
「チキンスープ」が血流を整える
漢方薬剤師 堀江昭佳
台湾ではスープで健康管理している
ぼくは出雲大社の参道で95年続く漢方薬局の四代目で、婦人科系の分野を専門とする漢方薬剤師です。この15年で、5万件の相談を受けてきました。
現在は、中国語を学ぶために、台湾に留学しています。
台湾の人々の食生活には、今も漢方や薬膳の知恵が生かされています。薬効のある食材や生薬(漢方薬の原料)を煮込んだスープを飲んで養生することが、食文化の中に根付いているのです。
スープの種類は多種多彩ですが、特に女性によいとされているのが、骨付きの鶏肉を煮込んだチキンスープ(鶏スープ)です。
例えば、骨付きの鶏肉と、漢方薬の代表的な補血剤(血を補う薬)である「四物湯」に配合されている生薬でもある当帰、芍薬、川芎、地黄を煮込んで作るスープは、生理中や産後に飲むスープとされています。
こうしたチキンスープは街中でも売られていますし、食材の違いはあれど、子どもの頃から母親がチキンスープを作って飲ませてくれたと言う台湾の女性は多いものです。
ぼくは今、台湾で暮らしていますが、この地の女性たちがチキンスープを日常的に飲んでいる様子を目の当たりにして、大いに納得しました。
というのも、ぼくは以前から、女性の患者さんたちにチキンスープをお勧めしてきたからです。

胃腸の調子が弱くても栄養素が吸収されやすい
チキンスープは、血を増やす滋養食です。
薬膳で鶏肉は「気血を補い、体を温め、胃腸を助ける」食材とされています。
1596年に出版された生薬学の教科書『本草綱目』にも、「鶏は肝肺腎の内臓を補強し、脾臓と胃を整え、また婦人病と産後によい」と記されているほどです。
骨には造血の力が備わっています。
そのため、骨付きの鶏肉を煮込んで作ったスープには、肉だけではなく骨からも、血液の材料となるたんぱく質や、赤血球の主要な成分であるヘム鉄などの栄養分が、しっかりとスープに溶け出すのです。
胃腸の働きが弱くても、栄養分が消化・吸収されやすいので、気と血を生み出す胃腸そのものも元気になります。
漢方では、「気(目に見えない生命エネルギー)」「血(主に血液)」「水(血液以外の体液全般)」の3要素が常に体内をスムーズに巡ることによって、心身の健康が保たれていると考えます。ほとんどの病気や不調は血と気の不足から起こりますが、ぼくの長年の経験から断言できるのは、血流が足りていない人が非常に多いということです。
特に女性については、相談に来られるかたの9割が、血流が足りていません。
血流が足らないと全身に不調が起こる
漢方では血が足りないことを「血虚」といいます。単純に貧血という意味ではなく、血液中の栄養やホルモン、エネルギーも含めた「血」の質が悪くなっていることも意味します。
血流は、全身の細胞に酸素や栄養を運び、老廃物や二酸化炭素を回収するとともに、体温や免疫力の維持にも働きます。
さらに、脳やホルモンを介して、自律神経の働きや心の活動をも支えています。
そのため、血流が足りないと、さまざまな不調が現れます。
例えば、体が冷える、むくむ、肩がこる、関節が痛む、体がだるい、疲れやすい、顔色が悪い、めまいや立ちくらみ、肌や髪がパサパサになる、抜け毛や白髪が増える、爪が割れやすいといった症状。
また、お通じが悪くて便秘や下痢をしやすい、よく眠れない。気分が落ち込んだり、無性にイライラしたりする——。
こうした「病気とは言えないけれど、なんとなく調子が悪い症状」を放置することで、生理痛や生理不順、不妊、更年期の不定愁訴を抱えたり、ホルモンや自律神経の乱れを招いたり、さらに深刻な病気を引き起こしたりします。
このような不調の大半は、血流が足りないことが原因です。
また、血流が悪くなる理由として、血が「足りない」という血虚に加え、血が「作れない」「流れない」ことが挙げられます。
血を作れないから、血の量が足りなくなり、足りないために流れも悪くなるのです。
漢方では、それぞれを次のような体質と考えます。
❶血が作れない(気虚)
「気」とは、血などを作って流すエネルギーのことで、気虚は気が足りない状態。胃腸や消化の働きが悪く、血液の原料となる栄養をじゅうぶんに吸収できず、血が作り出せない。疲れやすく、やる気が出ない。環境の変化で体調を崩しやすく、カゼを引きやすい。
❷血が足りない(血虚)
血は作れたとしても生理や出産、授乳などで失う量も多く、血の量が不足したり、血の質が悪くなったりする。婦人科系のトラブルが多く、心の状態としては不安感が強い。
❸血が流れない(気滞・瘀血)
血が作れないか足りない、あるいはストレスなどの影響で、全身の気と血の巡りが悪くなっている状態。肩こり、腰痛、頭痛が起きやすく、ストレスに弱くイライラしがち。
漢方ではほかにも体質がありますが、ぼくの薬局に相談に来られる女性は、共通して「気虚」「血虚」「気滞・瘀血」に当てはまりました。

自分の体質や血流の状態を知るには、鏡の前で自分の舌を見てみてください。下の色が淡い、真ん中にへこんだ線が入る、舌の裏側にボコボコと静脈が浮き上がるなどの特徴があれば、血流が悪くなっています。
実際、血流が足りない人のほとんどに、胃腸の働きが弱い「気虚」が見られます。
胃腸の働きが弱っているため、食べたものの消化・吸収がきちんとできず、体に必要なだけの血を作り出せない。血を流す力が足りないと、胃腸の働きもさらに悪くなる。そんな悪循環に陥っているのです。
そのため、血虚を解消するには、血の材料を補うと同時に、胃腸の働きを高めることも必要です。
その点でも、チキンスープは理想的でしょう。
食材をコトコトと煮込むことによって、食材の栄養素がスープに溶け出して消化・吸収されやすい状態になっているうえ、前述したとおり、鶏肉には胃腸の働きを助ける作用があるからです。
「朝、楽に起きられる」「冷え症が改善」「乾燥肌が潤った」と絶賛の声続々!
漢方薬剤師 堀江昭佳
チキンスープはどうアレンジしてもいい
チキンスープは、生理中や食欲がないとき、なんとなく体調が悪いときなどに、積極的にとっていただきたいと思います。
血は夜に作られるので、夕食時に飲むのがお勧めです。
チキンスープの材料は、手羽中、ネギ、ショウガのほか、ナツメやクコの実、カンキョウ(ショウガを蒸して乾燥させたもの)になります。
これらの材料が揃っているのが理想ですが、すべてを必ず入れる必要はありません。最低限、骨付きの鶏肉さえあれば、あとの材料は自由です。
味にしても、カレーやリゾットなどにアレンジしてもOK。ダシが出ているので、どんなふうに味付けしてもおいしくなるでしょう。
症状に合わせて、必要な具材を入れるのもお勧めです。
生理中などストレスを感じやすい時期には、気を巡らせる作用のあるセロリや香菜(パクチー)、ミツバなどの香味野菜を加えると効果的です。
薄毛などの老化現象が気になる人は、腎を補う作用のあるゴボウや大根などの根菜類をスープに入れるとよいでしょう。旬の野菜を使うこともお勧めです。
血液がよくなればうつやイライラも解消
チキンスープは、肌や髪のトラブルの改善にも効果が期待できます。
肌は「内臓の鏡」であり、チキンスープで血流がよくなると内臓が元気になり、内臓の働きがよくなれば必ず肌の状態もよくなるからです。
また、髪は「血余」とも呼ばれ、血が充実した状態でなければ、髪のコンディションもよくなりません。血虚が解消すると、抜け毛が減ったり、コシやハリが出てきたりと、髪にも元気が出てきます。
チキンスープで血流がよくなれば、体の調子がよくなるのはもちろん、うつや心の落ち込み、不安感、イライラ、無気力といったネガティブな感情も消えていきます。なぜなら、脳の血流がよくなるからです。
ほかにも、自律神経をコントロールしていると考えられている五臓六腑の「肝」を整えてくれます。
東洋医学において「肝」は肝臓の働きだけではなく、血流や自律神経、精神、感情などを司る全身の司令塔的な働き全般を指します。
肝臓は、血液を蓄え、血流量を調整する蔵血の臓器ですから、血が不足すれば当然、自律神経の働きにも乱れが生じることになるのです。
したがって、チキンスープで胃腸の働きを整えて血を作る力、血流力がアップすれば、自律神経のバランスも整ってきます。
それに自律神経は、寒暖差で乱れやすくなります。
冬の時期、つまり外は寒く、暖房が効いている室内は暖かいという状況ですと、簡単に乱れてしまい、頭痛やめまいなどの症状を引き起こします。
こういった症状に悩んでいる場合もチキンスープはいいでしょう。

たんぱく質豊富な鶏肉がやせやすい体を作る
ダイエットにもチキンスープは最適です。
鶏肉は、同量の豚肉に比べてカロリーは約半分で、たんぱく質は約2倍という栄養価が優れた食品です。
たんぱく質は、血液や筋肉、内臓、骨など体の材料となる重要な栄養素。たんぱく質をしっかり補給することで、摂取したカロリーを活動エネルギーに変える代謝力も高まり、やせやすい体作りに役立ちます。
食事の最初にチキンスープを飲めば、満腹感が得られて食べ過ぎを防げますし、朝食代わりにチキンスープをとれば、食べ過ぎで弱っている胃腸を休ませつつ、体に必要な栄養をきちんと補うことができます。
1週間程度、チキンスープを続けて食べてみると、体調になんらかのプラスの変化が見られるでしょう。
多くの人が実感するのが、「朝、起きるのが楽になった」ということ。冷え症が和らいだり、肌荒れや乾燥肌などが改善して肌が潤ったりする人も多くいます。
チキンスープをとり始めたならば、とにかく続けることがたいせつです。先に書いたように、カレーにしたりリゾットにしたり、このあとご紹介するように麺類と合わせたりするなど、アレンジを楽しみながら、できる範囲でとり続けていただきたいと思います。
ただし、飲みたくない、と思ったときは、体がチキンスープを必要としていないときです。そういったときは飲まず、「また飲みたい」と思ったときに再開すればいいでしょう。

軽い運動もプラスしてさらに健康に!
コロナ禍の影響で、運動不足に陥ったり、さまざまなストレスを感じたりしている人も多いことでしょう。
運動不足やストレス、不規則な生活は、血流が滞る気滞や瘀血を招く一因です。適度に体を動かさないと、気や血の巡りも悪くなります。
そうすると、気分が落ち込む、調子が悪くなるなどの悪循環に陥ってしまうのです。
こんなときには、健康な状態をキープできるように、食生活にチキンスープを取り入れることに加え、階段の昇り降りやラジオ体操など、なるべく体を動かして活動的に過ごすことを心がけるようにしましょう。
チキンスープ基本のレシピ
漢方薬剤師 堀江昭佳

【 材料 】7食分

鶏の手羽中(または手羽先)13~14本程度
コンブ 10㎝×5㎝
ネギ 青い部分
ショウガ(薄切り) 2かけ
ニンニク 2かけ
クコの実 10粒
ナツメ 3個(刻んである場合は大さじ1)
水 2ℓ
鶏がらスープ 大さじ1
①沸騰したお湯(分量外)に手羽中を入れて、1分ゆでる。別の鍋に水(分量)とコンブを入れ、火にかける

②ゆでた手羽中を取り出し、流水で洗う

③②も含め、材料をすべて鍋に入れる。沸騰したらアクを取り、弱火にして30分煮る

④最後に鶏がらスープを入れ味を調えて、完成。カンキョウを入れた場合には、ここで取り出す

基本のチキンスープを使ったおいしい活用レシピ
パクチーのチキンスープでストレス解消

【 材料 】2人分
チキンスープ 約400㎖
セロリ 1/2本
塩 少々
コショウ 少々
パクチー 適量
【 作り方 】
❶チキンスープのコンブを取り出す
ネギは取り出して斜め切り、ショウガは千切りにしてスープに戻す
❷①のチキンスープに薄切りにしたセロリを加えセロリがしんなりするまで煮る
❸塩、コショウで味を整える
❹器に盛り、パクチーを添えて完成
カレー根菜チキンスープで薄毛撃退

【 材料 】2人分
チキンスープ 約400㎖
ニンジン 1/3本
レンコン 1/2節
ゴボウ 1/3本
オリーブ油 大さじ1
カレー粉 小さじ1
塩、しょうゆ 各少々
【 作り方 】
❶チキンスープのコンブを取り出す。ネギは取り出して斜め切り、ショウガは千切りにしてスープに戻す
❷ニンジン、レンコンは皮をむき乱切りにする。ゴボウは皮を軽くこそげ、乱切りにする
❸②の野菜をオリーブ油で炒め、カレー粉を加えさらに炒める。①のスープを加え、根菜が柔らかくなるまで煮る
❹塩、しょうゆで味を整え、器に盛って完成
冬野菜のチキンスープで自律神経が整う

【 材料 】2人分
チキンスープ 約400㎖
ハクサイ 大1枚
ニンジン 1/3本
ブロッコリー 2~3房
塩、コショウ 各少々
【 作り方 】
❶チキンスープのコンブを取り出す。ネギは取り出して斜め切り、ショウガは千切りにしてスープに戻す
❷鶏肉はスープから取り出して骨を取り除き、粗くほぐしておく
❸ハクサイは食べやすい大きさに切る。ブロッコリーは小房に分け、ニンジンは短冊に切る
❹①のスープに③の野菜を加え、野菜が柔らかくなるまで煮る
❺②の鶏肉を戻し、塩、コショウで味を整え器に盛って完成
レモン鶏ソバは美白効果

【 材料 】2人分
チキンスープ 約600㎖
塩 小さじ1/2
ナンプラー 大さじ1と1/2
レモン(国産) 1個
コショウ 適量
中華麺 2玉
刻みネギ お好みで
【 作り方 】
❶チキンスープのコンブを取り出す。ネギは取り出して斜め切り、ショウガは千切りにしてスープに戻す
❷鶏肉はスープから取り出して骨を取り除き、粗くほぐしておく
❸レモンは4枚分薄くスライスして種を除き、残りは果汁を絞っておく
❹①のチキンスープに塩、ナンプラー、スライスレモン、レモン果汁、コショウを加え味を整える
❺中華麺を表示通りゆで、水気をよく切り丼に入れる
❻④のチキンスープをたっぷり加え麺ををなじませる。②のほぐした鶏肉と、刻みネギをたっぷりのせて完成
医師も絶賛!「チキンスープ」は乾燥肌・小ジワ・クマ・くすみを改善する
医師 橘田絵里香
女性に不足しがちな栄養を効率よく摂取可能
読者の皆さん、初めまして。ネットをよく見る人には、もしかすると「えりお@フリーランス女医」と申し上げた方が馴染みがあるかもしれない、さすらいの女医旅ブロガーでございます。
医師としての専門分野は、形成外科・抗加齢医学(アンチエイジング)で、手術のほか、さまざまな健康上の悩みを抱えた患者さんたちの診療も行っています。
今回、そんな私の視点から見た、チキンスープのメリットについてお話ししたいと思います。
栄養面におけるチキンスープのメリットとして第一に挙げられるのは、コトコトと煮込むことによって、鶏肉や食材の成分がスープに溶け出し、消化・吸収されやすい状態で栄養素をもれなく摂取できることです。
骨付きの鶏肉を煮込んでスープにすることで、鶏肉に豊富に含まれ、皮膚や骨を丈夫にするために欠かせないたんぱく質を筆頭に、女性に不足しがちな鉄分などの栄養素が、骨や皮からスープに溶け出して、効率よく体に取り入れることができます。
鶏肉といっしょに煮込む野菜や、味を調えるために加えるショウガやニンニク、ネギなどの香味野菜やハーブからも、栄養素がスープに溶け出します。多くの食材の「かけ合わせ」によって体に必要な多種類の栄養素を一度にとれることも、スープの大きなメリットです。
そして何よりスープをとることにより、体を温め、血流をよくすることができるということ。現代の日本人にとって。これは大いに健康価値があるのではないでしょうか。
マスク肌荒れも血流不足が一つの原因
最近、患者さんを診察していて痛感するのは、男女を問わず、血の巡りが悪い人が非常に多いことです。
皆さんは、肌荒れや吹き出物、乾燥肌などの肌トラブル、肩こり、冷え症、むくみ、不眠などに悩まされていないでしょうか? また、平熱が35℃台と低くなっていませんか?
これらの不調の原因の一つとして、新陳代謝の低下による血の巡りの悪化があります。
マスクによる肌荒れなど、肌トラブルの悩みを持つ患者さんは、ほぼ例外なく上半身の筋肉がガチガチに固まっていて、肩こりを抱えています。
患者さんに、「肩がこっていると肌はきれいにならない」とお話しすると、大抵驚かれます。が、肌に必要な栄養と水分は心臓から送り届ける血液が原料になりますので、血流が悪いと当然、肌のコンディションも悪くなることは、実は理にかなっているのです。
乾燥肌や小ジワ、吹き出物、肌のクマやくすみも、血流の悪さは原因の一つとなります。エステのフェイシャルトリートメントにおきましても、こうしたメカニズムをきちんと理解されているところでは、背中や上半身からマッサージを始め、血液やリンパの流れをよくすることから施術が始まります。
最近は、コロナ禍による外出自粛やリモートワークの影響で、座りっぱなしの生活や、長時間、スマホやパソコンに向かう生活を送る人が増えています。これらは、全身の血流を確実に悪化させます。
上半身につきましては、先ほど申し上げた通りですが、下半身も大事です。腹部内臓の機能低下は万病の元ですし、下肢の血流が悪くなると、足のむくみによりだるさがいつまでも取れなかったり、すねなど皮膚の乾燥・しっしんなどの肌荒れにもつながります。
全身血流の悪さは低体温をも招きます。私たちの体のあらゆる臓器は、体温が36・5℃前後のときに最大限に機能するようにできています。体温の低下は、消化・吸収・排泄・代謝・免疫など、体のあらゆる働きの低下を招き、さまざまな体調不良を引き起こすのです。
したがって、基礎体温の低い人、冷えを自覚している人は体を温め、血流をよくするチキンスープを食生活に取り入れることで、不調の改善や、健康増進効果が大いに期待できると考えられるのです。

世界中で作られているチキンスープ
骨付きの鶏肉を煮込んだチキンスープ、実はグローバルな料理です。日本における水炊き、韓国の参鶏湯やタッカンマリ(丸鶏の鍋料理)、インドのチキンカレー、そして最近某牛丼チェーン店に出されて大はやりしたジョージアのシュクメルリ鍋など、形態は違えどさまざまな鶏肉スープが世界中で食されています。
チキンはどの国でも比較的手に入りやすく、おいしくて栄養価が高いため、各国の気候風土や食文化に応じて、それぞれのやり方で煮込んでスープごと食べる料理が生まれたのではないでしょうか。そしてそれが健康によいことが体験的にわかっていたため、今もなお各国で食べ続けられていると思うのです。
台湾ではチキンスープは昔から、主に生理中や産前産後の滋養食として親しまれてきたともいいます。
出産は女性にとって最も体にダメージを与える出来事であり、ときには命を落とすこともあるほどです。それは人間が体験するストレスの究極形ともいえます。
その産後に食べられてきたり、勧められてきたりした食べ物です。現代のストレス社会では、あらゆる年代の女性や男性にとっても、体によい食べ物であると考えられるでしょう。
適度な運動はもちろん大事ですが、同じくらい大事なのが食生活です。この記事をきっかけに、あなたもぜひ、チキンスープを生活にうまく取り入れてください!