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【開運のキホン】日本列島そのものが双龍であり運を運ぶ存在!

数多の神社が龍神を祀る日本

 日本の神社には3000年の歴史があると言われますが、その多くは人の形の神を祀っています。祖霊神、つまり祖先の神様の信仰です。

 一方『先代旧事本紀』という古い史書には、神武天皇は体長3メートルの龍で、背中にウロコがあり……と書かれています。何億年か前にまでさかのぼると、神の姿は人ではなく、龍だったのではないか……? と、考えさせられます。

 龍は「水」を象徴する存在であり、龍がいる場所には、川や湖、滝など必ず美しい水があります。ここまでご紹介した神社も、きれいな水をたたえた場所とつながっています。

 大地の水は雨を降らせ、五穀豊穣をもたらし、命の連鎖へとつながります。それが日本において大神社から小さなほこらに至るまで、こぞって龍神を祀ってきた理由でしょう。

 神道の天才である出口王仁三郎は、「日本は龍体である」と言いました。これは確かに至言です。下のイラストをご覧ください。

確かに北海道が頭の昇り龍でもあれば、九州が頭の降り龍でもあり、日本列島そのものが双龍です。強力なパワースポットである北方四島と沖縄は、さしずめ龍のヒゲなのでしょう。

龍とつながる神社は直感で見つける

 現在の開運の象徴としての龍は、日本独自の龍神信仰と中国由来の龍が折り重なった、まさに日本人らしい重奏思考の龍だと思います。

 そういえば、かつての宮崎駿さんの大ヒットアニメ映画『千と千尋の神隠し』に出てくるハクも、ニギハヤヒコハクヌシという名前の神様で、白龍でした。

 龍が運を運ぶ存在だというのは、その動きを見ればわかります。運気もまた、波のように上がったり下がったりして進むものだからです。

 では、どうすれば龍とつながり、運気の波に乗れるのでしょうか。まずは、龍のいる神社に行くことです。

 九頭龍神社(神奈川県箱根町)、戸隠神社九頭龍社(長野県長野市)、諏訪大社(長野県諏訪市)、江島神社(神奈川県藤沢市)ほか、龍神で有名な神社に足を運ぶのもいいですし、近所で探してみるのもいいでしょう。

 そのとき、大事なのは直感です。書店でふと本を手に取るように、直感で龍との対話を試みてください。

 そのとき、願うだけではなく、自分の決意を示して龍に応援してもらうという姿勢が大事です。龍は、努力している人、楽しんでいる人のもとにやってきます。

 また、神社などで手に入る龍のアイテムを身につけたり、「龍神祝詞」を聴いたり唱えたりするのもいいでしょう。