ツイてない人の家には、神様が不在のことが多いです
「最近ツイていない」と感じている人には、
お掃除、特に「台所のお掃除」は即効性のある運気回復術です。
ひとつひとつの部屋に神様がいらっしゃる
私は、雑誌や書籍の編集という仕事の傍ら、生活コーディネーターとして、年間80軒ほどのご家庭に訪問をしています。「掃除の必要性は感じているものの、どこから手をつければいいか……」というかたに対して、お掃除と整理整頓のアドバイスをするのが、生活コーディネーターの活動目的です。
一般のご家庭へ伺う中で、あるときふと気がついたのは、多くのかたが、お掃除をネガティブにとらえているという事実でした。
「すぐ汚れがたまる」
「誰もほめてくれない」
「忙しいからできない」
そう思っているかたが、おおぜいいるのです。
そこで私が皆さんにお伝えするようになったのが、「ほんのちょっとした行動でいいから、お掃除をやっていると、神様がほめてくださったり、喜んでくださったりするんですよ」ということです。
日本では古くから、「万物に神様が宿る」と信じられてきました。実は、八百万の神様は、自然の中だけでなく、家の中、部屋1つひとつの中にもいます。そして、私たちをいつも見守り、ご利益を授けてくれているのです。
ツイてない人の家には 神様が不在
「最近ツイていない」と感じている人には、お掃除は即効性のある運気回復術です。
ツイてない人の家には、神様が不在のことが多いです。なぜなら、神様は汚れや穢れを好まず、お掃除されていない家には宿らないから。
部屋のゴミ・ホコリ・カビ・悪臭・空気の淀みや湿気・散らかり……お掃除によって、そういったさまざまな不浄を一掃すると(あるいは、一掃しようという行動を起こすと)、神様はちゃんとそれを見ていて、家に戻ってきてくださいます。
そして、家の住人であるあなたのお掃除の習慣、お掃除に対する意欲が維持されている限り、神様は喜んで長居してくださるはずです。
運気全体を上げるには台所のお掃除がいい
では、神様に宿っていただくお掃除とは、どんなことをすればいいでしょうか。
あなたの体感として家が清々しくなるなら、どんなことでもいいのですが、特にお勧めなのは、台所のお掃除です。
なぜ台所なのでしょうか。台所で、日々休みなく営まれているのは料理です。料理は、同じ営みが延々と繰り返されるという点では“修行”のようであり、また、「無」から「有」を生み出し、家族みんなに幸せを与えられる点では、“神業”のようだとも言えます。台所は、そんな偉業を行うための聖域なのです。それだけに、ここをどう使うかで、吉凶が大きくわかれます。
台所には三宝荒神という「火の神様」がいらっしゃいます。荒々しい神様ですが、住む人が台所をたいせつに扱っているか、ちゃんと見てくださっています。また、「水の神様」である弥都波能売神もいらっしゃいます。人の生活を支え、成り立たせる火と水、両方の神様がいるのは台所だけです。
プチ掃除が習慣化するメリット
台所にせよ、それ以外の部屋にせよ、モデルルームのような完璧な状態を目指す必要はありません。まずは小さなことを1つだけでいいので、習慣にしてみてはいかがでしょうか。
例えば台所であれば、
「コンロの周りの飛び散りだけは、料理の最後に拭き取っている」
「このガラスのコップは光るまで磨いている」。
玄関なら、
「ドアノブを磨いている」
「靴は必ず靴箱に片づけ、たたきに何も置かないようにしている」。
リビングなら、
「ソファーの下と裏のホコリは毎朝除去している」(テーブルの周りだけ、部屋の四隅だけ、も可)。
洗面所なら、
「洗面ボウルとその周囲の水気をいつも拭き上げている」など……。
私はこれだけは続けている、とつい人に自慢したくなるような“プチ掃除”の習慣。これができると、神様のご利益に恵まれるだけでなく、お掃除に対しても、自分の生き方に対しても、自信がついてくるはずです。
拭く とは 「福」であり「不苦」
掃除にはいろいろな所作がありますが、私がお勧めするのは、手で拭くことです。「拭く」という言葉は、「福」や「不苦」に通じます。
拭き掃除と言うと、「ぞうきんがけ=汚れる・臭い」とイメージするかたも多そうですが、使い古したバスタオルをカットしたものを常備しておけば、水拭きも手軽でできます。不用品の再利用ですから、使用後はそのまま捨てられます。
汚れに直接、手を当てるあなたの姿に、神様は喜んでくださいます。
掃除や神様の本を書くようになって10年以上になりますが、「ほんの少しのお掃除で、福を授かることができた」というご報告は、全国から多く舞い込んでいます。
私自身もいつからか、必要なときに必要な額のお金が入るようになりました。神様からのごほうびだと、感謝しています。
神様が喜ぶお掃除で、ぜひ運気を好転させてください。