブレーションで、心も体もコントロールし、その人の生き様や雰囲気に、大きな影響を及ぼします。
バイブレーションとは、振動しているエネルギーのことで、波動とも言いますが、目に見える・見えないにかかわらず万物に存在しています。人の感情にも、バイブレーションがあります。
似たバイブレーションどうしには引き付け合う性質があるので、怖れのバイブレーションを持っていると、同じく、怖れのバイブレーションを持つ人が寄ってきやすくなります。すると、怖れの度合いは増していき、気分が下がったり、うつっぽくなったり、心だけでなく体にまで不調をきたしたり、といったことも起きます。
逆に、安心や穏やかさのバイブレーションで満たされていれば、同じように、安らかに穏やかに生きている人が寄ってきて、ますます安心して過ごせることになります。 (『奇跡が起きる光の絵 ChieArt』より)
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本書の発売に寄せて、Chie先生から特別メッセージが届きました。