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【動脈硬化】【心筋梗塞】上皇陛下の執刀医が伝授する「丈夫な心臓」の作り方

心臓病の原因は「生活の乱れ」だと既に解明されている

マフラーや手袋が手放せない、寒いシーズンに気になるのが「心臓の病気」。狭心症や心筋梗塞など、病名を聞くだけでも恐ろしい症状は、ぜひとも予防したいものです。

「実は、心臓はシンプルな臓器です。病気の原因や仕組みも既に解明されているので、心臓病はさほど難しい病気ではないんですよ」

そうお話してくださったのは、順天堂大学医学部心臓血管外科教授の天野篤先生です。天野先生は、これまでに約9000人の患者さんに心臓外科手術を行われました。その中には、上皇陛下(手術当時2012年12月は天皇陛下)もいらっしゃいます。

「心臓の主な役割は、全身に血液を循環させるポンプ機能。そのポンプ機能が適切に働かなくなり、狭心症や心筋梗塞の原因である“心臓の酸素不足”が起こるのはなぜか。それは、血液と血管にトラブルが生じているからです」(天野教授)

例えば、どんなトラブルかというと
◆コレステロールなどで血液が汚れ、ドロドロになっている
◆血管が収縮し、硬くなっている
◆血管に血液の汚れによって詰まり気味
などが挙げられます。

そして、これらのトラブルはすべて「生活の乱れ」が原因です。

心臓からの4大危険信号は、便秘・短眠・いびき、そして……

順天堂大学医学部心臓血管外科教授の天野篤先生

「病気にならない丈夫な心臓を作るには、血液と血管を劣化させない“生活習慣”が必要不可欠。当たり前と思われるかもしれませんが、健康的な食生活を心がけたり、ストレスを溜めないようにしたり、そういった生活習慣の見直しが、何より重要です。そのためにも、自分の心臓からの危険信号を見逃さず、しっかり受け止めなければなりません」(天野先生)

天野先生が考える、心臓からの4大危険信号は、以下の通りです。

◆便秘がち
◆睡眠5時間以下
◆いびきがひどい

◆おならが臭い

思い当たる人も多いのではないでしょうか……もし1つでもあてはまるなら、今こそ、生活習慣を見直すチャンスかもしれません。

『ゆほびか』2021年3月号では、心臓病を遠ざける食材や運動方法、さらに心臓のメカニズムについて、天野先生にたっぷりご解説いただきました。興味のあるかたは、どうぞお手に取ってみてくださいね。

『ゆほびか』3月号の大特集は「血液・血管若返り術」

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