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【斎藤一人】人生が丸ごとうまくいく、心のモヤモヤが晴れる「ご神木の話」(2)

2021/02/17

斎藤一人さんは、全国累積納税額日本一の大実業家であるとともに、
人生哲学をわかりやすく説く大ベストセラー作家でもあります。

今回は2017年4月9日、東京のグランドプリンスホテル新高輪・飛天の間にて行われた「斎藤一人愛弟子出陣式」において、一人さんがお話しされた内容をご紹介します。

貴重なお話を、ぜひお楽しみください。

この記事は2017年のトークを基に構成されています。

最初から読む

ご神木に「お父さん、お母さん、こんなことあったよ」って言ってごらん

 今生で、自分の親になった「仮の親」は、何代も前から縁がある人なんです。人が何回も生まれ変わるときには、兄弟として生まれることもあるし、親として生まれることもあるし、仇として生まれるときもあるんですよね。

 要するに、いちばん修行しやすい親のところに生まれるようになっているんです。わかるかな?

 そういうふうになっているんです。だから、嫌味しか言わないお母さんとかお父さんの元に生まれてきたのは、その子どもにとって、いちばん自分が進化向上しやすいのが、その親だったっていうことなんです。

 嫌味なことしか言わない親ってね、子どもが「ハワイに行ってきたよ」とかって言うと、「お前ばっかり、海外旅行に行っていいね」とか、人が嫌がることを言うんです。そう言われると、モヤモヤするし、嫌な気分になるんです。

 そういうモヤモヤは、自分の中に貯めこんでいないで、神社へ行ってくるといいよ。神社に行って、神社のご神木を自分の親だと思うんです。

 ご神木に手を合わせてね、「お父さん、こういうことあったよ」「お母さん、こういうことあったよ」って言うと、スゴいエネルギーをもらえるの。

 神のエネルギーが満ちているところに戻ると、エネルギーをもらえるんです。ご神木とは、エネルギーが満ちている〝場〞の1つなんだよね。

 だから、ご神木に手を合わせて、「こんなことがあったよ、あんなことがあったよ」って言ってごらん。

 そうするとね、涙が出てくるんです。天と通じるから。「通じてるよ」っていうお知らせの涙なんです。

 こう言うと、「別にご神木じゃなくても、他の木でもいいじゃないですか」って言う人がいるんです。確かにいいんだけど、近所の公園に植えてある木に手を合わせていると、あやしい人だと思われるからね(笑)。

 ご神木ならだいじょうぶだからね(笑)。ほんとうに心が救われるから、よかったらやってみてください。

自分の人生の舵を取るためにいったん親のせいにするんです

 私のお弟子さんたちが、最近、いろんなところで講演活動をやってくれているんです。
 私がお弟子さんたちに、講演をやってくださいってお願いしたの。そして、講演会ができない人には「仲間の講演会を地元に呼んでちょうだい」って。

 お弟子さんたちは皆、私から教わったことを自分の講演会で話しているんですけど、みんながいろんなお弟子さんの講演を聞いていると、「あれ? 人によって言っていることが違うんじゃないかな」って思うことがあるかもしれないなと思ったので、私のほうから説明しておきますね。

 例えば、さっきの親の話をしたんですけれど、成長の過程で、親に重荷を背負わされてきてしまった子っているんです。あまり重荷を背負っちゃってるとね、動けなくなっちゃうの。

 あまりにも重くて、自分を支えるのもやっとなんです。自分を支えるのにパワーを使って、もう枯渇しちゃってて余力がないんです。つらい経験しすぎちゃうとね。

 だから、はなゑちゃん(舛岡はなゑさん)は「親のせいにしてもいいんだよ」っていう話をしているんです。

 なぜかと言うと、自分が背負っている荷物を降ろさないと、肩の荷が重くて動けなくなっちゃうから。

 こういう、はなゑちゃんの話が必要な人ってね、日本人の20%か、少なくても15%ぐらいは「いる」と思うんです。

 1%だって、日本の人口が1億2000万人だとすると、120万人ですからね。

15%と言ったら、たいへんな数で。何人なのかは知ってるけど言いませんよ(笑)。

 私のたいせつなお弟子さんの1人に真由美ちゃん(宮本真由美さん)がいるんです。

 同じ一人さんの弟子でも、真由美ちゃんが講演をするときは、「自分の人生は自分の責任だよ」というテーマになるんです。

 真由美ちゃんの話を聞いて、はなゑちゃんが言ってることと「違うじゃないか」って思う人がいるかもしれないけど、そうじゃないんです。

 はなゑちゃんは、「いったん自分が背負っている荷物を降ろそうよ」って言ってるんです。自分が自分の人生の舵を取って生きていこうと思っても、背負ってる荷物が重くて、動けない人っているんです。

 だから、「重い荷物を降ろして楽になろうよ」っていうことを話しているんです。

幸せになりたかったら舵をちゃんと握るんです

「自分の人生は自分の責任だよ」っていうのはね、こういうことなんです。

 いつまでも親のせいとか、他人のせいにはしてられないよ。ほんとうに。自分の人生って、自分が責任を取らないといけないの。

 責任を取るっていうことが「舵を握る」っていうことなんだよね。自分の人生の舵を自分で握っていれば、どこへでも行けるんです。

「幸せになりたいんです」と言いながら舵を放り投げていたら、船ってどこへ行くかわからないんです。

「ハワイに行きたいんです」って言いながら、だんだん寒くなってきたり、ペンギンが出てきたりしたらおかしいんだよ(笑)。流氷が出てきたりとか。

 それ、おかしいでしょ?

 幸せになりたいんだよね。だったら「舵をちゃんと握ろうよ」っていう話なんです。

次回に続きます

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