「ありのままの自分でだいじょうぶ」
怖れのバイブレーションに囚われているかたが、「光の絵」を見た途端に、突然涙を流し、そんな自分に驚かれる……そんな状況が、光の絵の個展会場では頻繁に起こります。その様子を見ると、絵が放つ光のバイブレーションが、見る人の心の奥深くに隠れていた光と、共鳴し合っているのがわかります。
絵と同じように、すべての人の中には、光があります。
この世のすべての人は、光そのものとして生まれてきています。
自分の中にある光に気づき、光のバイブレーションを取り戻すと、「こうすべき」「こうあるべき」という思い込みから解放されていきます。そして、「ありのままの自分でだいじょうぶ」と思えるようになるのです
また、怖れのバイブレーションを手放すと、生きるのがとても楽になります。私自身も、もう何十年も前ですが、怖れのバイブレーションでいっぱいだった頃がありました。当時は若かったこともあり、思わず見栄を張ってしまったり、知ったかぶりをしたりと、外側を繕うことがありました。
でも光のバイブレーションを思い出した今は、いつも素の自分で過ごせます。知らないことは、正直に知らないと言えます。
周囲のネガティブな言動に振り回されたり、自分に不要な情報や噂に惑わされたりすることもなくなりました。
気にならなくなったというか、そもそも受け取らなくなったような感じです。
この世にはよいも悪いも存在しない
さらに、怖れを手放してありのままの自分でいると、出来事や状況そのものに「よい・悪い」が存在しないことがわかります。よい・悪いを正しく評価できる人などいない、ということにも気づきます。
ありのままの光の存在である私たちには、愛にあふれる世界、幸せで楽しい未来しかありません。つらいことや嫌なことはしばしば起こります。でも、それを怖れる必要はありません。起きたことを「つらいことだ、嫌なことだ」とジャッジする必要もありません。
何が起きようとも、私たちの世界は光輝いて美しいのです。そんな世界を創造するのは自分。未来は自分次第。私たちは、ほんとうはそう知っているはずです。
そのことに気づくきっかけとして、光の絵を活用いただければ幸いです。光の絵をただ無心で眺める時間は、心身のメンテナンスに有効です。
世の中には美しいものがたくさんあります。ほんとうに美しいものの中には、怖れのバイブレーションは宿っていません。
何かを怖れているとき。今起きている出来事や、自分の人生について、悪い、つらい、嫌だ……と感じているとき。そんなときはぜひ、私たちの中心から湧き出る光のバイブレーションを再び思い出すために、光の絵を眺めたり、この世界にたくさん存在している美しいものを探したりしてみてください。 (『奇跡が起きる光の絵 ChieArt』より)
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本書の発売に寄せて、Chie先生から特別メッセージが届きました。