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【ニンジンジュース】血管年齢が若返りガンや心臓病を防ぐ!考案した医師は15㎏やせ

自分がやせるために医師が考案したジュース

最近、ニンジンジュースを健康活用されているかたが増えているようですが、実は、私もその1人です。4年前に「ニンジンジュース」でダイエットに挑戦し、15㎏やせました。

ダイエットを始めた当時の私は、不規則な食生活がたたって、最も太っていたときには79㎏(身長は173㎝)にまで達していました。

妻からは「こんなデブといっしょになったつもりはない」と責められますし、何より仕事にも支障があります。患者さんに「肥満は大敵。減量しなさい」と言っても説得力がありません。

さすがに危機感をおぼえ、ダイエットを決意したのです。まず、食べ過ぎを防ぐのと、排泄を促すために、朝食を抜こうと決めました。

午前中は排泄に適した時間帯で、何も食べないほうが、体内の老廃物を適切に排泄できるのです。ただ、朝食をやめるとはいえ、不足しやすいミネラル、ビタミンは効率よく取りたいものです。

そんな思惑から考え出したのが、ニンジンを主体に、リンゴ、レモン、良質な油を加えた“池谷式”のニンジンジュースです。

私は、このニンジンジュースを毎日朝食がわりに飲み、あとは、ごくふつうの食生活を送りました。その結果、50代にしてはひき締まった、けっこう格好いい体形を保っていると自負しています。

ニンジンのβカロテンが血管壁の老化を防ぐ

ニンジンジュースの健康効果は、ダイエットだけではありません。ニンジンには抗酸化作用に優れたβカロテンというビタミンが豊富に含まれます。

βカロテンは、免疫力を高め、ガン(特に肺ガン)を抑制することが確かめられているほか、動脈硬化や心臓病を防ぐことも知られています。

また、βカロテンによって皮膚の新陳代謝が促進されると、日焼け、シミ、ソバカスなどの肌トラブルも防げます。リンゴには、各種ビタミンやカリウムなどのミネラルが多く含まれます。

レモンは、言わずと知れたビタミンCの宝庫です。ニンジンジュースに良質な油を加えるのは、βカロテンの栄養吸収を促進するためです。βカロテンは脂溶性のビタミンのため、油をいっしょに取るほうが、効率よく摂取できます。

私は当初は、アマニ油を使用しました。アマニ油は体内でEPA(エイコサペンタエン酸)に変換されます。

EPAには、悪玉コレステロールを減らしたり、血管の柔軟性を高めたりといった作用があるので、血栓をできにくくし、高脂血症、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞を防ぎます。

ただ、ニンジンのβカロテンを効率的に摂取するという意味では、アマニ油でなければいけないわけではなく、エクストラバージンオリーブオイルなど、家にあるもの、お好みのものを代用してかまいません。

材料のすべてが血管年齢の改善に有効

ニンジンジュースの働きで、私が特に注目するのが、血管をしなやかにし、血流を高める働きです。アマニ油の働きは前述のとおりですが、ニンジンのβカロテンも、血管壁の老化を防ぎます。

リンゴのカリウムは血圧の上昇を抑え、さらにレモンのビタミンCは血管の強化に有効。これらの相乗効果は見逃せません。

こうした抗酸化作用は、血管の機能改善に役立つので、動脈から毛細血管に至るまでしなやかに開き、血液が体の隅々にまで行き渡るようになります。

その結果、酸素や栄養の供給、老廃物の回収がスムーズになります。これぞ、究極のアンチエイジングです。

ニンジンジュースを飲んでいる人からは、「肌がきれいになった」「シミができにくくなった」「肩こりがとれた」「血圧や血糖値が下がった」など、さまざまな喜びの声が聞かれます。

それも多くは、こうした血管年齢や血流の改善が原動力になっていると思われます。ニンジンジュースを作る道具は、滑らかな仕上がりになる石臼式の低速ジューサーがお勧めです。

ミキサーを使うと、水を加えなければいけないのと、食物繊維が多くなるので少々飲みにくくなります。ただ、逆に食物繊維もしっかり取りたいというかたはミキサーでもいいでしょう。

食物繊維の効果で便通がよくなると、脂肪の燃焼にも役立つ胆汁酸の新旧交代が促されます。また、腸内で増加した善玉菌が、食物繊維を餌として、脂肪細胞の肥大を抑制する短鎖脂肪酸をたくさん作り出すようにもなります。

健康的にやせたいかた、血管の老化を防いでいつまでも若々しく過ごしたいかたは、ぜひお試しください。

ニンジンジュースでやせて美しく若返る仕組み

◎排泄を促す

午前中の食事をニンジンジュースのみとすることで、排泄を効果的に行う◎脂肪をためない食物繊維を摂取し、便通改善。脂肪が体内にとどまりにくい体質に!

◎血流アップ

血管を若返らせ、血流改善。血流がよくなると、全身の細胞中の老廃物の代謝も促され、太りにくくなる

◎病気を予防!

ニンジンのβカロテンが免疫力を高め、病気を解消・予防する

医師が自分のダイエットのために考案した最強の「ニンジンジュース」レシピ【ニンジンジュース】レシピ

池谷医院院長・医学博士池谷敏郎

食べ過ぎを防ぎ、排泄を促すために、私も数年来、毎朝欠かさず飲んでいます。

おかげさまで、50代にしてはひき締まった体形を維持しています。手順は簡単。ぜひ習慣化してみてください。

【材料】

◎ニンジン中1本  ◎リンゴ中1/2個

◎レモン中1/3個  ◎良質な油※小さじ1

【作り方】

①洗う

ニンジン、リンゴ、レモンをよく洗う。

(重曹を入れたボウルでのつけおき洗いがお勧め)

②切る

①の材料をすべて皮ごと、ジューサーに入る大きさに切る

※リンゴとレモンの種のみ、ジューサーにかける前に取り除く

③絞る

材料をジューサーに入れる。ジューサーがない場合は、ミキサーでも可。ミキサーの場合は、水分を適宜加える

④仕上げ

コップにそそぎ、好みのオイルを加えたら完成!

【飲み方のコツ】

◎1日1杯、朝食の代わりに飲む

◎噛むように飲むのがお勧め

搾りかすもおいしく活用!

「ゆほびかメルマガ」でニンジンジュースに関するアンケートを行ったところ、搾りかすも活用しているとの声を、たくさんいただきました。

●「ニンジンの搾りかす、エゴマ油、レモン汁、塩コショウを適当に混ぜ、サラダのドレッシングを作り置きしています」(Tさん36歳主婦)

●「お弁当用のミニハンバーグやミートボール、鶏つくねを作るときに混ぜます。お弁当は食物繊維が不足しがちなので」(Sさん40代)

●「缶詰のミートソースに搾りかすを混ぜたら、食後20分くらいで“体じゅうのものが出た”くらいの大量便が!体調が一気によくなりました」(Yさん49歳会社員)

●「家庭菜園の肥料にします」(多数)

すてきなアイデア、ありがとうございました。毎日は大変かもしれませんが、週末など時間のゆとりがあるときに試してみてはいかがでしょうか。