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不眠の原因・むずむず脚症候群に効く!医師開発の【遠絡療法】で脚の不快感が解消(その2)

その1から読む

ドーパミンの分泌を促す治療点を刺激する

 むずむず脚症候群は、先に書いたようにドーパミンの分泌不足が関係しています。ですから、ドーパミンの分泌や機能に関わる下位脳(視床や視床下部などの間脳、延髄、橋、中脳など)のライフフローを改善する治療点を刺激します。

 今回、セルフケアのやり方を3つご紹介します。どれか1つだけを重点的に行ってもいいですし、1つまとめて実践してもいいでしょう。 

貼って治すやり方

 1つ目は、治療点に粒鍼(マグレインなど)や磁気治療シール(ピップエレキバンなど)を貼って刺激する方法です。

普段から貼っておくと、脳のライフフローが改善

 ①親指のつけ根の骨のへこんでいるところ

 ②手首の外側寄りの際にへこんでいるところ

 ③②から指幅1本分下のへこんでいるところ

 ④薬指と小指の骨のつ根                        

 ⑤手首 の内側寄りの際にへこんでいるところ

 ⑥から指幅1本分下のところ

むずむず脚の症状がひどいときは、顔にも貼ります。貼った上から指の腹で押すと、さらに効果的です。症状がないときも貼っておけば予防になりますし、体質の改善にも大いに役立ちます。

押して治す

・鼻の下、くちびるの下の2点を押す方法です。先の丸まった棒などで、ソフトに刺激するのもよいでしょう。この刺激は単なる不眠症にもよく効きます。

鼻とくちびるの中間・中央と、くちびるとあごの中間・中央の2点を同時に押す。今まさに「脚がむずむずして眠れない!」というときは、少し強めに圧をかける。単なる不眠にもよく効く。

顔に貼る場合

①鼻とくちびるの中間・中央

②くちびるとあごの中間・中央

③あごの下部分、顔と首の境目部分

④鎖骨の中央

横から見たところ

もんで治す

 刺激する部位は、小指の中手骨の外側です。むずむず脚の発作が出たときは、少し強めの力でもむとよいでしょう。

 中手骨を巻き込むように指を当てると、骨の突端(指側と手首側)に骨のくぼみがあります。そこに指を当て、骨に沿って左右にさすります。もしくは、反対側の手の指4本(親指以外)を当てて、中手骨に沿ってさすってください。

手のひらの小指の中手骨から手首にかけて、骨のきわを骨に沿って左右に強くにこする。

指を骨のわきに食い込ませて骨に剃って左右にさする。または4本の指で手の甲全体に包むようにして、刺激してもよい。今まさに「脚がむずむずして眠れない!!というときは、強めに刺激をする

 また、日頃からドーパミンを増やす行動もたいせつです。好きなことをしたり、目標を立てて達成させたりすると、ドーパミンの分泌が増えます。食べ物では、ドーパミンの原料になるたんぱく質の多い食品(大豆、肉、卵、アーモンドなど)を積極的にとってください。

反対にカフェインやアルコールは、むずむず脚や不眠の症状を悪化させるので控えましょう。

(その1を読む