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【秋元隆良の奇跡の写真】黄金のダブル富士

龍を呑みこんでから奇跡が起こった!

 私は40年間以上、カメラマンとして、鉄道や風景、ポートレートなどを中心に撮影しています。しかし、7年前のある日、「駐車場に変なものがいるから、撮影してくれないか」という知人の依頼を受けてから、私のカメラマン人生は一変しました。

 駐車場にカメラを担いでいくと、小さな水たまりの一カ所が、生き物のように動いていました。ブクブクと泡を立てたり、クルクル回転したりしています。「小さな龍のような何かがいる」と思った私は、地面に這って夢中で撮影しました。すると突然、水たまりからポンッとその何かが飛び出し、私の口に入ったのです。「あっ」と思ったときには、すでにのどを通過していました。

 それ以来、私は美しい自然に、龍や鳳凰などの伝説の世界に存在する生き物や、神様や精霊のパワーが写り込んだスピリチュアルフォトが撮れるようになったのです。

 この写真を人に見せたり、写真展を開いたりすると、「美しい」「不思議」「縁起がいい」とたいへん好評でした。さらに、信じられない感想もいただくようになったのです。「宝くじで500万円当たった」「パチンコで800万円貯まった」「子どもが難関校に合格した」「条件のいい仕事に就けた」などなど。

 最初は偶然だと思ったのですが、それにしては続きます。私の写真には、不思議なパワーが宿っているのかもしれません。

黄金のダブル富士

 湖面に富士山が写り込んだ「逆さ富士」は、見る人を魅了する絶景です。その美しさから「1000円札」の裏にも印刷されているほど。

 逆さ富士は、風のまったくない、湖面に波が立たない日に見られる風景ですが、広い湖面がまったく波立たないということはほとんどありません。

 撮影に訪れた日は、湖面に霧がかかり霞んだ状態でした。しかし、日の出とともに霧が晴れ、朝日が徐々に画面を黄金色に染めていったのです。

 キラキラと黄金に輝く富士山が、湖面にも美しく写り込み 1000円札の風景がそのまま金色になった、まさに奇跡の1枚となりました。